moonshine  エミ




2006年04月25日(火)  体内消化に励まねば。

8時半〜24時、仕事。

月・火と修羅場。こういうときの仕事は、行き詰っても逃げ場がない。とにかくエンドレスなのだ。席から離れることもできない、あきらめて帰って明日にするとかありえない。理不尽でもムカついても焦っても、どうしようもない。とにかく落ち着いて、やり続けるしかない。ほんと、粘りと体力ですよ、最後は。

そういうストレスとは関係ないと思うが、ここ数日、胃の調子が悪い。食欲は普通にあるけれど、食前食後に胃が気持ち悪くなる。こういう生活だから、暴飲暴食なんてしてるヒマもなく、栄養不良の傾向はあっても、食生活は至って地味なのになぜ。特に午前中が良くない。人に言うと、胃酸過多の疑いありとのことだ。もう何日か様子をみて、変わらないようだったら人生初の胃薬を飲むかも。大正漢方胃腸薬か、太田胃酸か。おすすめの胃薬ってあります?

明日の午前中が終われば、少しは落ち着くかも・・・と淡い期待を抱いてみるが、無理だよな。よしんば落ち着いたとしても、それが「一瞬」のことであるのは、経験則でよくわかっている。

だいたいさー、と文句のひとつやふたつ、言いはじめたらキリがないんだけど、そんなヒマがあったら仕事しないといけないわけで。つまり今は早く寝ろってわけで。

今日の気持ちを忘れずに、でも明日の朝にはリセットして元気な顔で。
できるよね。
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2006年04月24日(月)  君がいなけりゃ

日曜日は久々の休みだった。

「海が見たいの」なんつって車を出してもらって、芥屋まで走った。春らしい日差しが車の中にいると暑いほどで、賢ちゃんは半袖のTシャツ一枚になって運転してた。たくましく筋ばってほくろがいっぱいある腕がなんだか懐かしくて横から撫でてみた。柔らかいうぶ毛の感触も気持ちよくてうっとり。そう、私は男の腕フェチである。賢ちゃん「そんなにこすらんでも、俺、寒ぅないばい」。こすっとらんめーがって(←あ、方言きつすぎました?)

実は2週間会わない間に喧嘩してて(会わなくても、じゅうぶん込み入った喧嘩ができるこの現代メール社会よ。)、会ったら膝つきあわせてきっちり話しようじゃないの、なんて思ってもいたのだが、会ってみると「ま、いっかなー」て気分になって、お互いニコニコしていた。これって、問題解決に際しての苦しみから逃れているのだろうか。

でも確かに、おんなじ時間を共有すること、特に、一緒に食べたり寝たりすることで中和される部分ってあるんだよね。まぁまたそのうち同じようなことで喧嘩になるんでしょう。喧嘩して仲直りして、その連続の果てに「喧嘩のときはホントに憎らしいけど、やっぱりこの人がいなきゃだわ」って思うのか、「やっぱりこれは相容れないってやつさね。」って思うのか、またそのつど考えよう。まあとにかく、私の彼氏は相変わらず頑固で男前で有言実行、だからこそかわいいとこ見るときゅんときちゃう。

5時から家でビール飲みはじめて、豚肉たっぷりの湯豆腐つくって、まったりと夜を過ごした。食べたあとの片付けをすすんでしてくれる彼氏ってすばらしいなーと思う。お風呂に入って、23時過ぎには就寝。
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2006年04月22日(土)  毒もった人間でかまわないもん

10時半〜22時、仕事。出社した瞬間から体がだるくて仕方がない。疲れが澱のようにたまっている・・・とかいう、ときどき小説やなんかで見かけるフレーズを、こういうとき、思い出す。

それでも仕事を始めるとなんとかしゃっきりしてくるから不思議だ。慣れやねー、人間。

午後、D先生がご来訪になる。この方、監査法人の福岡事務所の中でももっとも、おエラい先生なのである。うちの担当は、主任さんがこれまた福岡事務所の若きエースって感じの人でとても優秀なのだが、彼も、この先生が来る日には緊張しきっていて、急に杓子定規なことを言い出したりする。先生は今日はじめて、この決算の内容をご覧になったのだが、いくつかの資料を所望され提出すると瞬く間に、これまた会計士級に優秀な私の上司すら把握していなかった検討事項を、いくつかおっしゃられたのであった。すげえ。
ていうかウチの会社のやってることと言ったら・・・。溜息。

昨日は夕方から、全社で期初会議が開かれた。今後2ヵ年の計画が示される。

・とあるセグメントの検収15%増って現況ではどう考えても無理があるのでは?
・損失の織り込みが少なすぎるんじゃないでしょうか
・資産が増える=借入が増えるのに、金利負担が増えない計画って・・・? 金利上昇局面だってのに
・子会社の借入が増えないわけないじゃん
・とあるセグメントの減収の補填を別のセグメントの売上にして帳尻合わせをしようとしすぎでは
などなど、突っ込みどころ満載の予定B/S、P/Lが提示された。

社内の資料だと思えば、希望的観測で社員のお尻を叩くのもひとつの手なのかもしれないが、以前、とある事情で対外向けに作成されていた資料でも、同じような計画が作られていたことを知る身としては、やっぱり突っ込みたくもなるというものだ。この計画に沿ってがんばらなきゃいけない営業の人たちってかわいそう。ま、そのぶん、営業はお給料高いから仕方ないかもねー。

と、他人ごとみたいな口を利いちゃうのは、毎回この日が、私にとって怒りチャージが充填される日だからである。この会議の後には、ホテルの別室で立食パーティーが行われ、そこで前期の表彰がある。

営業の人たちはこの機会に、つまり半期に一度、事務の女の子も含めて、ほとんど全員といっていいほど、報奨金をもらえる。ひとりで10万円以上もらう人もいる。もちろん、うちの会社の人たちは、ほとんどみんなが自分の仕事に対して一生懸命で、それで目標を達成したのだからどうこう言うつもりはない。一部の人たちにしか馴染みのない、経営陣のお仲間的お客さんたちが招待されたりもするし、みんなが嬉々としてこのパーティーに出席しているとは思わない、でも、行けばそれなりに懇親的に楽しい面もあるだろうし、二次会とか三次会はくだけた雰囲気になって面白いこともあるだろう。繁忙期まっさかりの私の部署は、このパーティーに出席したことはない。どうせ表彰されることもないし、行きたいとも思わないんだけど、自分たちだけ会社に居残って、あーだこーだ面倒な仕事を深夜までやってるのって、正直、ちょっとも面白くない。

しかし私はこの怒りをエネルギーに変えて仕事してるんだ。私たちの仕事は孤独で評価されることは少ないけど、誰にだってできることじゃないんだ、みんなとは違った視点で、俯瞰しながら、会社のために働いてる。どこまでも縁の下で、一見閉鎖的だけど実は「世間さま」という窓の外の広い世界を相手にしながらね。

上司の有能さやすばらしい人間性、自分のがんばり、会社の理不尽さや一部の心ない人々の見方、すべてが私に武器を与えてくれると思おう。私を賢くしてくれてありがとう。いつもあれこれ考える人間でいさせてくれてありがとう。賢くないほうが、大樹に寄るほうがうまく渡れることの多い世の中でも、私はやっぱり賢いほうがいいよ。要領よく陽の目を見なくたっていいよ。

なんて、かぎりなくかわいくないことを思う日だってあります。ちょうど、非人間的な生活に疲れまくりストレスためまくりな時期に、毎回、あるんだもんなー、この会議とパーティー。
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