moonshine  エミ




2003年02月19日(水)  情報は自分の歯で

 咀嚼、という言葉、好きだ。

 朝はだいたい「めざましテレビ」をつけている。
 ニュースVTRのあとの大塚アナのコメントが、常に紋切り型でうすっぺら〜いのでそのたびにイラッとしてしまう。
 朝は視聴者も忙しいので、ひとつのニュースに割く時間をとても短く設定してあり、そのためにコメントもあんまり突っ込んだことは言えないって訳なんだろうと思うけれど、それにしてもセンスが感じられない・・・。
 でも、大塚アナ、ずっとやってるからね〜、あの番組。人気あるんかね。
 確かに、雰囲気はとてもいいのよ。
 やっぱり、毒にも薬にも・・・ていう無難な感じが朝にはちょうどいいのかな。

 市川新之助の隠し子騒動。
 全部じゃないけど、記者会見を見た。
 態度がふてぶてしい、反省の意が感じられない、という批判も多いらしい。
 そう言ってる人は、何に対する反省を求めてるんだろう?
 軽率に子供をつくったことに対する反省?
 子供をつくっておきながら、結婚しないことに対する反省? 
 どういう状況で子供ができたのかはわからない。彼は本当はすごく反省してるのかもしれない。母親や、生まれてきた子供に対して。それを記者会見で見せる必要は特にないと思う。
 伝統芸能の担い手という責任ある立場にありながら、不祥事を起こしたことに対する反省?
 歌舞伎は世の中にある、ありとあらゆる職業のひとつなんだし、「歌舞伎やってるくせに」なんて批判の仕方はおかしいと思うけど。じゃあ普通のサラリーマンだったら反省の量は少なくていいんだろうか? 予期せぬ一つの命が生まれてきたのは、まったく一緒だよ。彼をCMに起用しているスポンサーや、後援してる人々への謝罪は、しっかりするべきなんだろうけどさ。それは、視聴者に見える必要はないし。
 認知して、金さえ払えばいいと思ってるのか、って?
 結婚できない以上、それが彼にできる最大のことなんじゃないの?
 なんかさ、別に新之助ファンじゃないし、彼を庇いたいわけじゃないんだけど、こういう事件(事件じゃないけど)が起きたときのマスコミの反応ってほんと、いやなんだよね。
「あんたら、そんなに清廉潔白な人生送ってるんですか?」って言いたくなる。芸能人って、一般の人間とそんなに違うの? 失敗もあるさ、恋愛だってするさ、恋愛なんて、傷つきあうのは当たり前じゃないか。
 分別くさい一般論で、庶民の声を代弁してますって顔するのはやめてほしいよ。
 まあ、芸能人とマスコミとは持ちつ持たれつなんだろうけどね。「武蔵」だって、今週の視聴率、良かったみたいだし。

 先週末だったか、日経新聞の確か「経済教室」という欄で(私はこのコーナーがけっこう好き)、イラク情勢を長期の経済的・地政学的観点を交えて論じている文章があって、印象深かった。
 大学のときに、地政学の講義を一年間受けて、それもすごく面白かった記憶がある。
 ブッシュもフセインもシラクもプーチンも、それぞれに自分の政権を守り、自国の利益を追求したいという短期的目標があるだろう。でも、産業革命以来、長期的スパンで世界が動いている、という側面もある。長い目で見れば、好況と不況、インフレとデフレのサイクルを繰り返すのは当たり前のこと。覇権は100年ごとに動く。覇権時代の終焉にさしかかっているアメリカ。
 
 きのう夜、「ゴーガイ」だっけ? 小倉さんとオセロの一人でやってる番組、あれでもイラク情勢をとりあげていた。
『石油』というキーワードを中心にしたシンプルな構成、それはそれでおもしろかったんだけど、ゴールデンタイムだし小中学生とかが見る分にはいいんだけど、あれを大人が鵜呑みにしちゃー、やっぱりいけないなーと、思ってしまう。あの番組。(でも、日本はどうするべきか?て問題提起をちゃんとしてたので嬉しかった。)
 もちろん、番組で言ってることも一つの側面としてあるのだろう。
 でも、「その側面が一番大事!(あるいはその側面のみ!)」て感じの作り方をしてるもんなー。先週、「トヨタはなぜ勝ち組なのか?!」という特集を見たときも思った。一面的、断言しすぎ。
 夜ご飯でも食べながら、堅苦しくなく見せるために、ああやってんだろうけど。
 アレを見て「へーそーなんだー」と分かった気にはなりたくない。ま、ならないか、誰も・・・。いや、なる恐れあるよ。

 物事には、いろんなところから光をあてないと。
 どんなことだって、理由はひとつじゃない。
 見えない部分がいっぱいある、ってことを忘れないでいようよ。
 情報を、ただ何となく受容するだけってのはいやだ。
 訳知り顔のコメンテーターの結論で分かった気になっちゃだめだ。
 興味を持ったなら、もっと考えようよ。もっと知ろうとしようよ。すぐに行き止まりにしちゃわないで。闇雲に批判するってんじゃない。自分なりの感想をもって、それをいつでも必要なときに修正できるようにしておこうよ。自分の歯で噛み砕いて。

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2003年02月18日(火)  古代熱いっきに

 珍しくエンピツのシステムに不具合が起きているようだ。いまごろ、スタッフが復旧に往生しているのだろうか。
 登録してるみなさんの更新状況が一目でわかんない今の状態、すっごく寂しいんですけど。
 マイエンピツって、すごく便利な機能なんだなあ。依存。

 寝不足だ。
 昨日、一昨日と、黒岩重吾の『斑鳩宮始末記』(文春文庫)があまりに面白いので遅くまで読みふけってしまった。読了。
 厩戸王子(聖徳太子のことね。)に使える下級役人、調首子麻呂の、古代捕物帳。死体も生き生きしている、という妙に面白い表現が解説にあったがまさに! 
 久々に古代熱がどどーんと湧き上がってきたぞ!

 これまでに夢中になった古代を舞台にした本は、
・小学校『天上の虹』(大化の改新〜持統天皇)
・中学校〜高校『銀の海 金の大地』(邪馬台国と大和朝廷の間の時期)
・高校〜大学 宮城谷昌光の中国古代小説各種
・大学『日出処王子』(聖徳太子)
 などだ。あら、少女向けが多いね。
 天上の虹がまだ完結してないことに最近気づいてびっくりした。

 黒岩重吾はほかにもいろいろ古代を舞台にした小説を書いている様子。
 今日も本屋で発見したが、ぐっとガマンしてみた。
 インプットはネタが尽きることがなく、いつでも楽しい。でも、時間は限られている、出すこともしないと・・・。

 今日は忙しそうな周囲を尻目に、さっさと定時で上がってしまった。ちょっと後ろめたかった。
 明日はがんばろうさね。





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2003年02月17日(月)  あゝはるかなりふつかつのちよこ

 いろんなサイトを見てると、14日には何かしらバレンタインについて触れてあるものが多かった。
 私のところは・・・とび職と汚れた手と本とCDと友だちの話かぁ。
 行事に不熱心。
 実はこの日に、相方へのチョコレートを買っていたのだった。
 義理より本命をあとで買う奴。不熱心。
 こういう世間的なイベントって、“せっかくだから、ちょっと乗っかって楽しむか”くらいの気楽さで臨むのが好きで、ここぞとがんばるのは当人たちにとって本当に意味のあるイベントのときでいいんじゃないかと思ってる。
 ここぞの意味があるとき、私らで言うと、それはたとえば2年前の日田旅行。いやーこのときは、がんばった。かなりきらきらしい思い出だ。

 相棒しんちゃんへのチョコレートを買うに際し、ポイントは三つ。
「国産、簡易包装、余計なものナシ」
 彼はお菓子にうるさくは全然ないので、クセを感じない慣れた国産の味がよかろう。
 かわいいラッピングなんかでアピールする必要はゼロ。空き箱を捨てていいものかどうか迷うような立派な包装は、むしろ邪魔だろう。
 ボンボンとか入った凝ったものより、シンプルなものが好きだろう。
 こういうわけです。

 当日でもチョコ売り場は芋を洗うような(エ、この比喩なんか違います?)人だかり。
 ひととおり、ぐるっと見てまわって、マヌカンピスの石畳チョコレートに決定。600円なり。
 外国のタバコのような箱のデザインの感じが気に入りました。
 1000円のだと、箱が大きくなっちゃってタバコに見えないんです。
(タバコに見せる必要はないのだけど・・・
 タバコのソフトケースって、黄金比でしょ。あの美しい形を、私もしんちゃんも愛しているのだ)
 
 で、土曜日に遊ぶ約束をしてたので、一日遅れだけどまあいっか、ほいっ、と手渡した。

 ・・・と、なる予定だったが、家に忘れてきてしまった。
 主に中落ちカルビでいっぱいになったお腹を抱え、しん邸に帰る途中、
「あ゛〜っ 忘れた!」
 と気づく。
 熱心でなくても、人のために買ったものをタイムリーに渡せないとなると、それはそれでショックである。
「ま、いいんじゃない? 食べりィ」
 と、ニコニコ笑って(こちらもバレンタインに思い入れのなさそうな)しんちゃん。
 なので素直に自分で食べました。ウマッ。

 そういえば、去年もしんちゃんにチョコレートをあげてなかったことを思い出した。
 それも、
「なんか会社の人に、義理チョコば、やらないかんごたぁ。
 私一人で、8人分買わないかんけん、今月ピンチやん。
 悪いけどしんちゃんの分、買う余裕ないけん。」
 という、やる気なさすぎな理由で・・・。
 しんちゃんは特に不服そうでもなく。たぶん強がりじゃなくて、本当に不服そうでもなく。

 あっ、いま去年の日記を読み返したら、
『来年も付き合ってたら、またチョコは復活するから、ガマンしてね』
 などと書いている・・・。
 ら、来年こそは。

 しかし、そんな二人にもかわいい時期というのはあったもんで、付き合って一年目のときは、しんちゃんがキャンディーをお返しにくれたのをよーく覚えてる。
 ハンドメイドだった。
 といっても、もちろんキャンディーを手作りしたわけではないが、ラッピングがね。
 切れたギターの弦で封がしてあった。袋には雑誌の切抜きがかわいく貼ってあった(笑) うう、なんていい奴だ。
 ちなみにキャンディーは4つくらいしか入ってなかった。市販のものを一袋買って、残りは自分で食べたらしい。うう、好きだ、しんちゃんのそんなところがたまらない。





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