他人の離婚報道に触れて、今年も自分達の結婚記念日をすっかり失念していた事を思い出した。 誕生日はちゃんと覚えているのだが、結婚記念日は毎年見事なほどにスルーしちゃうなあ……。
仕切り直しという訳ではないが、高級温泉旅館に泊まった。 前々から行きたいとは思っていたのだが、増税に背中を押され、主人の休みが取れる日程で探したら、本当に駆け込みのような形になってしまった。 私はこれまで2度泊まっているが、是非主人を連れて来たかったのだ。 相変わらず素敵なお宿で、主人は温泉も気に入ってくれたが、今回は料理の質が落ちていた。 前に来た時は、どれを取っても美味しかったのに、残念である。 そして、部屋係がイマイチ。 前回も担当してくれた人だったが、この人、あんまり好きじゃない。 着物なのに所作が美しくないし(遠くのお皿を取ろうとして手前のお皿に袖が付くとか、見ていてハラハラする)、パタパタと落ち着きが無い。こちらは寛ぎに来ているのに、急かされているようで嫌になるのだ。 次回利用する事があれば、他の人に担当して貰いたい。 でも、もう主人とは行かないかもな。 窓からの眺めが素敵な部屋なのに、私が風呂から部屋に戻ると、主人は窓を閉め切って、TVをつけてスマホで遊んでいた。 何しに来たの、この人……。
夕食後暫くして、私は急な腹痛に見舞われた。 同じ物を食べた主人は何とも無かったので、食中毒では無かったのかも知れないが、食べ物以外に思い当たる節が無い。 貧乏人が、食べ慣れない豪華な食事を食べると、こうなるのだろうか。
| 2014年03月28日(金) |
ひとなりはふたなりを目指す |
作家でミュージシャンの辻仁成と、女優の中山美穂が離婚に向けて協議中という報道が出て来た。 離婚の原因は、夫の変貌振りに妻が困惑、もう付いて行けないという事になったからだそうで。 どれだけ変貌したのか、ビフォー&アフターをTVで見て、流石の私もドンビキした。 何、このサラサラヘアおじさん……。 以前の写真とは違う、脂っ気の抜けてパサパサした、おばさんのような生き物になっていた。 「これからの時代は中性だよ」と言って中性を目指しているそうで、本人の思い通りの方向に進んでいるのかも知れないが、客観的に見て、とてもおかしくて不気味である。 以前は髭が濃かったようだが、現在はそれもない。永久脱毛でもしたのだろうか。 もしかすると、宦官みたいにあっちもちょん切っちゃったなんて事は、流石に無いか。 これは妻も戸惑って当然という変貌っぷりであった。
人間なんて、年を取れば中性になって行くものなのに、何故自然に従わずに行き急ぐのだろうか。 私は辻仁成の曲も小説も知らないが、人と違う事をしたい、俺は凡人とは違うんだという事をアピールしたい人なのだろう。 それは前妻の南果歩との結婚時の写真を見ても判る。 ミニ丈のウェディング・ドレスに身を包み、綺麗に装って微笑む新婦の隣で、辻仁成はジーパンという平服姿で写っている。 結婚式というのは女性にとって最高の舞台なのに、伴侶となるその女性の思いよりも「他人とは違う自分」を演出したいという自分の意思を優先させるという、この男のエゴイストっぷりをよく表している写真だった。 こんな男では、「やっと遭えたね」で結婚しちゃった中山美穂も苦労するんじゃ……と思っていたら、案の定の離婚報道である。 でもまあ、そんな男を選んだのは自分なんだし、子供もいるんだし、最後まで頑張って仁成の人生に付き合えよ(笑)。
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