天上天下唯我独尊

2014年06月30日(月) 義理の両親襲来

主人の親から、仕事の序でに我が家に寄ると連絡があったのは2日前。
本当は主人に商談に付き添って欲しかったようだが、普通に考えればわかるように、平日で主人は仕事があるので当然無理。
じゃあシオンさんにお願い出来ないかな……と言っていたようだが、シオンを巻き込むな!と即座に主人が突っぱねてくれていた。
どう見ても私は商談向けキャラではないので、そこは主人のナイス判断である。
破談なら任せて!なんだけどな。

商談は午後からと聞いていたので、早くても11時頃には到着するのかなー、体調もまだ不安定だしもう一眠りしたいけれど掃除ぐらいしておくかね、嗚呼めんどくせえから玄関先で荷物だけ置いて帰ってくれないかな……と思って腰を上げたところで、電話が鳴った。
「もしもしシオンさん? 今、下の駐車場に着いた所なんだけど」

(゚Д゚)ハァ?


早過ぎね? まだ9時半ですよ?
携帯電話持ってるんだから、なんで出かける時か、せめて高速降りたあたりで電話入れないの?
何の前触れも無しにいきなり到着コール入れるとか、馬鹿なの?
……頭痛がぶり返した。
それでも来ちゃったものは仕方ないので、玄関ドアの場所を教えて電話を切ると、すぐに顔を洗って着替えた。
掃除はもういいや。部屋の中も思いっ切り散らかっているけどいいや。時間も教えずにいきなり来るのが悪いんだよ。
玄関チャイムが鳴ったので、ドアを開けると、
「あー疲れた、ただいま〜」
と主人の両親が荷物を抱えて、当然のように雪崩れ込んで来た。ただいまじゃねえよ。
こうなったら、私も開き直ってやる。
時間の指定無しに突然来られても迷惑である事、文明の利器である携帯電話を持っているのだから、せめて道中で大凡の時間を連絡して来るのがマナーである事を説いてやった。
しかし相手は老人しかも土人。どこまで伝わったか、そして理解したかどうかは甚だ疑問である。
プリプリ怒っていても仕方ないので、お湯を沸かしてコーヒーを出して、TVのスイッチを入れた。後はご随意にどうぞ。
2人を放置しておいて、私は掃除以外の最低限の定番家事をやり、その合間に主人に連絡を取った。
お昼はどこに連れて行けば良いかを訊いたのだが、主人が「うちの親が迷惑かけてごめんね(´・ω・`)」としょぼくれるので、「まあな。この分は後できっちり清算して貰うからな!」と返すと、ますますしょぼくれていた。

お昼は近場のレストランでご馳走して貰った。午後からの商談には義父だけが出かけるという。
じゃあ義母はどうするのかと訊いたら、取引先の駐車場でエンジンかけて車内で待っていると言うので、環境に悪いし近所迷惑だから家で待とうよと、義母だけ再び家に引き取って来た。
というか、レストランから家まで車で義父に送り届けて貰ったのだが、忘れ物をした義父を追いかけようとした義母が、スリッパのまま土間に降りたので、また私がぶち切れる事になった。
何故家の中は土足禁止でスリッパを履くようにしていると思っているんですか、そのスリッパで家に上がらないで下さいよ!とさっきまで義父が履いていたスリッパに替えさせ、お義母さんが綺麗にして下さるんならまだしも、裏が汚れたこっちのスリッパは私が拭かなきゃらないんです、ご自分のお家なら何しても勝手ですが他人の家ではやめて下さいね、と指導した。
ううむ、こうして文字にしてみると、如何にも鬼嫁である。
まあ否定はしない。

とは言え、主人の親と険悪な訳ではない。
主人の両親はマナーのなっていない田舎の老人だが、穏やかで大らかなので、歯に衣着せぬ鬼嫁の事も大目に見てくれる。現に家の中がとっ散らかっていても、何も言わないでいてくれた。
書いていて気が付いた。私、今まで一度も嫌味らしき事を言われた事が無いのだ。(もしかして、私が鈍いだけ?)
だから私も、一通り怒った後はハイお終い、に出来るのだ。後の事は主人がやればいいし。
一寸困ったところはあるけれど、基本的に良い人達なので、私は恵まれているのだなあと思う。
逆に主人やその親兄弟にとっては、良い嫁に恵まれたとは言い難いだろうけれど(笑)。



2014年06月29日(日) また当籤が遠退く

先週は、どうにも調子が悪かった。
いつもの頭痛のようだったので、ノーシンやロキソニンで対応していたのだが、木曜日にはとうとう嘔吐。
眉間の痛みが鼻の奥に下がって来ると駄目なのだなあ、と思いながら吐いていた。
しかし、風呂に浸かって横になっても、改善されない。
いつもの頭痛なら、吐いて体を温めて眠れば、大抵良くなるのに。しかも、いつもの頭痛と違って、項の上部まで痛む。
そもそも、いつもの頭痛なら、寒い時に発症する筈。こんなに暑い日に出るだろうか。
うんうん唸っていたら主人が帰宅したので、これまでの経過を話したところ、いつもの緊張性の頭痛ではなく、拡張型ではないかと言う。
えーと、だとしたら、効果が無いどころか悪化させる対処を取っていたのか……。
取り敢えず、何か食べてから薬飲みなよと言って、主人は手早く雑炊を作ってくれた。
食べ終わると、主人が偏頭痛の時に飲む高い薬を飲ませて、
「頭痛が酷い時って、体に余計な力を入れちゃうから疲れるでしょ」
と言いながら、腕と脚のマッサージまでしてくれた。
流石、頭痛のエキスパートである。

ひと眠りすると、頭痛は嘘のようには治まらなかったものの、頭の芯に鈍い痛みを残すのみで、だいぶ良くなっていた。
その後、日を追う毎にゆっくりと回復に至っている訳だが、今週は主人の仕事が忙しくなって来るので、私も寝込んではいられないのだよな。
早速、明日は主人の親がうちに立ち寄るらしい。
私だってまだ本調子じゃないし、玄関先で帰ってくれないかな……。


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