初日 最新 目次 MAIL HOME


セキララな思考。
安井 文
MAIL
HOME

2001年08月27日(月)
Are You Happy?

初めまして、安井 文です。

さて、何を書きましょう。

毎日毎日音楽を聴いています。
生活しながらたっくさん聴きます。
それで、いろんな思い出や言葉がたまっています。
そろそろ、開放しなくちゃ次が入ってきません。
ということで、ここらで呟いてみることにしました。

ここにある言葉はみんなそこから始まっているものばかり。
もしかしたらあなたがこれから出会うはずの音楽がここにあるかもしれませんね。

何を書こう...なんて正直ないですが、思い付くまま、気の向くままやっていきたいと思います。
よかったらまた来てください。

(^_-)



2001年08月28日(火)
BREAK ON THROUGH (TO THE OTHER SIDE)

歌が流れる。

毎日際限なく。

耳をふさごうにも分かりやすい話し言葉で歌われる歌が飛び込んできて、私よりもはるかに年若い歌手の言葉にいらいらすることがある。

「そんな事くらい自分で結論を出させてくれ!!」

でも、別の日にはその言葉に心を震わせるたりもする。
人の気分はそんなもんだ。

音楽なんて好き嫌いで聴くもんで人の好みは本当に千差万別だ。
私が感動し、いつまでも大切にしているその曲を別の誰かは鼻で笑うかもしれない。
それは真実でそのことに関して悲しむ必要はなく悔しがる必要もない。
その誰かは違う何かの曲で感動しているかもしれないなんて想像してみる。

なんだ、私と同じじゃないの。

もしかしたら、今日聴けない音楽が明日は聴けるかもしれない。
そしたらきっとそれが新しい楽しみの一つになる。

それは結構いかした考えだと思う。

好きな音楽
嫌いな音楽
かっこいい音楽
ださい音楽
耳に入らない音楽
耳に入れたくない音楽
選んだ音楽
選びたくない音楽
必要な音楽
もう要らない音楽
これから出会う音楽
この先もずっと出会わない音楽

音楽がいっぱい

さあ今日はなにが聴こえる?

「BREAK ON THROUGH (TO THE OTHER SIDE)」
MUSIC BY The DOORS,WORDS BY Jim Morrison,PLAYER The DOORS



2001年08月29日(水)
19,600,000の悲しい夜と眩しい夢(1)

社会人になってまもなく何事もなく過ぎて行く日常に突然嫌気が差した。
何もせず日々に埋もれ、それに慣れて行く自分が恐かったのかもしれない。
新しい音楽は何も響いてこなくて、ただ焦っていた。
友人たちと遊ぶことはそれなりに楽しかったが、今ここにいる自分が偽者のような錯覚に陥ったりした。

とにかく自分が求めていることをやってみよう。

突然そう思った。

とりあえず一番やりたかったことは、自分の思う通りに歌えるようになることだったので、ボーカルレッスンに通ってみることにした。

初レッスンの日。

開始時間に遅れてやってきたのはロングヘアーのけだるい雰囲気の女の人。
ハードロックをやっていると言う。
彼女は自己紹介の後「普段どんな音楽を聴いてるの?」と聴いた。
レッスンにはもう一人の女の子がいて、彼女は目をきらきらさせながら私の知らない外国のロックバンドの名前をいくつか挙げた。
先生はやっぱりロックが好きなようで2人の話は盛り上がっていた。
当時の私は洋楽はほとんど聞かなかったので、2人の話がちんぷんかんぷん。
なんだか場違いなものを感じて居心地がすこぶる悪かった。

「あなたは何を聴くの?」

おっと、私に水が向けられた。
少しためらいつつ大好きなミュージシャンの名を告げる。

「一番好きなのは、鈴木雄大です。」

「雄大知ってるのー!!私も好きなんよー。」

先生は突然大きな声で答えた。間髪も入れすに。

びっくりしたのは私の方だ。
まさか見るからにロックミュージシャンな彼女が彼のことを知っているとは。
とにかく口に出してみてよかったと思う。

それがその先、私の人生に大きく関わってくるとはその時は思いもしなかったけどね。

この続きはまたの機会に・・・。

「19,600,000の悲しい夜と眩しい夢」
MUSIC & WORDS BY 鈴木雄大,PLAY BY 鈴木雄大



2001年08月30日(木)
Killing Me Softry with His Song

初恋の話をしましょう。

私が彼に一方的に出会ったのは私がまだ子供と言い張っても許されるくらいの年の頃。
なぜ一方的なのかというと、彼の声はラジオの中から流れてきたから。
当然顔も分からないし性格なんてものも分かりはしない。

私は昔からラジオが大好き。
その日もいつもと同じように流していた。
でも、その歌で私の人生が変わった。
その日そういう歌とであったんだ。

見えるわけないんだけど、私はラジオを振り返ってしまった。
その頃の私は周りの人達とうまく行かなくて、「友達なんていなくったってやっていけるもん」なんて、ひねくれたことを考える子供だった。
この歌はそんな自分に同調しているように思えたのだ。
なんなくこの歌がするっと入ってきた。

目からうろこ!

昔から友達はたくさん作りなさいと言われてきたけど、それはそうそう簡単なことじゃないよとなんて言ってくれた人はいなかった。(と、私は解釈した。)
また聴きたくて、翌日レコード屋に走ったのは言うまでもない。

それ以来、彼の歌は私にたくさんのことを教えてくれた。

兄のように
友達のように
恋人のように

辛くて辛くてしょうがないときには、彼の歌を一晩中聴いていた。
うれしくてうれしくてしょうがないときにも彼の歌をずっと口ずさんでいた。
ふとした瞬間に「こういうとき彼はどう言ってくれるかなあ」なんて思ったり。

・・・。

言葉にするとなんだか陳腐だなあ。

とにかく、四六時中そうだった頃があった。
寝ても覚めても彼のことを考えてしまう。
これは確かに初恋だったと私は今でも思っているわけ。

もちろん・・・。(当たり前?)
初恋は叶わないと相場が決まっているもので私の場合もそのご多聞にもれることはなかったけれどね。
だけど、絶対これは初恋なのだ!

ヽ( ´ー`)ノ

「Killing Me Softry with His Song」
MUSIC BY Charles Fox,WORDS BY(sorry unknown),PLAY BY Roberta Flack 



2001年08月31日(金)
Baby Face Blues Band

私は駅に程近いビルの地下に潜むように佇んでいるライブハウスへ足繁く通っている。

お店の名前はBoogie House

かっこいいマスターがいて彼自身もミュージシャン。
マスターのことを知ったのは高校生のときで、ローカルラジオ番組でBoogie Houseのことを喋っていた。

音楽雑誌で東京の有名ライブハウスの名前はたくさん知っていたけど、実際ライブハウスなんて物は私の生まれ育った町にはなかったので、想像するしかなかった頃のこと。

すぐ近くの街にライブハウスがあるなんて!

それはもーカルチャーショックだったのは言うまでもない。

それから実際マスターの顔を拝むにはかなりの年月を必要とした。
(そこにやってくるミュージシャン達と知合っていろんなことを見聞きするんだけど、それはまた別のお話。)
とにかくマスターは、初めて顔を拝見したときは想像していたよりも若くてびっくりしたものだ。
マスターの率いるバンドは、とてもパワフルなブルースを聴かせる。
私はマスターのギターが大好きで、楽しそうに弾いているマスターを見るのも大好きだ!何度も足を運んではいるけど、未だにマスターに話し掛けるのは勇気が要る。

なんてったって、私にとっては尊敬するかっこいいミュージシャンのひとりだから。


"Boogie House"と白い文字で書かれたガラスのドアを開けるとポスターがいっぱい張ってある階段が地下へ続いてる。
突き当たりにはもう色褪せたエリック・クラプトンがギターを大事に抱えているように見えるポスターがある。その右側の扉を開けると、Boogie Houseだ。
扉は木で出来ていて思いのほか重いんだけど、力を込めて空けるたび、期待で息切れしてしまう。

そこへは経験豊かな年を取ったかっこいいミュージシャンがたくさんやってくる。
TVにしょっちゅう出てくるような人気ミュージシャンはほとんどやってこないけど、こよなく音楽を愛するミュージシャン達が楽しそうに演奏するのだ。

独りでやってくる人
仲間とやってくる人

どの人もステージに上がったとたんに存在感が増す。それはもうびっくりするくらいだ。その豹変ぶりがなかなかスリリングで楽しい。
東京でだってそのバラエティーに富んだラインナップを持つライブハウスはないらしい。一度行ってみるといい。

それからたくさんライブに行っているけど、Boogie Houseほど完璧な雰囲気を持っているライブハウスにはついぞ出会ったことがない。

きっと今週もかっこいいライブが繰り広げられてるはず。

「Baby Face Blues Band」
MUSIC & WORDS & PLAY BY 鈴木雄大



2001年09月01日(土)
風のBluse

自転車を走らせてBoogie Houseへ。
早く行かなくちゃライブが始まっちゃう。

今日は、五十一(ISOICHI)さんのライブ。
と言っても、初めて聴く音楽なんだけど。
先週のライブでマスターが「なかなか味があるよ」と言っていたので、とても気になってた。

汗を掻きかきドアを開けるとなーんだ、まだ始まってない。
地元のアコースティックブルースバンドが演奏していた。
胸をなでおろしつつビールを注文。
カウンターに腰を下ろす。
そのとき、カウンターの一番奥にいるおじさんと目が合った。

あれ、初めてみる人だなあ。

まあ、ライブに行くといつもはじめてみる人ばかりなんだけど、そのおじさんはなんだか気になったんだ。

地元のバンドは、なかなかよかった。
でも、2本のギターのチューニングは出来れば合わしておいてね。
何度かライブを見たバンドだけど、だんだんよくなってる。
あ、彼らのバンド名は、”よたよた”なんだそうな。

お客さんのほとんどは、彼らの友人のようだ。楽しそうにライブを見てる。
なかなかいい雰囲気だね。

でも、早く五十一さんの音を聴きたいんだ!

彼らが引けるとマスターが椅子をひとつ用意した。
そこにカウボーイハットをかぶった男の人が・・・。

あれ?あのおじさんじゃん!

そう、カウンターの奥に座っていたおじさんが今日の主役の五十一さんだった。
ぜんぜん別人みたいだ〜。

うひょ〜これは第一声がすごく楽しみだぞー。
ギターは3本。そのうち1本はドブロだ!おおっ!

出てきた音はなんだかとても懐かしい感じがした。はじめて聴くのにさ。
あれ・・・、このメロディーは・・・。

「アメージング・グレース」だ!

カントリーっぽい感じのアレンジで、ぞくぞくっとした。
流れてくるメロディーはやさしくてあったかくて乾燥している。
楽しそうのギターを弾く五十市さんは、カウンターの奥で身を潜めていたおじさんとは別人だ。きらきら輝いててかっこいい。

言葉は全部日本語で、意味がとてもわかりやすいんだ。
元もとの意味なんて大して考えなくていいと後で五十市さんは言った。
自分が感じるままに言葉にしてしまえば、自分の曲になるんだよってね。
マスターと話している五十一さんの言葉はいちいちかっこよくて私はどきどきしながらその話を聴いていた。

私は関西のフォークソングを思い出していたんだけど、彼が大好きなのは、ライ・クーダーやランディー・ニューマン、トム・ウェイツ。
ライ・クーダーもトム・ウェイツも名前しか知らないや。
そう言うと五十一さんはぜひ聞いて見るべきだと彼らの一番よいアルバムの名前をメモしてくれた。
ふふふ、また新しい音楽を手に入れることが出来る。

いつもなら、ライブが終わったらすぐに帰るんだけど、その日は深夜まで彼らの話に耳を傾けていた。来年も五十一さんは来るよと言っていた。
来年かあ・・・、待ち遠しいなあ。

2001.08.17(FRI)五十一(at BOOGIE HOUSE)
「風のBluse」
MUSIC & WORDS & PLAY BY 五十一



2001年09月02日(日)
ミュージック・アワー

日曜日の朝。

目が覚めたら、ラジオのスイッチを入れる。
私はもう長いことこれが習慣。
TVも好きなんだけど休日の朝にTVのスイッチなんか入れると一日心を奪われて前夜計画したことがまったく台無しになってしまう。

う〜ん、それはそれでゆっくり出来ていいけれど、やっぱり少し損した気分になってしまう。

だからラジオ。

ラジオはDJがお構いなしに喋り続ける。
勝手に選曲し流している。
だから私も勝手にする。
勝手に顔を洗い、洗濯機を回し、掃除機をかける。
朝食を作って食べ、コーヒーを入れ、そして洗いあがった洗濯物を並べて干していく。
その間ラジオは、私に向かって喋り続けるし音楽は流れ続ける。
私は時折、吹出してみたり大笑いしたり、洗濯物のしわを伸ばしながら。
振り返って文句言ったりして。

家事ははかどり気分も上々。
天気もいいので今日は自転車で街まで行ってみることにしよう。
とりあえず ラジオはまた後で・・・。

こんな平凡な休日を私は愛している。


「ミュージック・アワー」
  MUSIC & WORDS BY (--sorry unknown--) ,PLAY BY ポルノグラフィティ