昨夜は特に夜更かしした訳でもないのに、起きたら正午になっていた。 半日も眠っちゃったよ。 その前に9時半頃、膀胱が満タンになったため一度トイレに起きたのだが、どうしても眠くて眠くて、「団地ともお」が始まってしまう……と思いながら再び寝床に戻ってしまったのだった。
もそもそと掃除と洗濯をして、部屋の片付けなどをしていたら、休日出勤の主人が帰宅して、 「凄いね、噴火したね」 と言われても何の事かわからず。 テレビをつけて初めて御嶽山の噴火を知った次第である。 私が眠っていた間に、世の中では凄い事が起きていたのだなあ。
山も海も怖い。 我が家はインドア派で良かった。 でも少しは外に出ないと、このままでは脚が萎えてしまう。
主人から、寝る場所を換わって欲しいと申し入れがあった。 別にいいけれど、何で?と訊いたら、
「2晩連続でシオンに殴られたから」
と言う……またやったのか、私! 全く身に覚えは無いのだが、これまでにも何度か、寝返りを打ちざまに主人を殴った事が事があるらしい。 「最近のシオンは、僕側の手を頭の下に入れるのがブームみたいで、そうすると肘がこっちを向くんだよね。その姿勢で向こうを向いていて、こちら側に寝返りを打つと、そのまま勢いで肘がガツンと。 一寸当たったぐらいならまだしも、一昨日は眉間、昨夜なんかは目に当たったもんだから、痛いの痛くないの。 目の周りにパンダみたいな痣が出来たんじゃないかと思って、起き出して洗面所の鏡で確認しちゃったよ。結果何とも無かったけどさ」 そんな事があったのか……ちっとも知らなかったよ。 「それだけの目に遭っておきながら、何故私を起こさなかったの」 と主人に訊いたら、 「スピーと気持ち良さそうに寝ている人を、わざわざ起こす事も無いじゃん」 だそうで。 逆の立場だったら、私なら絶対に起こす自信があるわ。しかも切れながら。 つくづく、うちの主人は凄い人だなあと感心した。
ハッ、まさか、全て主人の作り話なんて事は……。
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