moonshine  エミ




2003年06月25日(水)  ロイヤルマカデミアナッツ〜電リクスペシャル

 先述のとおり壊れてしまったMDウォークマンだが、苦あれば楽ありというかけがの功名というか、渡る世間に鬼はなしというか。
 いや、やっぱり、持つべきものは。
 ということで、
 同僚にカセットウォークマンを借りています。
 
 なんともう9年前にもなる、
「オールナイトニッポン第二部 BY小沢健二&スチャダラパー」
 2時間×5回分。
 長いこと陽の目を見ず死蔵物と化していた彼らが、今こそ表舞台に出てきました。

 今日聞いていたのは、
『ロイヤルマカデミアナッツ』と銘打たれた回。
 なっつ、とは懐メロのことを指しています。
「今日は電リクスペシャルです」という言葉に、ワオーン。
 電リク=電話リクエスト。
 なんて久しぶりに聞いた語彙であろうか。

  『俺たちのメロディー』 ショーグン
  『危ない土曜日』 キャンディーズ
  『元気を出して』 竹内まりや
  『木綿のハンカチーフ』 太田裕美
  『恋のトランスコスモス』 寺尾聰
  『Will You Dance?』 ジャニス・イアン

 前半一時間で流された曲たち。
 誰でも知ってるものと、(少なくとも私たちの世代には)ちょっと知らないかも?ていうもののバランスが、ココロ憎い。 
 読み上げられる視聴者のFAXの文章も、曲がかけられたあとで小沢くんとスチャダラがダベる、曲についてのコメントも、軽いノリ且つ気がきいてる。

 思えば、このラジオをやっていたころ、小沢くんとスチャダラの三人は25才前後。
 当時は「大人の男の人たち」と思ってたけど(私は高1でした)、
 今になってみれば、ちょうど自分と同じくらいの年頃の、
 音楽ずきで、自分たちも音楽をやってる仲良しの男の子たちが、
 好きな音楽をかけて、好きな音楽とかちょっとした話題なんかを、わいわいしゃべってる番組だったんだな。 
 インテリでマニアックで、あの頃ぶりっこしてた小沢くんと、
 オモロラップを提唱するくらいコトバに敏感なスチャダラパー、
 トークも随所でキラリ☆センスが光って、
 テンションは高すぎないけど、夜中特有の(この番組は深夜3時からやっていた)、何を言ってもちょっと可笑しい、みたいな雰囲気もあって、
 ジャンルにも年代にもこだわらず、いろんな音楽が流れて、
 それを胸をキュンキュンさせながら聞いていた15歳の自分のこともチラリ脳裏をかすめて、
 カムバック青春!
 の元祖ウォークマンの日々が不意に幕をあけているのであります。





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2003年06月24日(火)  傘が(抜け)ない

 昨日はMDウォークマンのことを書きましたが、今日は日傘です。

 日傘といっても晴雨兼用、ゆえに今朝の微妙な空にはうってつけ。
 意気揚々と家を出て、満員電車も慣れたもの・・・
 の、はずだったのですが。
 
 押し合いへし合いの毎朝の混雑、ようやく私が乗り込む番、ぐいぐい体で押しの一手、鉄則どおりに押すことだけに夢中になりすぎたのかしら。
 プシュー、と。
 閉まったドアにはきゃわゆい私の日傘の先っぽが、しっかり挟まっていた。

 そちら側のドアは、次の駅でも、私が降りる博多駅でも、開かないのである。
 ドアから飛び出ている部分はほんのわずかなので、ホームの人などを傷つけたりする恐れはないことが救いではあるが・・・。

 なだめてもすかしても(昨日からこればっかりだ)、ひっぱってもドアをちょこっとだけこじ開けようとしても、抜けない。びくとも動いてくれない。
 いったい何を拗ねているのであろう。
 私が何の意地悪をしたというのであろうか。

 仕方なく傘をドアに突き刺したまま、いったん下車して駅員さんのところまで走り、
「か、かさが・・・!」
 と訴えてドアを開けてもらいました。

 毎日たいへんです。

 MDウォークマンは、今夕ビックカメラに連れて行きました。
 
『大奥』今日で第一部完。
 北村一輝の上様は、みまかられた。
 あのドラマを見る動機の半分は、これでなくなってしまった。
 異常に魅力的な役だった。脚本家も彼に惚れ込んでいたに相違ない。
 次回からは、安達祐実・和宮&葛山信吾・家茂がメインか。微妙です。
 そういえば、『救命病棟24時』(松雪が出てたほう)で「エピクイック!!」と毎回やってた看護婦の山城さんが、大奥の女中役で出演している。あのドラマでいちばん鬘が似合っているのは彼女だと思うのです。

 表紙とタイトルがきれいだなーと目を引かれたのがきっかけで買った『みどりの月』(角田光代)。
 まあ、前から読んでみたい作家の一人ではあったが。
 まだ少ししか読んでいないが、いまのところ内容が汚いので(←これはとても直接的な意味で、つまりゴミとかカビとかがいっぱい出てきてるのです・・・)少し驚いている。





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2003年06月23日(月)  夢とチューイングガム

 最近の月曜日は、少し気が重いけれど、少し楽しみなのである。
 帰り道なんか、大声で歌いながら歩けそう。

 しかし、浮かれる私に異変が突きつけられた。
 るるるー♪とハナ歌いながらウォークマンのEjectボタンを押すと、どうもすっきりしない音、そしてMDが出てこないのである。
 出てこない、というか、つっかえてる感じ。
 もう一度閉じようとしても、ウシャッ、という心地よい感触がない。
 もう一度出そうとしても、出てこない。
 もう一度閉じようとしても・・・(以下リピート)
 
 なだめてもすかしても、怒鳴りつけても叩いても、エンピツの先でほじくってもダメ。
 いや、正確には、ほじくったら一度出てきたのだが、もう一度入れると、明らかに入れ触りが違う。
 いったい何を拗ねているのであろう。
 私が何の意地悪をしたというのであろうか。
 このMDウォークマンは、去年の夏、どろ酔っ払った際に忽然と姿を消した先代に代わって新しく買ったもので、まだ一年と経っていないのだ。
 
「ううううう壊れたーMDウォークマンごぁでだー
 ほじくっても叩いても出てこんーーーー
 なんか触りよったら、いろんなとこが曲がった気がするーーー
 もうやだ、明日、新しいやつ買うーーー録再のやつ買っちゃうーーー」

 キーーーッとなった私に電話口でわあわあ訴えられたしん氏は、

「新しいの買うなんて、もったいない。おれなら買わんよ。
 さわらんと。それ以上、さわっちゃいかんよ。
 余計わるくなる。保証期間内やけん、そのまま店に持っていきなさい。
 さわらんとよ。いいね。
 自分で適当に触ったら、“壊れた”んじゃなくて“壊した”とみなされて、金とられるよ。
 ていうかもう自分で触ったっちゃろ? それ以上ぜったい触らんがいい。
 ま、ぜんぶ分解してバラバラにして、『へーウォークマンてこげん作りになっとうっちゃねー』て楽しめるってんなら、止めんけど」

 と、冷静に、辛抱強く、なだめたりすかしたり、私を責めてみたり脅したり。
 しん氏、自作のパソコンをこれまで何度も壊しては再構築してきた経験からか、いやに落ち着いている。
「ぐぐぐ・・・わかった、わかったよう。触らんけりゃ、いいっちゃろ。明日ビックカメラに持ってくよう。」
 ようやく私が思いとどまると、
「一件落着」
 とささやかに桜吹雪を降らせ(←自分で言っていた)、
「もう寝るよ」
 とおっしゃる。まだ22時である。
 仕事で疲れているらしい。
「○▼※(←なんのことやらよく分からず。)やってー仕様変えてーソフトを動かしてー書類つくってー・・・間に合わんよー」
 なんだか忙しそうだ。
「が、がんばって・・・」
 
 電話を切って、少しの時間、しみじみとする。
 仕事してんだなー、しんちゃん。
 どんな建物のどんな部屋で仕事してんだろう。
 どんなカッコで仕事にいってんだろう(←Tシャツとチノパンらしいが、いまいち想像つかず。)
 どんな雰囲気の会社なんだろう。
 寮ってどんな感じなんだろう。
 愛知、工業の町なんて住んだことないもんなあ。
 なんか、不思議だなあ。 
 がんばってんだなあ、しんちゃん。

 その後ほどなく、思い立って同期に電話する。
「使っていないポータブルプレーヤーがないか」
 と厳しく尋問。
 カセットのウォークマンを明日会社に持ってきてくれるとのこと。
 ありがたやー。持つべきものは友だちです。
 部屋の中を捜索。カセットテープを探す。
 テープ類は2年近く前に、大幅に処分してしまっていたのだが・・・。
 あった、あった。
 ラブ・タンバリンズと、久しぶりの「オールナイト・ニッポン第二部」
 6年前に、小沢健二とスチャダラパーがパーソナリティをしていたのを、毎週、ダビングしていたのだ(熱中性質大発揮)。
 それも大部分は捨ててしまっていたが、5本、残っていた。
 間違いなく洋楽('60-'70ソウルとか)オタクである小沢くんが、いい曲をいっぱい流していた番組だ。
 高校生の頃より、いま聞いたほうが絶対、良さがわかるはず。
 
 何年ぶりに聞くだろう、あのテープ。
 わくわく、明るい気持ちになってきた。
 
 なので、お風呂の中で、きのうテレビで見たひばりの歌を口ずさんだ。

「右の ポッケにゃ 夢がある
 左の ポッケにゃ チューイングガム・・・」






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