moonshine  エミ




2004年09月19日(日)  だんだんわかってきた

「モーニングにコーヒーがついている、というのが普通の街。名古屋(愛知)では、コーヒーにモーニングがついている」とは、しん氏の言。前日の朝、病院内の食堂でコーヒーを頼んだら、トーストやサラダや卵まで出てきたそうだ。病院でさえ、これ。

このホテルに泊まったのは二度目だったが、今回もやはり、宿泊プランに含まれる朝食の内容はヘビーだった。ホットドッグが、ひとり一つならず二つも・・・! でも、おいしいんです、ここの朝食。ポテトサラダもポタージュも。もちろん、コーヒーもついてきた。

で、せっかく8時に起きて朝ごはんを食べに行ったのに(これでも本当は7時に起きるつもりだった。アラームを止めて二度寝する、という私の得意技に、あっさりしんちゃんもつられた。)、部屋に戻ってまた寝てしまった・・・。しかも、11時までも。せっかくの旅なのに!という叱責がほうぼうから聞こえてきそうである。でも、こんなふうにのんびりするのは悪くない。旅であんまりあくせくしても、と思う私はもうトシかね。ま、基本的に夜型なのよね。

野々村真夫妻とか極楽トンボの加藤とかが出てる朝のマネー番組(?)に、慣れた様子で出演している人あたりのよい弁護士さん。テロップを見てびっくり、「木村晋介」って!! 「よくテレビ出てるよね、この人」と涼しい顔してしんちゃんは言うが、私は初めてその素顔(?)を見たのだ。椎名誠たちの悪友で、大学時代はひと間のアパートで4人の共同生活までしていたという、あの木村晋介、この人が・・・! ひとしきり感動。これだけで名古屋まで来た甲斐があったかも。

さて、ホテルのある伏見から栄の南まではそう遠くないので、歩く。(福岡の人にしかわからないでしょうが)伏見というのは福岡でいうなら呉服町、栄はまあ、天神といったところですね。商業の中心地としては、天神も栄も同じくらい目出度い知名だな、と思う。最初に行ったナディアパークというビルは、福岡でいうとさしずめ、アクロス福岡をもっと複雑にしたような外観内装。ロフトやデザイナーズショップもたくさん入っているので、アクロスよりはずいぶん人が多いですが。

昼ごはんには名古屋名物、味噌カツを食べる。おそるべし、八丁味噌! ほんとに名古屋ではこれがポピュラーなのか?! そしておそるべし、ここのネギ! キャベツ!! ちょうど座った席の前にキリンが出している焼酎のボトルがあるのを見てしん氏、「これが売れたら、キリンの営業利益になると?」と尋ねてくる。「え、なるでしょ?」(まあ、売上であって、利益が出るかどうかはわかんないけど・・・)「ふーん、じゃあ、ガス会社が飲食店を出して儲かったのは、営業利益にはならんよね」「え? なるよ?」「そうなの?!」当然そうだと思うけど、ち、違う・・・? 急に自信がなくなる私・・・。それにしても、八丁味噌文化をデイリーには受け入れられそうにないね、と意見の一致。名古屋の鶏文化には福岡に通じるものを感じたけど。

名古屋一の売り場面積を誇る松坂屋へ。高級家具のフロアでトイレへと別れ、再び合流した私たちは、互いに興奮した面持ちだった。「すごい!」「こんなの、見たことない!」「やっぱり男子トイレもそうだった?!」「うん、衝撃だった!」「シャープ!」「スタイリッシュ!!」皆さんも名古屋にお出かけの際は、ぜひ行ってみてください、松坂屋北館2階のトイレ・・・。あの、斜め一枚ガラス板の手洗い場・・・(ぶつぶつ)

地下鉄で名古屋駅へ戻って再び高島屋へ。誕生日のお祝いに、しん氏がバッグを買ってくれるといっていたのだが、検討の末、やっぱりやめた。何か、あんなに高いものを誕生日だからっていう理由で恋人に買ってもらうということにどうしても抵抗感。一目ぼれしてものすごーく気に入って、というのがあったらよかったんだけど、そういうものもなかったので。しん氏が帰福する年末までに、岡っ惚れするもの、なんか探しておこうっと、くふ。クリスマスプレゼント兼ねてね。(結局買ってもらう気じゃねぇか・・・)。

ひとまず、今回は欲しいなあーと思っていたUtadaのアルバムと、福岡へもって帰るお土産をしんちゃんに買ってもらった。だから何人かにおみやげをお渡しするつもりだけど、それは実は私ではなくしんちゃんからです、くふ。今回は、名古屋の「豆福」というお店で買いました。数ある種類から選んだのは、当然!八丁味噌のお豆です。「懲りないね、あんだけやられといて・・・」と、しん氏。

東急ハンズで引越しの近いしん氏の家具など見たり、お茶したり、名古屋名物のナナちゃん人形を見たりしていると、あっという間に帰る時間になった。あーあ、別れるときって、本当にいつも淋しい。そして淋しいだけじゃない。このつらい気持ちは言葉では書き表せない。運良くとれた窓際の席で、名古屋の一面の夜景にため息をついて、帰ってきました。

でも、名古屋も4度目でだいぶわかってきたなー。愛着も湧いてきた。今回、ひとりで行動する時間があったのも(結局、駅ビルから動いてないけど)結果的には良かったな。名古屋はやっぱり大きな街。そして恐るべし(八丁味噌と)クルマ文化! あたりまえのような路駐の列にも、高級車が続々見つかる。「あのハネウマ(=フェラーリのこと)、大台突破してるね、たぶん。俺だったらとてもあんなとこに路駐しとけんけどな・・・」としん氏も言っていた。

飛行機が離陸してからは1時間50分で我が家の玄関までたどりついた。なんの片付けもせずに出て行ったせいで、世にも散らかった部屋がお出迎え。自業自得だけどさー。おなかがすいたけどご飯を作る気にもなれず(なんたって金曜日の汚れ物がシンクにまだ・・・)、お弁当とかラーメンとかで済ますのも侘しい気分だったので、自転車で渡辺通り近くまで出て、めしや丼でさんま定食を食べた。無印のミルク入浴剤を入れて、いい香りのお風呂にゆっくり入った。





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2004年09月18日(土)  気負わず旅

待ち合わせの時間を遅らせたからといって飛行機の時間を変えることはできないので、会社に行くよりも早いくらいの時間に家を出る。国内でも、たった一泊でも、旅行に行く朝は博多駅までタクシーに乗るのが好き。「これから、旅ですよ〜」って感じがする。車内のラジオでは、アコーディオン演奏の『Clse to You』が流れた。ひゃー、やっぱりこれは、800円で味わえる小さな贅沢だわ(うちから博多駅までは2キロちょっとなの。)

空港で朝ごはん。さびれたうどん屋さんに入ってわかめうどん。2月、6月、7月そして今回で、今年になって4回目の飛行機かー。としみじみ思う。慣れたもんです(国内線に限る。)なんたって私は、しんちゃんが愛知に行くまで、人生で1回しか飛行機に乗ったことが無かったのだ。

飛行機の中で『日経エンタテインメント!』を熟読。久しぶりに読んだら、相当おもしろかった。テレビを見ない生活とはいえど、やっぱりあの雑誌の『テレビ証券』は読まんといかんな、と再確認。通路をはさんだ隣に座った人の横顔が、原田泰造にそっくりだった。本当に本人かと思って、しばらく凝視してしまった。空港から名古屋駅へ向かう高速バスではぐっすり寝た。

JR名古屋駅の駅ビルは相当大きい。高島屋のデパ地下で物色。土曜日の午前中なのでまだ人がそれほど多くなく、試食などしつつじっくり見てまわる。おもしろーい。東急ハンズもおもしろい。ほんと、福岡にもハンズかロフトを誘致したい。三省堂に入って(ここがまた、広い!)、絵本フェアと女子ソフト宇津木監督の本を立ち読みしたところで、しん氏より到着の電話。

高島屋の2F広場で待ち合わせたしん氏は明らかに顔色が悪い。「正直、けっこうしんどいぞ・・・」という彼に触ってみたら、ものすごい熱だ。しかし食欲はあるというので、地下鉄でひと駅乗ってホテルをとった伏見まで行って、手ごろなイタリアンの店に入ってランチコースを食べる。ドリンクバーがおしゃれだった、これってなかなかない素晴らしさ。食後、抗生物質など3種類の薬をごくごく少量の水で飲み下すしんちゃん。「薬慣れしてるね・・・」と驚くと、「そういわれれば」と苦笑していた。

待ち構えたようにチェックインの時間に部屋に入り、ばたっとベッドに倒れこむ。「早起きして、車に自転車積んで、病院行って、待ち時間あって、検査して、待ち時間に携帯とりにいって(最新機種をオーダーしていたらしい)、病院もどって、待ち時間むちゃくちゃあって、よろしくない結果が出て、寮に戻って、自転車で駅まで行こうとしたら空気が全然なくて、結局また車出して、新快速で名古屋まで1時間ちょっと・・・」こんな感じの、待ち合わせまでの彼だったそうな(しかも全て発熱状態で)。とはいえ、来たばかりの携帯に心を奪われて夢中でカスタマイズなどしている彼の横で、私のほうが“驚くほど早く”(しん氏・談)昼寝に入って約1時間。

「なにこれ。椎名誠?」と、モンゴルっぽい草原がうつったテレビを見てしん氏が言う。「知ってるの、椎名誠?」「なんかああいうのに出る人でしょ」そうか、椎名誠って、本を読まない人にも認知度高いんだな。ザッピングしてたら一部で大流行中とかのアニメ『鋼の錬金術師』もやっていた。はじめて見る私たちには、話がちっとも見えやしなかったが・・・。

薬が効いてきたしんちゃんと、夜になってから出かける。名古屋では有名な、安くておいしい手羽先が食べられる店に入る。銀河高原ビールの生がおいてあった、珍しいので飲む。手羽先10本。おいしい。あさりの酒蒸し、カンパチの刺身、きゅうりの漬物。

続いて、最近モルトに凝っている私のためにしん氏が調べをつけていたバーへ。バーというか、ちょっと本格的なパブだった。大人の人たちが、肩ひじはらず、でも下品にならず賑やかに飲んでいる感じ。常連さんが多いみたいだったけど、いちげんでも落ち着いて飲めるいい店だった。外国人の団体も途中で来た。メニューは丁寧で、ウイスキーというお酒の由来をはじめ、バーボンとかアイリッシュとかそれぞれの特徴、シングルモルトはスコットランドの地図や、ピート香の強さと飲みやすさの傾向図まで載っていた。

のんびり飲みながら、互いの仕事についてなど話す。ライブドアについてしんちゃんは懐疑的。「儲けるためなら何にでも手を出す」感じが何となく気に入らない気持ちは、彼には当然だろうな。つくづく、私の会社は「マネーゲーム」しん氏の会社は「モノ作り」だなー、と思う。商売だからどちらが偉い、とかいうわけじゃないけれど。一般社員に至るまで行き渡っている言葉は、私の会社では「収益」「数字」、彼の会社では「品質管理」「コスト削減」、つくづく、違うなー。しん氏の体調など鑑みて、本日は一杯だけで引き上げる。モルトを知ってるでもないのに、膨大なリストから彼が雰囲気で選んだのがカリラだった、何かうけた。

店を出ると、通りはものすごい人の流れになっている。なんだなんだ?!と思ったら、ちょうど歌舞伎の興行が終わったところだった。そう、ここ伏見は、御園座を擁する町だったのだ。店のすぐそばに裏口(?)があるらしく、おおぜいの人が出待ちをしていた。ちょっと興奮。

ホテルに戻って、「世界ふしぎ発見(ダヴィンチとミケランジェロ)」→「エンタの神様」→「恋のから騒ぎ」→「ナイナイサイズ」→「爆笑オンエアバトル」とたくさんテレビを見て就寝。





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2004年09月17日(金)  baby,don't cry

そうよ牛肉があったじゃない、と冷凍庫をまさぐって、チンジャオロースを作る。確かに風味に欠けるきらいはあるけれど、忙しい朝は火の世話のため台所に張りつく必要のないレンジ調理はやっぱり便利だわ。

一日の終わりがけに嫌なことがあった。男ってまあこんなもんかなーと思わないでもないが。ちょうど「一杯やって帰ろうかと」とメールが入ったのをこれ幸いと、少し遅れて飲みに合流する。

いつもの店は、入りしなは私たちだけの貸切状態。落ち着くわーと思いながら飲んでいるとさすがに金曜の夜、次第にお客さんが増え、入れ替わり、気づくと満席、しかも全員が女性だった。私の隣に座っている方に「あらーマスター、今日は女性だらけやねー」と声をかけられ、「うちはいつも女性ばかりですよ」とこともなげにさらりと答えた松岡さんが超かっこよくて痺れた。(「いえ、嘘ですけど」と、ひと呼吸おいてしれっと付け加えていたのにもクスっときた。)

カウンターのみの小さな店とはいえ、ずらりと並んだ客たちを相手に顔色ひとつ変えず、あわてる様子もなく、いつもどおりに淡々と処している松岡さんを見ると、こんなふうにありたいなーと思う。雨の日も風の日も風邪の日も、客が多くても少なくても、媚びず威張らず、ひとりでこうやってこのお店をやってるんだよなあと思うと畏敬の念すら湧いてくるよ。

しかし自分はやっぱりへなちょこ。帰りの道で、しんちゃんからメールが入っていることに気づく。明日の待ち合わせ時間を大幅に遅らせて欲しいとある。彼の事情はだいたいわかっているのに、つい感情的になって電話口で泣いてしまう。あーあ、酔っているとはいえ、この情緒不安定。翌朝になって思ったことには、私たちは今、お互いが自分のことで忙しく精一杯で、相手を思いやる余裕をなくしているのだ。距離的に離れていることが、想像力の欠如に拍車をかけてしまっている。

今年になってからの私といったら、1月は波瀾万丈、2月は浮き沈み、3月は少しずつ落ち着いたが4月や5月は多忙を極め、6月から7月の前半にかけてはその反動などで落ちるところまで落ち込み、その後の半月ほどは何とか持ち直そうと努力、8月の前半は夏休みで楽しいことも多かったがその中でもいろいろ思うところあり、後半はまたそんなことやあんなことでつらく、9月に入っては体調不良や続く環境の低迷、徐々に忙しさを増す身辺、執行猶予的気分、でも頑張らなくちゃなー、みたいな焦り。もちろん友だちなど周囲の人と楽しく遊んだり刺激を受けたりして救われている部分はあるけれど、総じて自分自身のバイオリズムは低空飛行または乱高下だ。しんちゃんも入院や手術もあり、出口が見えない感じで常に仕事が忙しい。とにかくお互いに心穏やかなときが続くことが全然ない現状。

泣きながらも、夕ごはんを食べていない空腹に耐えかねて、レトルトのカレーをあっためて、ごはんにかけて食べる夜半の私だった。独身男かよ!て感じだわ。にしても、お湯を火にかけてから沸騰するまでの体感時間が異様に短いのにはびっくりした。酔っぱらってるってこういうことなのね・・・と、ぼんやり思った。食べるのもすごく速かった気がする。





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