moonshine  エミ




2004年12月12日(日)  遥かなりスマートな生き方

朝っぱらから来客あり。いや、10時半っていったら、世間一般では当然に起床も朝ごはんもお洗濯なんかもすんで、午前のおやつでも食べましょう、って時間なのかもしれないけれど、もちろん私はぐーすか寝ていたわけで。今日は「化粧をしない一日」をコンセプトにしようと思っていたので、すっぴんのままお迎えした。

休日の定番となりつつあるパスタを作る。今日の具は、ベーコンと椎茸としめじと玉ねぎ。食べて、片付けて、またベッドに入って本を読む。眠気が襲ってくるままに寝る。起きて、また、本を読む。時間の感覚、なし。気づいたら夕方6時だった。

昨日ちーちゃんに借りた『アイロニー?』(Oka-Chang 扶桑社)、彼女の言うとおりに面白くて読みやすいので一息で(正確に言うと昼寝をはさんで)読み終わってしまった。読後、なんとも言えない気分になる。なんか、考え込んでしまった。自意識というやつ、この美しく厄介なもの。どちらかというと、私は自意識の強い人間だと自覚している。それを笑い飛ばせるだけの強さもなければ、上手に隠して振舞う大人の品のよさも身につけていない、まだ。

私よりも大人で人生経験も豊富なんだろうけど、やっぱりまだこの人も、この本を書いた段階では、途中なんだろうなあと思った。私があと10歳くらい若かったら、無条件に憧れたかもしれないけど、潔くてかっこいいんだけど、どこか痛ましいような感じを受けてしまった。その悲しさみたいなのを含めて、共感した。共感って言葉は、こういうときに使うとどうも安っぽいんだけど・・・。

ま、美輪明宏みたいに自意識を美意識にまで高めるには、それなりの年月が必要ってことよね。とにかく人間、若いうちが華、なんていうのは絶対嘘だ、これだけははっきり言える。そういう考え方が日本をだめにするのだ。それにしてもこの人の文章は面白くて、読ませてもらった。読み終わって、ネットでOka-Changのこと検索してたら、いつも読んでいる水道橋博士の日記の過去ログが何件もヒット。プロレス好きつながりだった。

会社のことを考えて暗くなる。どうしてこう、休日にまで会社のことを考えてしまうのか。つまり、今の私には仕事が大事、ってことなんだろう。でも、そういうセリフって普通、仕事が軌道に乗ってるとか可能性が広がってるとかって人が言うことじゃなかろうか? うまくいってもなければ将来の展望も持ちがたい現状なのに、それでも仕事に比重をおいてる自分が空しいぜ。

落ち込んできたので、動き始めることにする。掃除して、スーパーで買い物。いったん帰宅後、宗旨を変えて化粧を施し、薬院南の3Mへ。一人で行くのは初めてだった。いつもはモルトを飲むのだが、今日はなんとなく赤いワインな気分だったので、今月のおすすめを2種、ハーフグラスでいただく。あてに、トマトのサラダと自家製天然酵母パン。感激もののおいしさ・・・。マスターとも初めていろいろ話す。いい意味で、昔から博多で水商売をやってます、という雰囲気の人だった。なんとなく、大学のころにバイトしてた店で一時期、雇われ店長をやっていたコウリキさんのことを思い出した。彼は今頃どうしているのかな・・・。

元気になって帰る。お風呂に入りながらまた読書、『「連結」の経営』。著者の金児昭さんという人は叩き上げの経理マンなので、この人の著作には巷にあふれる知識一辺倒の会計の本とは一味違う、血の通ったものを感じる。

「企業活動の本当に大切な部分は、決算書に数字が出てくる前の段階にあります。現場の第一線で働いている人たちが、どれだけ汗をかいて頑張っているかは、数字だけではわかりません」
「連結の時代になっても変わらないことは、一円の利益やキャッシュを大切にして、"人間を知る”会計でなければならないということです。世界中どこでも、自分を含めた人間のために物事は進められているのです」

「連結決算書を作るときには、そこで働く人の気持ちにまで立ち入って考えることが大切です。たとえば、子会社にとっては親会社のために連結決算資料を作ることは、経営的には1円の得にもなりません。この点を考えることがものすごく大事です。1円にもならないことをやってもらうのですから、親会社は、礼を尽くしてお願いするのが筋だと思います。そういう考えを親会社がきちっと持っていることが、企業経営の基本です」

こういうことが書いてあるから、入門として最適なんでしょう。深く感じ入りながら読む私は、配属されたときにこの人の本を薦めてくれた上司にまた感謝するのでした。

その後、しんちゃんと電話し、明日のための料理にとりかかる。大根、ベーコン、椎茸、玉ねぎ、チンゲン菜の煮物。何品も作るのは大変なので、ついひとつの料理にたくさんの具材を投入してしまう。煮込んでいる時間にアイロンがけなど。





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2004年12月11日(土)  土曜日は青空浴びて

こうして長いこと日記を書き続けていると、時々思いがけず、「あなたの文章、いいですね」「好きです」なんて書き込みやメールをいただくことがある。すごい。すごいことだ。毎日書いている自分では、自分の文章にいいかげん飽き飽きしてくることもあるのだが、そんな言葉に舞い上がっては、またしこしこ綴り続ける私です。

ちーちゃんと待ち合わせてランチ。塩さば定食を食べる。とてもおいしかった。ちーちゃんが頼んだ日替わり定食、肉野菜炒めカレー風味も、素晴らしいボリュームでおいしかった(ひとくち、いや3口分くらいいただきました。)ちーちゃんはいつ見てもお行儀がよくてしゃんとしてて気持ちがよい。

途中で彼女の携帯が鳴ったのだが、その会話の中で漏れた「マダムに聞いてみましょうか」の一言に目が点。マダムって・・・。さっそく突っ込む。今夜、アンティーク着物のショーに出演する彼女、その着物屋さんの女主人の通称だということです。会ってみたい、マダム・・・。貸していた本の返却と一緒に、彼女がすごく好きだという本を借りる。楽しみ楽しみ。本の貸し借りって楽しいよね。

今日はよいお天気、しかもうららかで暖かい。市役所前広場のベンチで、しばらく『工学部水柿助教授の日常』(森博嗣 幻冬舎文庫)を読む。ジュンク堂書店で新刊や話題本をチェック。普段行かない本屋さんというのも、また興味深く、心躍るものです。2004年の「このミステリーがすごい」の1位は、『生首に聞いてみろ』(法月綸太郎 角川書店)だそう。石膏像の首が切り取られ・・・という話らしいのだが、すごいタイトルだ。「本の雑誌」最新号もぱらぱら立ち読み。編集長の椎名誠、元発行人で現在は顧問の目黒孝二はもちろん、イラストレーター沢野ひとし、弁護士木村晋介の連載もある。この4人は若き日には共同生活をしていたこともある、10代や20代からの盟友なのである。今もまだこうしてやってて、それぞれがそれぞれの道で大成してるって・・・つくづくすごい。そして本の雑誌の、相変わらずのある種のくだらなさがすごい。

ボーナスも出たことだし、ついに新しい目覚まし時計を購入。福岡人らしく、ベスト電器で買いました。安い時計って本当にダサいよなあ、と思いながら、店員さんに「朝、ベルが鳴ってもまったく気づかずに寝てるんですよ・・・」と相談すると、きっぱりと「とにかく、音の大きなものを、まずひとつ買うことです。気づかないって、一番やばいパターンですからね。そういう人に限って、デザインがどうとか言いますけど、なんせ安くてうるさいの、そう、これを買いなさい」と。面白かったので薦められるままにレジに持っていきました。

いったん帰宅し、少し昼寝して、また天神へ。しょーこちゃんと待ち合わせてデートだ。久しぶりに会う、うれしい。タワーレコードでCDなど物色して、今日のメインイベント、天神ウエストで焼肉・・・・と意気込むと、なんとあの広い店が1時間待ちだった。せっかく食事券を持っていたのに残念だったけど、河岸を変えて天神ほるもんへ。こちらは待ち時間なくスムーズに入れた。90分食べ放題コースで、生ビールや焼き野菜も頼んで食べる。ああ、焼肉、幸せ。私は、ほんっとうに、焼肉が好きだーーー! そして焼肉を愛する人も好きだ! 「ねえ、食べ放題にキムチも入ってたよね?」と、泣きそうに切実な顔で訴える、辛いもの好きのしょーこちゃんも大好きだ。・・・しかし何であんなに、焼肉って臭くなるんでしょうね。上着といい髪の毛といい、というか、毛穴から既に匂いが出てるかのように。それでもいい。焼肉が好き。しかし確かに、かつてほどは食べられなくなったね。

満腹を抱えてなぜかカラオケに行く。しょーこちゃんの歌う、広末涼子の『大スキ!』に参った。二つ並んだ缶ジュースがうれしいとか、運転するあなたの横顔にチュッてしたいとか、まだ帰りたくないから写真を現像に出してあと1時間一緒にいちゃお、とか、はちきれるような恋心・・・。

帰って、本を読みながら長風呂。『工学部水柿助教授の日常』読了。寝る前には、『猫に時間の流れる』(保坂和志 中公文庫)と、『「連結」の経営』(金児昭 日経ビジネス人文庫)を少し。





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2004年12月10日(金)  犬は吠えるがキャラバンは進む

7時40分までぐっすり寝たのでお弁当はなし。8時に家を出た。

朝から上司に呼ばれ別室に。先送りになっていた問題について再度、話し合う。結論はまた先送りになったが、一応、自分の希望を述べておいた。さて、どうなることやら。

今日はボーナス支給日でした。買いたいものがいくつかありますが、とりあえず、全額を貯金用の口座に移動。ボーナスは評定によって多少の金額の差異があります。計算して割り出した自分の評価には満足しましたが、あの乗率計算のテーブルがどうにも納得いかない。ぶつぶつ。それに控除の多さといったら・・・。まあ納税は大人の義務ですね。せいぜい世の中のことを知って、いっぱしの口をききましょう。納税者が馬鹿になったら国は終わりです。もう終わりかけてるか・・・。

この週末は、ゴルフ付き泊りがけ会社忘年会。正直ベースで多数決をとったら圧倒的に反対派が多数を占めるはず、こういうものこそ真っ先になくすのが正しいリストラだと思うのですがねえ。参加すると朝が早くなるため、早々に退社する人が多かった。もちろん私には関係ないので、いつもどおりに残業です。私の上司はこの週末、趣味の大会に出場するらしい。彼ときたら、趣味にかける情熱もすごいのです。協会の理事も務めているようです。思わず、本気で大会の見学を検討した私(あいにく、日曜日は雨らしいのでやめとくと思うけど)。どこまで上司のことが好きなんだ・・・。

「○○さん(←私のこと)はさ、何か趣味ってやってるの」
と上司が聞いてきました。仕事ばっかりしている部下を心配してのセリフだと思われます、はは。
「ええ、ホームページなんてやってて、毎日の日記にはあなたも頻繁に登場しておりますよ。」
などとはまさか言えず、
「ええ、まあ。ぼちぼち。大人になっての趣味は楽しいですよね」
なんて適当にお茶を濁してみました。

9時半に仕事をやめて、薬院南のお店に行ってみると満席。さすが年末。そこで警固まで移動して、恐竜の名のお店でまずポテトサラダやサーモンのマリネや鴨のワイン煮を食べ、ギネスビールとソルティドッグを飲み、松岡さんのお店に行きました。スプリングバンク、カリラ12年、しめにフェルネブランカ。カリラ12年は本当においしい。よくお見かけするけど話したことのなかった常連さんの何人かとちょっとしゃべったりする。酔っぱらいました。

最近、酔った帰りに必ずといっていいほどコンビニに寄って小さな買い物をしている。翌朝になると覚えていないことも多くて、食べ散らかしたあととか、放置されたポリ袋に驚くこともしばしば。この夜は、おでんを買って食べた形跡があったが、コンビニのおでんなんて、2年は食べていないと思う。しかも、どちらかというとあまり好きではないので普段だったらきっと選ばない、卵を買っていた(レシートに記載されてあった)。いったいどういう心境だったんでしょう。





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