1箇月振り、2度目の姪っ子の子守りに行って来た。 いつもお世話になっている先輩(超お金持ち)からランチに誘われたので是非行きたいが、その日は保育園に預かって貰えない日なので、日中の数時間だけでも面倒看て貰えないかと妹に頼まれたのだ。 で、数時間どころか数日間も逗留して来た。
甥っ子に比べると、姪っ子の成長は随分ゆっくりで、漸くお座りが出来るようになった。 前回はうっかりお座りさせて手を離すと、ふらふら〜と倒れそうになっていて慌てたものだが、もう手を放しても平気である。 しかし座らせておくと、上半身をぺたんと前に倒し、両脚を180度開脚してから後ろに回し、俯せになったところで、自分ではにっちもさっちも行かなくなって助けを呼ぶ……というパターン。 そんな姪っ子が一番喜んだのが、前述の先輩の訪問。 初対面だったのだが、 「あら〜可愛いね〜!」 とマスク越しの笑顔で話しかけられたところ、何か褒められた!と理解したようで、姪っ子はとても嬉しそうに照れていた。 あー、そういや私、姪っ子に「いい子だね」「お利口さんだね」とは褒めていたけれど、「可愛いね」って言った事無いかも……正直者だから。 女の子なんだし、沢山「可愛いね」って言ってやらなきゃ駄目だよなーと反省した。 だってどうしても甥っ子と比べてしまうんだもん。 甥っ子だって当時は鼻が残念だの眉毛が残念だのと酷い言われようだったが、姪っ子に比べればそんな事無かったなーと。 今回も毎晩のように(というか毎晩)妹と酒を酌み交わしたのだが、最初は姪っ子の話をするものの、結局は甥っ子の昔の写真や動画をお互いのスマホから引っ張り出しては、 「見てよこれ、可愛いよねー」 「うん、ほんと可愛い。あーあの動画スマホじゃなくてタブレットに入ってたわー、残念」 と、甥っ子可愛い大会になってしまっていた。 どれぐらい可愛かったかというと、唇がカサカサしていたので、手持ちの色付きリップを塗ってやったら、やべー誘拐されちゃう……というレベル。 そんじょそこらの女児なんて目じゃない位可愛かったのだ。 とは言え、もうピークは過ぎましたけどね。
| 2021年02月20日(土) |
もうすぐ小学生なのに |
2週間振りに会えてよほど嬉しかったのか、はしゃいで母親に抱き着いた拍子に、ぐらついていた上の前歯から出血して、甥っ子は大泣きしたらしい。 あーこりゃもう抜けるね、てか抜いた方がいいねと、母親であるところの私の妹が、甥っ子の抵抗に遭いながらも抜いてやったところ、もう大変な大騒ぎだったとか。 甥っ子よりもご近所さんに同情してしまった。煩かったろうなー。 血の味が嫌で口を漱ぐべく洗面所に行ったものの、甥っ子は暫く動けなかったらしい。 そして漸く居間に戻って来たと思ったら、 「あるけるようにはなったけれど、むり、しゃべれない……」 と言ったとか。 いや喋ってるし、歯が抜けたのは口だよね? 足は関係無いよね? と、妹夫婦は秘かに大笑いしたらしい。
という話を笑いながら主人に話したところ、 「いや、それは腰が抜けたんだろうよ。可哀相に」 と甥っ子に同情的であった。 「へえ、貴方はまもる(甥っ子・仮名)擁護派なんだ?」 と訊いたところ、 「弱い者擁護派です。弱い者は保護されるべきです。シオン達姉妹は強過ぎます」 と言われてしまった。 でもあたしゃその説には異を唱えたいね。 この世は弱肉強食だよ。 甥っ子はもっと強くなれ!
一方、姪っ子は多少の事では動じないタイプ。 妹宅滞在中に少しだけ世話をしたが、朝の忙しい時に途中で食べるのを止めたので、 「ほら早く食べて。お母さんに置いてかれるよ」 とせっついたところ、いらねぇつってんだろとばかりに口の端を三角に下げて、チッという舌打ちが聞こえそうな、(・д・) ←本当にこんな顔をした。 何なのこの子……。 翌日、まだお座りも出来ない姪っ子が早くも喋れるようになった夢を見たのは、この出来事のせいに違いない。
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