社会人2年目の息子が電話してきた。 「いまさー、北海道来てんだけどお土産何か送ろっか。何がいい?」と聞かれた。
「お気遣いありがとー、だが魚もイカもこっちのほうが美味いけん別になんもいらんwwwスイーツはお断りだ。土産とか気にせんで、そのぶんうまいもん食べて楽しんできて!あ、観光客ホイホイの店とか行ったら高いだけでロクなことないけん気をつけてね。ラッキーピエロとセイコーマート行ったら後日感想聞かせて!」 「おーwwwわかったwww」
息子がシルバーウイークを満喫している。 土産とか気を遣って電話などしてきてくれる。 これでじゅうぶんですよ。
自分一人で炊事洗濯掃除ゴミ出しアイロンがけして電車通勤して仕事して給料もらって暮らしてる。 週末に友達と飲みに行ったり、連休に旅行に行っている。 自分でメシが食える男になっている。
母はそれでじゅうぶんですよ。 とーちゃんも同意だと思いますよ。←草葉の陰でニコニコしながらヘドバン気味に頷いてると思う。
年末に会うのを楽しみにしておるぞ。 ラッキーピエロとセコマの話はそのとき聞こうwww
| 2023年09月15日(金) |
自分で気を奮い立たせんと。 |
後期高齢母には、市内に同郷の幼なじみが2人いる。 以前からよく名前は聞いていたし、16〜7年程前に一度お会いしたこともある。
先日、母の転居をお知らせしようと連絡をさせていただいた。 そして私は仰天する。 ……なんて(母と違って)行動的で元気ハツラツなおばあちゃまたちなんだろう‼‼と。
お二人の共通点は、ひとりでどんどん出かけること。 見たいもの、食べたいもの、行きたいところ、どこへでもバスや電車を乗り継ぎ、歩いてお出かけされるのだ。
ご主人はお留守番専門(お一方は既にご他界)なので、お二人とも計画から行動まで全て一人という。
旺盛な好奇心と行動力。 お話を聞いているだけで、こちらまでが明るくなるし元気さえいただける。
「あなた相変わらずすごいね〜」と感心する母に 「そうよ〜っ!自分で気を奮い立たせんと!」 そういって楽しそうに笑っているその人は、母と同じ八十代半ばの女性。
「一人だし、誰も連れてってくれないんだから、自分でなんでもやらなね!この間も映画をみにいってきたよ!あなたもやってみらんね!」
そう言われ「わたし出不精だし方向音痴だから無理ぃ〜」とケタケタ笑う母は、心の底から彼女を見習う気はゼロである。 いや今更見習われて一人で出かけられたら、それはもう紛うことなき徘徊老人になってしまうのでマジでやめていただきたい。
しかしながらつくづく思った。 「自分で気を奮い立たせんと!」 なんと(生きる)ことの核心を突いた言葉だろうか。
「歳ばとろうが足が痛かろうが腰が曲がっとろうが関係ないとよ」
いつか彼女とゆっくりお茶したいものである。
筥崎宮の放生会(←博多では「ほうじょうや」と言う)に母を連れていった。
 夜の放生会はもっっっのすごい人波なので、後期高齢者を安全かつはぐれないで連れ歩く自信は私には皆無である。 てなわけで昼間にのんびり露店を楽しんでいただいた。←どうせ明日(下手すると当日)には忘れているわけだがwww
昔はカルメ焼きとかカラーひよこ釣りとかあったよね〜などと話しながらそぞろ歩き、しまいには「ナーシもカーキも放生会〜」(梨も柿も放生会)ってことで帰りにスーパーに寄って梨を買うことにした。
駐車場に戻って車に乗り、しばらく走ると交差点で見慣れぬ……
 いや、レトロ懐かしい風体のバスが一台。
 ちょ、あんた青バスやん!?
 どうやら現行車体に復刻塗装(ラッピング)されたものらしい。
私の記憶に一番古い西鉄バスは、電車のような横向きのロングシート。乗車口は引き戸タイプだった。ガラッと横に開くやつである。
ほどなく折戸タイプになるのだが、これがステップまで人がぎっちぎちになる朝の通勤通学ラッシュ時には、開閉時に誰かのカバンや下手すりゃ人体が折戸に挟まれる等のアクシデントに遭遇するのもまたスリリングかつバカウケだったものだ。
いやあ懐かしいこと懐かしいこと。
もうバスのドアに挟まれる人や、放生会のヒヨコ釣り、怪しいルーレットやコリントゲーム付きのカルメ焼き屋、赤やピンクのままごと売りなどは見当たらないが、今ある目の前の日々が数十年後には懐かしく思い出される時が来るのだろうよ、今の若い子たちにも。
身軽なうちにどこへでも何でも行ってみてやってみておいて悪いこたあないよ。 一人ででも二人ででもみんなででも。 いいことも無駄なこともくだらないことも。
イカ焼きのタレが白いスカートにべったりついた思い出も笑い話。 ままごとを買ってもらえなくてショボーンだったのも、カラーひよこが大きくなったらふつうのニワトリになったのも、すくった金魚が翌日兄貴の飼ってるカメのエサにされていたことも、博多弁のおっちゃんが売ってる小さな丸いカステラがなぜ東京ケーキなのか考えすぎて夜も眠れなかったことも、全てが遠く懐かしの日々。
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