兵庫県の野々村とか言う県議の気狂い会見が話題になっている。 いや、気狂いと言うより佯狂か。 下手な芸人より面白いという人もいるようだが、あれのどこが面白いのか、私にはサッパリ理解出来ないし、したくもない。 TVでは繰り返し、あの会見の様子が流されているが、あの話題に移る度に私は即座にチャンネルを替え、終いには消してしまう。 ちっとも面白くないどころか、只管不愉快だ。 日本人とは思えない気持ち悪さ。 あまりに気持ち悪くて、あんなのを持ち上げている馬鹿共と彼に投票した馬鹿共は全員死ねばいいのにと思うぐらいである。
しかし、一体どんな環境でどんな育てられ方をしたら、あのような人間が出来上がるのだろう。 よくあんなんで47年間も生きて来られたな。 公金の不正使用でしょっ引かるのを希望するのは勿論だが、彼の泣き芸なんかより、これまでの経歴を是非、マスコミの連中には詳らかに取材・報道して頂きたい。 同じ映像を繰り返し垂れ流すより、それこそが彼等の仕事じゃないのか。
| 2014年07月01日(火) |
言わなくて良い真実もある |
同じ階に、転勤族の奥さんがいる。 御主人は挨拶しても無視するような酷いオッサン(引越しの時の挨拶にはちゃんと来たのに、何なのだろう)だが、奥さんは良い人だ。 何故なら、食べ物をくれるから! (料理上手な人は凄い人で、食べ物をくれる人は良い人というのが、私の認識だ。あっ、だから主人と結婚したのか)
定番家事を済ませた頃、玄関のチャイムが鳴った。 しかし折悪しく私はトイレにいたので、息を潜めてスルーする事にした。 ネットで買った河野製紙の箱ティッシュがそろそろ届く筈。時間帯が一寸早いけれど、きっと宅配便だろうと思ったのだ。 訪問者が去ったようなのでトイレから出て、身支度をして、出かける際に郵便受けを覗いてみたが、中は空っぽだった。 宅配便なら不在届けを残して行く筈。では誰だ? 最近は訪問販売も無いし、大家さんなら事前に連絡をくれる筈。 もしかして、同じ階のあの奥さんが、焼き立てのパンを持って来てくれたのではなかろうか。 あの部屋の前を通り過ぎる時に、換気孔からパンの焼ける美味しそうな匂いがしていたし、先日は少し前に頂いた手作りパンのお礼に、実家の親が送ってくれた果物をお裾分けしたばかり。 きっとそうに違いない。
その後、夜まで待ったが、チャイムが再び鳴る事は無かった……。 主人に事の顛末を話すと、 「そうだね、きっとパンの人だね。残念だったね」 と言われた。 「だよね!? でも今更、パン下さいって言いに行く訳にもいかないし、私は一体どうすれば」 と臍を噛む私に、主人がアドバイスをくれた。 「どうしようも無いでしょ。今回は諦めなよ。まあ、今度からトイレに入る時には、玄関に『うんこ中』って札でも掛けておくんだね」 「絶対嫌だ! でもさ、もし明日あたり訪ねて来られて、昨日の朝ピンポン鳴らしたけれど出なかったって言われたら、一体どうすれば」 「その時は、『アラごめんなさいね』でいいんじゃないの」 と主人。 「『ごめんなさいね、手が離せなかったの』でいいの? それとも『お風呂場にいて聞こえなかったの』って嘘を?」 「そこまで言わなくていいよ。ただ『ごめんなさい』だけでいいじゃん。 嘘を吐く必要は無いし、本当の事を言う必要も無い」 なるほど……! この人の、こういうところが凄いなと思った。 白黒付けなきゃ気の済まない私には、出来ない発想である。
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