| 2015年01月12日(月) |
NHK「知られざる“コミケ”の世界」 |
本日18時10分から、NHKで「知られざる“コミケ”の世界」という、ドキュメンタリー番組を見た。 夕食の支度をしていた主人も、思わず手を止めて一緒に見入ってしまうほど、なんと言うか「異世界」であった。 年に2回開催されるオタク達の非日常空間の様子を見て、主人は 「一見開放された、巨大な閉鎖空間」 と評していた。 「いい歳をした大人にとっては、大学の学祭の延長なのかね」 とも。 うわあ……と思うところもあったが、まあ、参加者も主催者も、誰かに迷惑かける事無く幸せになるのだから、それはそれで良いのだろう。 これは参加者全員の悪意を排除しなければ成立しない。まさしく自治の世界である。 そんなイベントが40年も続いているのは、凄い事だと思う。
私も一歩間違えば、あちらの世界にどっぷり漬かってしまっていたかも知れない。 それならそれで楽しかったのだろうが、そうならなくて良かったと思った。基本面倒臭がりなので。
昨年末の日清食品やペヤングに続いて、今度はマクドナルドと、異物混入が話題になっている。 私は食品関連で働いた事は無いが、正直言って、異物混入はある程度は仕方無い事なのだと思う。 以前にも書いたが、干し芋にビニール、惣菜に髪の毛、レストランでの料理にもビニール、スーパーで買った味付け肉に塩ビ或いはプラスチック片と、思い出せるだけでもここ10年ほどで、ざっとこれだけの異物混入被害に遭った事がある。 宝籤にはちっとも当たらないのに、こんなんばっかり当たるよ!!キィィィイ〜!!
それでもこの私が、訴えてやる!とならなかったのは、相手の対応が誠実だったからである。 日清に関しては知らないが、今回騒動になったマクドナルドもペヤングも、私が目にした記事によると、最初の対応を誤ったがために、被害者の怒りの火に油を注いだのではないかと思われる。 ペヤングの担当者は被害者に対して当該ツイートの削除を「お互いのため」として要求し、歯入りポテトを販売したマクドナルドの店長は、殆ど手付かずだったセットの返金もせずに、無料券1枚を被害者宅に持参したと言う話である。そりゃブチ切れるわ。 勿論、世の中には、企業に難癖をつけて小金をせしめようと言う悪い人間も存在するので、企業もクレームの全てをハイそうですかと受け入れる訳に行かないのは理解出来る。 しかし最初から相手を疑ってかかれば、もし自分達に非があった場合、今時は特にネットで悪事千里を走るのだから、あっという間に評判を落とす危険性を考慮して、企業側は慎重に対応すべきであろう。
今時は赤ん坊の離乳食すらレトルト食品が出回っており、それにも虫が混入していたというニュースを聞いて、やっぱり口に入る物は、自分で材料を選んで自力で調理するのが一番確実なのだなと思った次第である。 でもお料理キライ。
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