朝をとっくに過ぎた時間に起きたら、後藤さんが殺されていた。 遺族には悪いが、正直ほっとした。 今となっては、遺言ビデオの最後に付け加えられた、 「ま、必ず生きて戻りますけどね」 という言葉の軽さが、彼の覚悟の軽さ・見通しの甘さだったとしか思えない。 「何があっても自分の責任です」と言いつつ大勢に迷惑をかけ、捕まったばかりかイスラム国のスポークスマンになって、一体何をやりたかったのか。 終いには、妻まで一緒にスポークスマンになってイスラム国の要求を読み上げ、全く迷惑な夫婦である。 私が妻なら断るね。 幾ら大事な亭主でも、身重の妻を置いてわざわざ危険地域に乗り込んだ時点で馬鹿夫だし、それで命乞いなんかして来たら百年の恋も醒める。 「自分の責任だと言ったのだから、責任取って腹を切れ! 武士の子だろう!」ぐらい言っちゃいそう。 昨年録画した「独眼竜政宗」を観ているせいか、人命より大事なものがあると思うのだ。 第12回「輝宗無残」で、人質に取られた父・輝宗(北大路欣也)が、 「構わぬ! 撃て!」 と叫ぶ場面。 これが武士か……!と日本人は感動するんじゃないのかね。 ジェームズ三木は凄いなあとつくづく思う。 人格と才能は全く別物なのだ。
そうそう、デビ夫人の事はあまり好きではないが、この件に関しては、私は殆ど彼女と同意見である。 日本政府ばかりか、ヨルダンにまで迷惑掛けちゃって全く。 私が言いたかった事を、有名人がちゃんと代弁してくれて、嬉しく思う。
今月から、「ジョジョの奇妙な冒険」第4期が始まった。 1回目の放送は「タモリ倶楽部」空耳アワード後編と重なってしまい、大抵の事は譲ってくれる主人も流石に見逃し難かったようで、 「こっちは土日も仕事、しかも翌朝はいつもより早く出かけなきゃならないけど、シオンは土曜日遅くまで寝ていられるからいいでしょ。ジョジョはリアルタイムで見て、タモリ倶楽部を録画してよ」 と言って来たので、そのようにした。 2回目以降はジョジョ優先で録画しているのでいいとして、今期もオープニングがハズレ……。 クラシックで言うところの現代曲みたいな、音が跳んで調を掴めない感じ。苦手だー。 あと、無理矢理オラオラとか入れなくていいから! そう言えば、第3期のオープニングがどんなだったか覚えていないや。1期と2期のは今でも歌えるのに! 3期は記憶にも残らない駄作だったという事で宜しいか。 今期はそのまま3期の続きなので、絵柄は変わらず。これも残念である。 だから!影を線で表現すると、漫画と違って動くアニメは絵が汚くなるんだってば!何度言えば! そして、ストーリーは続いているのにまたエンディング曲替えるし。 1期2期とイエスだったんだから、今回も3期同様バングルズでいいじゃん! 製作者に視聴者の声は届かないのだろうか。 だったらテレビ局にメールしろよって話だけどさ。 こういうのは、私みたいな原作をちゃんと読んでいないニワカじゃなくて、熱烈なファンが抗議してくれると思うのだ。
と、3期同様がっかりしていたら、何なの今回のエンディングは! オープニングよりいいじゃん!いっそこれがオープニングでいいよ! 強制的に夕食時に鑑賞させられた洋楽好きの主人は、 「どうせなら、曲想もオインゴボインゴ風味にして欲しかった」 と言うが、ごめん、全然知らない……。
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