moonshine  エミ




2002年11月26日(火)  そこにもここにも意志を

 いつも昼食は同期と一緒に食べているが、今日は仕事の関係で時間が少し遅くなったので、ひとりで会社ちかくに食べに行ってみた。
 
 森博嗣のミステリ小説に夢中になっている。
 今朝、シリーズ4冊目『詩的私的ジャック』のいいとこまでいってたので、続きが気になってた。(満員電車の中でも読んでます。)
 ひとりでゆっくりご飯を食べながら、ドキドキワクワクしながら、そして戦慄しながら読んで、読み終わった。
 うううう。
 おもしろい。
 早速、帰りがけに5冊目『封印再度』を買う。
 森博嗣の小説にはどれも英題がつけられているのだが、この「封印再度」に対しての英題は、『who inside』 そう、たぶん密室の話なんでしょうが・・・。邦題、英題、どちらも声に出して読んでみてくださいな。ははは。

 連続殺人事件が起きて、その犯人を捜していく、なんて話に、自分がこんなに夢中になるなんて思わなかった。
 トリックを解くのが大好きってなわけでもない。
 マンガみたいな、日常から遠い設定。
 でも、この人の小説を読んでいると、背筋が伸びる。不思議に元気づけられる。
 流されないで生きようと思う。

 仕事は、準・最悪の日程になった。
 最悪マイナス7日間、日程が早まった。(最悪だったら、当初より14日間早まることになっていた。)

「今週の金曜と、来週の水木金土は、遊ぶ予定入れないでね」
 だって。
 今週の金曜?
 もうバッチリ、予定いれてるよ〜〜〜!!
 しかも来週の土曜まで出勤なのか?!
 ・・・と、ちょっとげんなりしながら、帰ってきました。 
 あーあ。あーあ。
 いろんなこと諦めて、いやな思いもしながら仕事して、あっという間に月日が過ぎて、でも、そうやってるうちに、いつの間にか仕事の力がついていくものなのかな。
 とにかく、意志をもたないと、やってらんない。
 
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2002年11月25日(月)  リリース

 残業と修正を繰り返してきたアレを、ついに脱稿。胸が昂ぶって落ち着かず、思い切って6時半に仕事を上がる。
 充実感、なんてもんじゃなくて、とにかく落ち着かなかった。
 でもまあとにかく、私の手からは離した。
 本屋に寄る。三島由紀夫の十代の頃の書簡集が文庫で出ていた。
 ぱらぱらと立ち読み。
 やっぱり天才なのかなあ。あんな文章。手紙だってのに。
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2002年11月24日(日)  赤いギタリスト

 昨日に引き続き、九大の学祭へ行く。
 学祭、と聞いて私の心にパッと浮かぶのは、「どんな有名人がゲストにくるの?」なんてことじゃなく、運動場や道々に居並ぶ出店の数々でもなく、野外や講堂などに大々的につくられたステージでもなく、暗幕で覆った教室にビール箱組んでつくった高いステージ、そこで文字通りやってる朝から晩までのライブ。

 昨日に引き続き、しんちゃんが二つのバンドに出演。どちらも、学祭の大学生の中では、かなりいい線いってた。
 今日はしんちゃんのギター、非常にかっこよかった。
 そう、しんちゃんて、こんなにうまかったよな〜そういえば、と久々に思い出した(^-^;

 今日、いっこめのバンドは「Staiths」よ、読みにくい・・・。
 いわゆる「学祭バンド」、ふだんは別々のバンドで活動してる人たちが、お祭りの日に「いっちょ、楽しいことやるばい!」というノリで集まることを言います。
 全曲、洋楽のコピーで、やった曲は(昨日と今日、順不同)

 ビートルズ「I Want You (She's So Heavy)」
 THE WHO 「My Generation」
 THE WHO 「Baby Don't You Do It」
 イギー・ポップ「Search and Destroy」
 クーラ・シェイカー「Hush」
 レッドホットチリペッパーズ「Stone Cold Bush」

 という、なかなかパンキッシュなリスト。
 かっこよかった! ひとりひとりがレベル高い。急ごしらえのバンドだけど、さすが全員5回生以上だけある貫禄。いやーこんな曲をキメるのは、難しいよねえ。私、やっぱりこういう曲って好きだな〜と改めて思ったなー。血が騒ぐ・・・。

 二個めのバンドは、「月詠」こ、これも、やや読みにくい・・・ツクヨミと読みます。
 ボーカルは先々々々代の部長で(うっ年取ったな、われわれも・・・)、しんちゃんと同じ学科で寮でも同室だった男です。学生時代は、しん氏のみならず私もいろいろ、世話になった。彼の喉、昨日に比べるとやや疲れぎみだったようだが盛り上げじょうずで、伝えよう!て力をビシビシ放つ。 
 こっちは、オリジナルの曲をやる。
 昨日とは全く違ったセットリストだった。どの曲も、なかなかかっこいいじゃないの! グルーブとファンクの匂い。 
 ボーカルはメンバー紹介の最後にしんちゃんを紹介するとき、「on ギター」じゃなくて、「マイ・ベスト・フレンド」と言って、しんちゃんと二人ならんで肩を組んだ。けっこう胸が詰まった。ぐすん・・・。青春の日々よ・・・! 
 しかし、メンバー紹介のとき、紹介されたパートがソロを弾くのに、ギター以外のときでもギターの音が一番でかく聞こえたぞ、しんちゃんよ 笑。

 今日のしん氏は、音づくりも弾きっぷりも、なかなか持ち味が出てたな。ソロも彼らしく、フィーリングっぽくも、なかなか決まってた。あの安いギターを入学以来、6年間使い続けて、あれだけの音を出すのはエラいと思うよ、ほんとに。
 見に来てくれたマーブルにも言われたけど、しんちゃんて結構はげしい存在感のギター弾くのだよね。大学のサークルの中にいたら、まあ間違いなく、うまいし。
 正統派なギタリスト、って感じ。
 歌心のあるギタリストじゃなくて(一時期ギターボーカルやってたのが嘘のようだ・・・)、まさにギターをギュイギュイ泣かせるタイプです。彼の好きなギタリストは、ジミヘンやレイヴォーンやCHAR。
 好きなことには大熱中する、凝り性でひそかに負けず嫌いの部分が、ギターにはテキメンに出ますなぁ。特に今日は。

 しんちゃんの学祭出演も今回で、つ、ついに、ラスト。
「最後」だなんて思うと、その最初のときから一緒にいたジョーカノ(笑)としちゃあ、感慨もひとしおってもんですな。感傷的にならないようにつとめた。最後なんてありはしない。生きてるかぎり、これから続く続く続くのだ。誰かとわかれてもその人の人生は続いてく。それは一瞬を光らせるよりずっと難しかったりすることなのだ。
 でも、ちょっとね。やや平常心でいられなかったかもね。
 ライブ中、写真いっぱい撮ろうとか思ってたのに、すっかり忘れてたもんなあ。

 月詠の最後の曲では、ボーカルにあおられてステージに上がった部員たちが踊る(と、いうか、暴れる)。
 最後には、しんちゃんもギター持ったままステージから客席(と、いうか、教室の席なんだけど・・・)に飛び込んだ。
 うわっ1メートルはあるステージなんだぞ! 足は大丈夫か〜と一瞬あせったけど、ギターは途切れず、バリバリ弾きまくってる音。
 私の席からは見えにくかったけど、どういう体勢で弾いてたのかね。あおむけか?
 楽しかった。
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