moonshine  エミ




2004年03月14日(日)  風よ変われ

起きる。まだ泥酔のツケは払いきっていない。
ともかく部屋を掃除し、シーツなど洗濯して、食パンを食べ、家を出る。

昼の中洲へ。
そう、金曜日、自転車に乗って飲みに行ったまま、置きっぱなしだったのだ。
しかも、泥酔のどさくさで、鍵をなくしてしまっていた。
合鍵はない。
他の持ち物は全て無事だった。鍵は自転車につけたままにしていたのかもしれない。
果たして、自転車は影も形もなく消えていた。
暗澹とした気持ちになる。
確かにもう古い自転車だった。
でも、こんな形で急に別れが来るなんて・・・人生わからない・・・
って、自分がすべて悪い。
毎日の相棒だったかわいいあの子、今ごろどこでどうしているのだろう。
びっくりしただろうか。いい人に拾われたのだろうか。
トラックで遠くへ連れて行かれたのだろうか。淋しがってはいないか。
悲しい。

しかし、It's no use crying over spilt milk、
覆水盆にかえらず、綸言 汗の如し、だ。(なんか違う・・・)
起こってしまったことはどうしようもない。
落ち込む私に明るさを持ち込む友だち、来たる。
手作りミトンを持ってきてくれた。
これでまた、私の自炊ライフに彩りが!
人が来るということで、部屋もいくぶんきれいになったし、
おいしいものを楽しく食べることもできたし、いろいろしゃべって気も紛れた。
酒を飲む元気も出た。
いや、懲りてます。もちろん少量にしました。

以前、別の友だちにお土産でもらっていた、そばパスタなるものを調理した
(友だちが。)
彼女は私など遠く及ばない料理歴をもっている。
手際よくソースをつくる様子を見て、へぇーへぇーとボタンを押し続ける。
なるほど、パスタソースって、ああいうふうに作るんだね。

先週レンタルしてそのままになっていた、『月とキャベツ』を一緒に見た。
8年前の映画。ブレイク前後の山崎まさよしが主演だ。
なんてこたァないストーリーだが、ああいうものに郷愁を感じるのは、
やっぱり青春の甘さ、切なさ、かえらなさを誰もが無意識に実感しているからかね。
山崎まさよしって、ハンサムではないように思うけど、なんか、いい。
ぶっきらぼうな感じの話し方とか、よかった。
八重歯ぎみの下の歯。劇的なまでの、あの、なで肩・・・。

遠い月、天にあり日ごと形を変え、手を伸ばしても届かないもの。
地のキャベツ、花のようにも見え、水を含み、体内に入る生の象徴。
音楽。

そのビデオと一緒にレンタルしていたアルバムを、CD−Rに落とそうと、
インデックスまでボールペンで書いたあとで気づいた。
CCCDだった。
レミオロメンめ〜!
すごすごとMDに落として、返却に行った。





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2004年03月13日(土)  覚えてることも忘れてることもイヤ

中央警察署の留置所でした(昨日の続き。)

あれを留置所というのかどうかは良く分からないが、
おそらくあんなに奥まで行ったことのある人はそうそうおらんだろう、
というくらいの奥のほうに、天井は低く、入り口は黒い格子、という、
あのドラマで見るそのままの小さな独房があり、そこで転がって寝ていたのです。
薄い毛布がかけられておりました・・・。

(檻かよーーーっ!)
とさすがに一気に目が覚めたことでありますよ。

動揺も酔いもさめやらずで、そうそう滅多に経験できないここでのことを
あまり覚えていないのが今となっては悔やまれる。(>不謹慎)
なんせ、酔っぱらって行き倒れてたのを拾われたらしいです。
そのあたりのことはまっっったく記憶になく、いつ会社の人々と別れたのか、
どこで行き倒れて、どういうかっこでいたのかも、藪の中。
いちばん気になるのは、自分がパトカーに乗ったのかどうか?!である。
最後にいた店は親不孝通りらしかったので、そこから中央警察署・・・
微妙に距離があるのだもんね。
朝になって起きてから、警察の人がその辺のことを説明してくれたのだろうが、
それさえももう覚えていない。
乗ったのかな〜、乗ったのなら覚えておきたかった(>不謹慎)

しかし、いくら優しく気のいいおっちゃんのような顔をしていても、
警察は警察、やるこたぁしっかりやってたな、という印象だ。
プライバシーもクソもありゃせん・・・であった。
もちろん、ぐうの音も出せません。
自分が悪いのです。
お仕事ご苦労さまです。
わけもわからず、指紋をぺたぺたといろんな書類に押してきた。
まあ、勝手に酔っぱらって行き倒れてただけで、
人様に危害を加えたりはしていなかったのだけが、救いといえば救い。
しっかり実家にも連絡されていた。
「いま、電話しなさい。心配されとるよ」
と言われ、母親に電話する。

「あんた、またやったね。」
一報を聞いてからしばらく経っていたせいか、親はいくぶん冷静であった。
「拾ってくれたのが警察の人だったから良かったようなものの、
 それがどっかの悪い人やったら、あんた、今頃どうなっとったかわからんよ」
云々、云々。
おっしゃるとおり。
「親も年をとってきたし、これからは、親孝行せないかんよね」
なんて、ゆうきちゃんとしんみり話していたのは数時間前だというのに、
この体たらくである・・・。

これまでの泥酔史を振り返ってみても、
友だちに連れ帰られ、恋人に迎えに来てもらい、見知らぬ人に路上で起こされ、
私鉄の駅員さんに保護され、そして今回は警察だ。
(こうして書いてみると、ほんと、ひどい。)
どんどん悪くなってきている。
次回は気づいたら、外国に行く船の中・・・
だとしても、もはや何の不思議もないように思える。恐ろしい。

やけに眩しい朝日を浴びながら警察を出て家まで歩いて帰り
(どこをどう歩いて帰ったのか覚えていない)
服を脱いで横になってほどなくかかってきた会社の人からの電話に出て
(何をどういうふうに話したのか覚えていない)
ひと眠りして昼になって、おびただしい数の不在着信に気づいて
一緒にいた会社の人たちに電話をして謝り
(このときもなお、まだ変なテンション)
そういえばあとひとり連絡がとれていない人がいる、と妙に心配になって
会社に電話をしてみると出勤していたその人と喋り
(この辺で少し現実に戻る)
夕方から約束をしていた友だちに電話をかけてキャンセルを伝える。
(ことのあらましを聞いて絶叫していた)

そしてさらに眠り続けること数時間、夕方になって目が覚めて、
初めて鈍い頭痛と胸やけに気づいた。
やっと正気に戻ったら、当然のことながらひどい自己嫌悪に襲われて、
なんとかシャワーは浴びたものの、
ゆうべの洗い物も、脱ぎ散らかした服も片付ける気にすらなれず、
ひたすらベッドに入ってぼーっとしたり、本を読んだりしていた。
立原正秋の『薔薇屋敷』を読了。
阿片と買春にまみれた戦後の話だった、が、再生へと収束していったので助かった。
抜群のタイミングでこういう読書がやってくるときって、ある。

夜中になってようやく廃人気分から抜け出して、
コンビニに行ってヨーグルトや清涼飲料水など買い込み、雑炊を食べた。
しん氏に報告の電話をかけて、怒られつつも愛情を感じ、
いくらかあたたかい気持ちになって、部屋を片付け、またすぐに眠った。

しかし何で私はこうなんだろう。





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2004年03月12日(金)  FRIDAY MIDNIGHT LOST

ちょっと面白いサイトを見つけたのでやってみます。
人は質問に答えたがるものだ。
でも、大切なのは「どう答えるか」ではなく、「何を問うか」だと、
森博嗣は言っている。
>>Friday 5

1. What was the last song you heard?
(いちばん最近聞いた歌をひとつ)
>>これは、いま流れてる歌やね。
  サニイサイド『この部屋』

2. What were the last two movies you saw?
(いちばん最近見た映画をふたつ)
>>『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』
  『ラスト・サムライ』
 もろハリウッドだなあ。今日は『月とキャベツ』を見る予定。

3. What were the last three things you purchased?
(いちばん最近買ったものを3つ)
>>カラダバランス飲料「DAKARA」
  鶏湯春雨
  明治ヨーグルト『VI-YOU』
  ひっさびさに、コンビニでカゴもって買い物しました。

4. What four things do you need to do this weekend?
(この週末にすべきことを4つ)
>>シーツの洗濯(済)、衣替えぼちぼち、通信教育課題、
  そして何より、反省・・・。

5. Who are the last five people you talked to?
(いちばん最近話した人を5人)
>>恋人、母親、友だち、会社の人ふたり。

◇◆◇◆◇◆

たいへんな金曜日。
あとで書き足します。まだ事後処理の最中です。
(3月14日のにちようび、11:30 a.m.)

ゆうきちゃんをうちに招いて、簡単手作りの食卓をもった。
一週間の疲れと週末の心安さ、気の置けない友だち、自宅、
と酔いの回る条件はそろって、滑らかに回る口を絶えず酒で潤しながら、
気がついたらあっという間に日付を越えていた。
いつ見てもちょっとありえないほどに綺麗なつくりの顔を火照らせて
帰っていった彼女が帰宅後すぐにくれたメールを読んで、
何だかたまらないような気持ちになって家を出た。
会社の人が飲んでいるというので合流すべく。

後日のしん氏いわく、
「そんな時間から飲みに行くのが、そもそもの間違い。」
そのとおり。
ゆうきちゃんとの、酎ハイにワインに焼酎、という節操に欠ける酒盛りで、
既に酔っぱらっていたのだ。
冷たい3月の夜風に吹かれて自転車をこいで、醒めたと思ったのもきっと間違い。
大概ほろ酔いなのは自覚してたのに、そして眠くてたまらんかったのに、
私の背を押して家から出かけさせたものはなんだったんだろう?

1軒、2軒、3軒、と、時間が経つにつれて記憶は先細りになり、
ぷつんと消える。
そして翌朝、私が目覚めた場所とは。
(明日の日記に続く・・・)





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