女房様とお呼びっ!
昨晩、『絶対彼氏スペシャル』を観た。 どうも、わたしはこの手の話に弱い。 案の定、またしてもボロ泣きしてしまったよ。
きっと私と同様に、多くの女子が涙したことだろう。 ロボットに感情が宿るロマンと切なさは、ヒトを泣かせる普遍のテーマだ。
ことに、もこみちクン演ずるロボットは、 唯一の女性を愛する目的のもと存在するなんつぅ、 乙女のハートをわしづかみな設定。
その目的が、自発する感情へと変化する奇跡がおきて、 そして始まる、夢のような、けれど残酷なお話。
やがて、この恋に幕を下ろす決心をしたふたりが、別れを前に語らう。
「リイコ、愛してるよ」といわれて、 「それってプログラムされてるから言ってるんでしょ?」といなす場面。 「うん、そうだよ」交わす言葉が示す、各々の明白な立場。
彼らが辿った葛藤の軌跡とその帰着の切なさに、 泣けて泣けてしょうがなかった。
もちろん、このシーンはドラマの見せ場、一番の泣かせどころなんだけど、 この心境にリアルに寄り添い涙するひとは、世間にどれほどいるだろう。 そう気づいては、なおさら泣けた。
まだ夫が「犬」だったころ、おなじような葛藤を抱えた。 主として慕われるごと、私は彼を加速度的に好きになり、 しかし、彼は「犬」としてこそ、私を慕うんだわと思えば辛かった。
恋するがゆえの不安もあったろうけど、 特殊な関係だけに、不幸な想像はより現実味を帯び、常に胸のうちを苛んだ。 実際、夫が犬を降りたとき、私はもう愛されても慕われてもいなかった。 「犬」は当然失われたし、ヒトになった彼自身にあってもね。
結果的に夫とは今もともにあるけど、 今もって思い出すだに泣ける、辛く苦しい喪失の物語なんだねぇ。
……とか、ドラマの余韻引きずって、おセンチかましてみたけれど、 とどのつまりが、結婚までして暢気に暮らしてんだもの、 ニンゲンってずるいよなあ(笑
だから、ロボットにピュアを託して泣くんだよ、うん。
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