moonshine  エミ




2005年11月03日(木)  ブランニュー!

なかなかいい気分です。マグナムドライ2本目。最初はスーパーで買った白身魚のフライとチーズコロッケを食べ、一時中断して洗濯などし、手羽先と大根の煮物を作ってちょこちょこつまみながら、そして今も大根がほくほくになるのを待ちながら、飲んでいる。

そしてこれがニューマシンからお届けする最初の日記! そう、今日、ヨドバシカメラで買いました、東芝のdynabook! ペンティアム搭載、office2003が入ってて、512MB、100GB、それで179,000円でした(値段まで記録するところが俗的ね)。セットアップもネット接続も簡単ちんでした。あたしも時代の子ね!自画自賛。さっそくi-tunesをダウンロードし、CDをがんがん食べさせてます。君は胃袋が大きいからもっともっと食べれるよね〜!ね〜!

ひとりで過ごすお休みの日となると、パソコンだけでは満足できずにやっぱり本も購入。『大学の話をしましょうか』(森博嗣 中央公論新書)、『剣客商売二 辻斬り』(池波正太郎 新潮文庫)、『しをんのしおり』(三浦しをん 新潮文庫)、『今夜はパラシュート博物館へ』(森博嗣 講談社文庫)。『大学の話をしましょうか』は、さらさらともう読了。Q&A形式で、大学とは、教育とは、働くとは何か、ということについて森博嗣の思考が披露されていく。


Q:
近頃は「ニート」という言葉をよく聞かれると思います。働かない若者に大してはどうお考えですか?

A:
いえ、特になにも、これといった感想はありません。働かなくても良い環境があれば、誰だって働きたくない、それは至極当然のことではないでしょうか? 何故働かなければならないのか、ということに大人はどう答えれば良いでしょうね? そちらのほうが聞きたいくらいです。

働くこと、社会に出ることは、そんなに生やさしいことではない、と大人はよく口にしますね。だけど、僕個人の感想を言わせてもらえば、子供のときの試験勉強なんかのほうがずっと辛かったように思います。大人の仕事って、けっこう合理化され、効率化していて、楽ではありませんか。生やさしい、とまでは言いませんが、そんなに脅かすほど苦しいものでもないでしょう? 

むしろ、仕事の中に、ある種の楽しみがあって、そこで生まれる人間関係がその人の人生にプラスになることも多いはずです。ですから、働かない人は、そういう面で損をしているとは思いますね。

働いている者が偉い、働かない者は一人前ではない、という考え方は間違っていると思います。その理屈が、男女差別や、老人差別、子供差別の基本になっているものです。人間は、働いているから偉いわけではありません。働くために生きているのでもありません。

これまでは、みんなが労働をしなければ生きられない貧しい時代だった。あるいは、その前は、一部の働かない人たちが、大勢の人間を働かせて、富を集めていました。ですから、その反動で、全員が働いてこそ権利が認められるのだ、という思想も生まれたのだと思います。しかし、労働という意味が、すでに昔とは異なってきているのです。

自分のためだけではなく、他人が望んでいることを分担する、という気持ちがあれば、その人は社会性をもっているわけで、この世の中ではきっと上手く生きていけるでしょう。仕事をするかしないかよりも、その社会性のほうがずっと重要だと考えます。


長々と引用。幸せだなーと思う。たった数百円で、こういう思想が誰にでも読める世の中。面白いなーと思える自分。ちなみに、森博嗣は名古屋大学工学部建築学の助教授だった。今は50歳くらいなのかな? どうも最近、大学は辞めて、文筆業に専念してるみたいだね。

そう、仕事なんてそんなに偉ぶることじゃない。誰でもしていることだ。辛いことは多いけど、楽しいことも多い。あたしたちは(少なくとも私はね)ピラミッドや奈良の大仏を造るために労役についているわけでもないし、富岡製糸場で一日15時間とか働かされているわけでもない。(そういえば、一日15時間くらい働いている日も少なくない気もしますが・・・) お給料をもらってお酒を飲んでるしパソコンを買うし、いい同僚や上司にめぐり合い、知識を得てる。「働いてます」っていう社会的信用も持ってる。クレジットカードばんばん(って限度額は身の丈にあってますが。)切れる。

あー、煮物おいしい。秋深し、ですな。もうちょっと食べようかな。それからお風呂入ろうかな。あいてる日付の日記も埋められるかもしれません。お休みばんざい。

明日は賢ちゃんが東京から帰ってくる。
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2005年11月02日(水)  水野さんばりにね。

8時〜21時半過ぎ、仕事。まだまだ忙しい。東京に行ってる賢ちゃんと、日に何度かメールのやりとりをしている。そのたびに、「いやー、メールって、本当にすばらしものですね。」と思う。夜は来客あり。
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2005年11月01日(火)  方向を定めても迷路は続く

8時〜21時、仕事。

辞令が出て、今日から職位が変わった。今年は私だけだった。詳しくは割愛するけど、とりあえずの明確な変化は、給与が上がるということ。それ自体は正直にうれしい。だけどとても複雑。事前に相談したとき、上司には、「あなた自身も含めてみんなが“間違ってる”と思っている制度に乗るということ。それでいいの?」とか、その他もろもろ、まったく正しく、理路整然とした意見を言われた。ほかにも、信頼できる人に何人か持ちかけて、いろんなことを言われた。でも何のアクションも起こさずに心の中で悶々と不満を抱えながら仕事を続けるほうがネガティブだという結論に私は達して、会社に対しても今できる範囲で自分なりの筋は通したと思う。稟議を否決されてもよかった、まっとうで、誰もが納得できる理由を説明してくれれば。むしろ、会社としてはそうあるべきだったはずだ。でも、いかんせん、否決に足る根拠が現在の会社にはないし、どこで線を引くかということを、私のアクションで考えようともしてくれなかった(と、私は解釈している)。

この結果をどう捉えてよいのか、理解に苦しむ。でもなんの説明もない以上、自分で考え、解釈し、動くしかないということだろう。この選択は恥じるべきものではないと私は信じる。そして信じ続けられるように行動する。会社員である以上、他人の評価というのは常に存在するけれど、あとは「人事を尽くして天命を」の世界だ。ある意味、俎上の鯉だ。どちらを選んでも迷わないわけにはいかないならば、今回、若い(?)私にとっては長いあいだ考えて、考えながら行動して選んだことのほうが、結局、建設的だったはずだ。自分の可能性を自分で狭めなかったこと。言い訳できないほうを選んだということだ。

夜は飲みに行く。ワイン2杯と、ダイキリと、アマレット。
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