| moonshine エミ |
| 2004年05月26日(水) こんなに満腹でどうしよう | ||||
| しんちゃん、手術の日。 なんとなく落ち着かない気持ち。 本人は私に「たいした手術じゃないよ」と言うし、実際そうかもしれないが、 なんせ、すぐに見舞いにかけつけることはおろか、 こちらからはおちおち連絡もとれないのである。 しかし、心配しつつも人は楽しむもので、仕事のあとは舞鶴へ。 新婚ごっこでメールをやりとりしつつ到着すると良い匂い。 若妻まきちゃんはダーリン(私)のために、 鯛の煮付け(!)を作っていてくれたのだった。 ツナ入りポテトサラダ、自家製ピクルス、魚の干物を焼いたもの(これがまた、干物とはいえ大物かつ、高貴なお生まれを想像させるたたずまい。)など、出てくる出てくる、おいしい食べ物。 ビールのあとは、奈良漬やイカの塩辛など、豊富なおつまみとともに日本酒をたしなむ。 旭菊の古酒、琥珀色。すっきりした味わいでどんどんいけます。すっきりひと瓶あける。 白ご飯と、なすと玉ねぎのお味噌汁もいただく。おかわりもする。 今日も、実によく食べ、よく飲みました。 私との「日本酒の会」のあとはサニイサイドの練習が待っているたなかまさんである。 かしわいさんがやってきて、夕食をとり、お別れしました。 たなかまさんは旅と仏像と文学を愛する料理上手のウッドベース弾き。 (ほかにも愛するものはいろいろあるでしょうが・・・) そんな話で盛り上がる。 「古事記といえば、何年か前に出た、あの、話題になった・・・」といえば、 「ああ、あの、緑の装丁の!」と。 「仏像ってどんなのが好きでした? 私は中学高校のときは、半伽思惟像が・・・」といえば、 「ああ、あれって外国的だよね!」と。 たなかま講師の日本文学史も受講する。 「こういうの、人を招待して彼氏のアルバムを見せるみたいで気がひけるけどさ」 と言いながら、鳳凰堂の中供養菩薩の写真集を出してこられるに至っては、 ほどよく入った酒も手伝って、しばらく笑いが止まりませんでした。 父の里で作られた柴漬けと、おすそわけのおすそわけの素麺、 それに『発奮忘食対談』(椎名誠・東海林さだお 文春文庫) を手みやげに持っていっていたのですが、 ごはんとお酒をごちそうになるにとどまらず、 いかの塩辛ひと瓶、べに花油をいただき、それに本を3冊も借りて帰ってきました。 『冥途』 (内田百�痢,舛�ま文庫) 『見仏記』(いとうせいこう・みうらじゅん 角川文庫) 『鬼平料理帳』 (池波正太郎 文春文庫) しあわせだなー。 帰宅後しばらく動けず。 酒に酔ったのではない。おなかがいっぱいで苦しかったのだ。 こんなの久しぶり。シズラー(大学時代のバイト先)のサラダバー以上かも。 エミ史上最古の男友達(つまり幼馴染み)、トモからメール。正月以来だ。 結婚して今は千葉にいる彼、他愛ない近況を書いたものだったが、 しんちゃんの手術の日の偶然。ちょっと不思議。 |
||||
| 2004年05月25日(火) フルムーンはまだ遠い | ||||
| うつうつとしがちな気分を体の疲労にすりかえて昇華させるのは、健康的かつ少々自虐的で好きです。仕事のあと、納豆ごはん(三日連続!まめまめしいオンナと呼んでいただきたい。)と小松菜の中華炒めを食べて走りに行く。1時間ほどかけて10キロ走った。相変わらず欠けた月、でも満月に向かって着々と身を太らせている。私は痩せたい。Tシャツ絞れるくらいの汗かいて、息きらして喉渇かせて、満足した。 自分のことをやたら熱い性格だと思うときもあり、 冷めきった人間だと思うこともある。 今日は後者だった。もっと優しくなりたいのに。 明日のお昼ごはんは、パスタツール(最近いたくお気に入りの冷凍ペペロンチーノと、かつおぶしと、ベーコン)、トマト、小松菜、ネーブルです。ちょっと楽しみ。現地=会社のレンジでチン、とやって、持参するカラのお弁当箱に入れかえて、トッピングをほどこして食べるつもり。スプーンとフォークも用意しました。ある意味、楽しみなお弁当。 お友だちに強制貸出しようと本棚を物色して、一冊選んで手にとってページをめくりはじめたら、しばし夢中になって読んでしまった。ばかばかしーいこの本、いいなあ。 お風呂に入っている間に、しんちゃんからメールが届いていた。昨日はごめんね、とある。しんちゃん殊勝だな〜、いいの、いいんだよ〜!(←あまあまですな。) 明日、手術なので、もう今夜からご飯が食べられず空腹のもよう。結局たばこをやめないまま臨むのだろうな。彼の足は神経までまいっているので、全身麻酔を施すのです。(しかも通常は外科医がやるところを、病状を慮ってちゃんと麻酔科の医師がくるらしい。つまりその分、お代も高くなる。)全身麻酔は肺に負担がかかるので、たばこをやめておくように申し渡されていたのですが・・・。 寝ようと思ったら意外な電話が入り、しんみり。ありがとうございます。何もかも必然でしょう。 もしや、共鳴してるのか?しんちゃんに。マンガみたいに。 |
||||
| 2004年05月24日(月) 時間は流れつづける | ||||
| 城南線と呼ばれる大きな通りを自転車で通っているが、通勤時間は車道よりも歩道のほうが交通量が多くて危険度も高いと断言したい。自転車と歩行者が同じ道路を通るのってお互いに不幸。双方、専用道ができんかね・・・。 本屋へ行く。 並ぶ本すべてが面白そうに見えるという、ばら色(そしてある意味、冬。読みたい本をすべて読むなんて、いろんな意味で不可能だもん)の時期が到来。 周期的にやってくるようだ。 『空から恥が降る』(藤原新也 文春文庫) 『三四郎』(夏目漱石 新潮文庫) 『数奇にして有限の良い終末を』(森博嗣 幻冬舎文庫) と、ひとまず3冊購入。 持ち合わせがなかったのでカードを切った。本を買うためにカードを使ったことはこれまでにも何度かある。 先だって映画を見に行った、 『赤目四十八瀧心中未遂』の原作(車谷長吉 著:文春文庫)を立ち読む。 勝手に新潮文庫だとばかり思い込んでいて、どこの本屋にもないと怒っていた。 15分ほどざらーっと読んだ。 それだけでこの世の底にひきずりこまれるような気分になった。 すごい筆致だ。 映画も暗かったけれど、あの原作に比べたら、きれいすぎたかも。 プロローグ、そしてエピローグ的な部分は映画にはなかった。 そこが、いっそうの、明けない闇だった。 自分のことをしつこい性格だと思うときもあり、 飽きっぽい、忘れっぽいと思うこともある。 今日は前者だった。とある計算を一生懸命している自分に苦笑した。 『恋忘れ草』(北原亞以子 文春文庫)を読了。しみじみ悲しくなる。 エビチリをつくる。海老の背わたをとるなんて、生まれて初めてだった。 おいしくできた。簡単だった。 大部分は明日のお弁当で、今夜は6尾ほどだけ食べる。レタスの千切りと一緒に。 ゆうべの煮物の残りと、納豆も食べた。 少し電話で話したが、しんちゃんの機嫌がよくなくて気がふさぐ。 仕方がない。誰だって、心配してほしいとき、放っておいてほしいとき、 気にかけてほしいけどその言葉が欲しいんじゃない、というときがあるだろう。 全然、腹は立たなかった。そりゃナーバスになるだろうなと思う。 ただ、私も、いつでも的確に相対することはできない。 心の細かな機微なんて、たとえ一緒に住んでいてもわからないときはあるだろうし。 でも今は、とにかく、離れている。 何も言わずに毎日そばにいる、ということができない。 今いちばんそうしたいし、彼にとっても今はそれが一番いいんじゃないかなと思う。 あー、これでしばらく話せないんだな。と思うと少し泣けた。 でも、泣いていても仕方がないので、本を読んだ。 すると、今日買った森博嗣の日記本に、 「大垣は日本のベニス、安城は日本のデンマークと呼ばれている、 と習ったが、誰も呼んでいない。」 と、例によってどうでもいいことが書いてある。 よ、読んでるよ私が! 友だちにも話してるよ! 愛知県安城市はしんちゃんが住んでいる町なのだ。 ミステリー作家森博嗣の本業は、名古屋大学建築科(今は名前が変わったらしいが)の助教授なのです。 今日は6時過ぎに会社を出て帰ってきた。 本を読んで、ご飯を作って食べて片付けて、本を読むなどして、 時計を見たらまだ10時だった。 びっくりしてしまった。これからしばらく、こんな夜を過ごせるんだな。 時間、大事に使お。 |
||||
| << | □ | >> | ||||