マレーシア航空と言えば、今年3月にも別の飛行機が行方知れずになっている。 私などは、ウクライナ上空の悲劇の一報を聞いた時、南太平洋で消えた飛行機が何故そんな所で?と一瞬混乱したほどだ。(えっ私だけ?) そのどちらの飛行機にも家族が搭乗していて、また家族を亡くしてしまったという実に気の毒な男性が話題になったが、一方で、どちらの飛行機にも乗る予定だったのを急遽取り止めて、2度も命拾いした幸運な男性もいるという。 その幸運なオランダ人男性は、東南アジアで活動するプロの自転車乗りで、3月のMH370便は一旦予約したものの乗り換えの待ち時間が長過ぎるとしてキャンセル、MH370便の通信が途絶えた頃に離陸した飛行機でマレーシアを後にした。 そして今回は、日曜便のチケットは高いからやっぱり安い飛行機にしようとキャンセルしたのだとか。 安く上げようとして命拾い。普通とは逆の、珍しいケースかも知れない。
しかし凄いね。 神がかっているというより、殆ど神じゃないの、この人。 私だったら、運を使い果たしてしまったので今後一生宝籤を買う気を失くすレベルの幸運である。
マレーシア機がウクライナ上空で撃墜され、乗客乗員全員が死亡した事件で、ロシアのプーチン大統領に批判が集まっている訳だが、私にはそれが不思議でしようがない。 ウクライナの内戦に全く関係無い国の、しかも民間機が撃ち落されたのだから、確かに悲惨な話である。 しかしわざとやったとは思えない。多分不幸な事故だろう。 もしわざと狙撃したのだとしても、プーチンが指令を出した訳ではなかろうに、ここぞとばかりにプーチンを叩く欧米諸国やマスコミには反吐が出る。 他人の不幸を政治利用する連中には勿論、それにうっかり乗ってしまう一般市民にの馬鹿さ加減にも腹が立つ。
こうなってしまった以上、恐らくプーチンは、ウクライナの親ロシア派を切り捨てるだろう。 仕方ない事だが、彼等は元々ロシアから移住して来たロシア人の子孫、ウクライナを捨ててロシアに帰れば良いと思う。 そして北方領土のロシア人達も、本土に戻ってくれ。
ところでヨーロッパ諸国と一緒にプーチン批判を展開しているオバマ君だが、このまま行くとブーメランになるのをわかっているのだろうか。 パレスチナと泥沼の争いを続けているイスラエルを支援しているアメリカに、ロシアを批判する資格は無いのだ。 2千年もそこに住んでいた人々を追い出して、ユダヤ人のために新しい国家を作ったのだから、その無理矢理さ加減と言ったらロシアの比ではない。 本当に宗教と言うのは碌でもないものだ。
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