| 2014年08月02日(土) |
誰のせいでもない(本人と親以外) |
新潮と文春を買ってしまった。 オッサンの読み物である週刊誌に手を出すなんて、ゴッチ以来である。
犯人の少女を診察した精神科医が「このままでは人を殺しかねない子供がいる」と児童相談所に相談していたものの、相談所が何の対策も取らなかった事についてお怒りの人がいるようだが、普通に考えて匿名相談じゃどうしようもなかったんじゃ……と思わざるを得ない。 医者には守秘義務があるから該当者の名前を言えない、名前がわからないから児童相談所は動きようがないという、法律のジレンマ。 誰かに危害が及ぶ虞のある時は、守秘義務を解除する法律があって良いのではないか。 但し、「緊急性がある場合に限る」という条件は付けない方がいい。 そんなの結果論なんだから。
そもそも児童相談所は、そこまで強大な権限を持っている訳ではない。 今回の件に限らず、子供に関する権限の殆どが親にあり、何をするにしても親の許可が要る事が問題なのだと思う。 子供の虐待にしろ、今回の育児放棄に近いケースにしても、緊急性の有無に拘らず子供や周囲のためにならないと思われる場合には、親から権限を取り上げて行政が強制執行出来るように法改正しないと、世の中のためにならない。
ところで、犯人の少女が弁護士を通して、一部報道を否定して来た。 曰く、父親の事は尊敬している、父の再婚は歓迎、新しい母が来てくれて嬉しい、と。 ……えーと、友人の証言と違うんですけれど。 友人によると、父の早過ぎる再婚に関して、お父さんはお母さんの事なんてもうどうでもいいのかなと零し、普通に親が揃っている家庭が羨ましいと言っていたという。 友人が嘘を言うメリットは無いし、報道が嘘でなければ、弁護士を通してのコメントとどちらが本当なのだろう。 多分、どちらの内容も彼女の本心ではない気がする。 問題行動はあったものの、この少女が嘘吐きだったという話は出ていないし、「人を殺してみたかった」とあっさり言っちゃうあたり、寧ろ正直者だと思うが、相手によって回答を変えている場合が考えられるので、こうなるともう何が何だかわからない。
長崎県や佐世保市の教育委員会は、夏休みなのに頭を抱えているだろうが、定期的に出て来るこういう子供の出現を防ぐのは難しい気がして来た。 誰かも言っていたが、稀に起こる普通の人間の理解の範疇を超えたこのような事件を防ぐために、多大な人材や税金や時間を注ぎ込むのって果たして割に合うのかな、と。 繰り返すが、教育は基本的に家庭でやるべきで、学校は勉強する所、家庭が崩壊している場合や今回みたいに親がアレな場合は行政が親の権限を奪って子供を隔離して教育し直せるようにすべきだと思う。 命の教育よりそっちの制度の改善が先だろう。
| 2014年08月01日(金) |
猫の外飼いには危険が一杯 |
近所を野良猫が何匹もうろうろしている。 私には固体識別が出来ないので何匹いるのかわからないが、大家さんによると、わかっているだけでも3匹、子供が生まれたみたいで小さいのが3匹増えて先日1匹道路で死んでいたから現在は多分5匹ね!という事だった。 賃貸住宅の敷地内で糞をされる度に、しつこく大家さんに苦情を入れた甲斐あってか、ここに来てやっと町内会も動いてくれるらしい。 というか前々から、何とかしてくれって我々店子は言ってたんだけどね。 首輪はしていないみたいだけれど、万一誰かの飼い猫なのに保健所に通報して処分されたら困るから〜とのらりくらりしていた大家さんだが、自宅の庭を猫達の公衆便所にされるに至って、漸く重い腰を上げたようである。 私としては、処分されたって首輪も付けずにいる以上は野良猫と推察されるんだし、縦しんば飼い猫だったとしても外に放している飼い主が悪いんだからいいじゃねえか、寧ろ飼い主がわかったら猫避け剤や汚物消毒にかかった代金でも請求してやればいいのに、と思うのだが、地元民としては柵(しがらみ)もあってなかなかそうは行かないらしい。
そして今日も、道端で猫と遭遇した。 いつもの固体かどうかはわからないが、首輪をしている。 という事は飼い猫か。 しかし、外に放し飼いしている時点で、事態はこれまでと何ら変わっていないような……。 どうしたらいい? 大家さんを通して町内会に訴えて貰えばいいの?と主人に訊いたところ、物凄い名案が返って来た。 「首輪に手紙でも付けてやったらいいんじゃね?
『外で放し飼いにしていると、誰かの冷蔵庫で首だけになっちゃいますよ』って」
「!」 知恵の働かない私には、到底浮かばない考えである。
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