先日、最高裁が医薬品のネット販売を容認する判決を下した。 数年前に出されたネット販売を禁じる厚労省の御布令は営業の自由を侵害するもので憲法違反であるとして、ケンコーコムとウェルネットが国を訴えた裁判である。 そして国が敗訴。最高裁ナイス判断!
ケンコーコムとウェルネットの2社は、自社の利益のために戦ったのかも知れないが、これは利用者にとっても有難い話である。 少なくとも、我が家にとってはそうだ。 薬局にしろドラッグストアにしろ、欲しい薬が置いてないんだよ! 整腸剤ならミヤリサン、風邪薬ならアルペンがいいのに、ミヤリサンは遠出しないと買えないし、アルペンに至っては偶に見掛けても嗽薬か子供用、大人用は全く姿を見ないというほぼ絶滅種である。 これって、薬局で頼めば取り寄せてくれるの? でも自宅まで届けてくれないし、取り寄せ頼んだら絶対嫌〜な顔されるんでしょ? ネット販売はそういう面倒が無いのがいい。多少送料がかかっても構わない。 処方薬を買う時ですら、薬剤師にいちいち説明されるのすら嫌なのに。 というか薬剤師って対面販売に必要? あいつら他の患者が周囲にいても平気で薬の説明するじゃん。こっちのプライバシーは無視かよ。 しかもその説明にいちいち金がかかるって言うね。誰だよこんなクソなシステム考えた奴。死んで詫びろ。 大体毎回同じ薬なんだから、説明なんて要らないっつの。 薬は対面販売じゃないと!と訴えているサリドマイド患者がいるけれど、アンタのその障害、ネット販売が原因だったの? 違うよね? 薬害は気の毒だけれど、次元の違う話を一緒にするなっての。アホか。
で、ケンコーコムでミヤリサンとアルペンを買った訳だが、楽天を見てみると、他の業者も早速ネット販売を再開していて、余りの節操の無さに笑ってしまった。 裁判費用は出さずに美味しいとこ取りかよ。 ケンコーコムとウェルネットは、こいつらに費用請求したらいいと思うよ。
| 2013年01月21日(月) |
一寸ショックだった事 |
小学校の頃、急遽クリスマス会をする事になって、母の許可を得て慌てて頂き物の中から可愛い食器を持って行ったら、後でそのプレゼントが当たったお友達の親から、わざわざ家にお礼の電話を貰った事があった。 高級品ではなかったけれど、子供には一寸贅沢品だったらしい。あれには驚いたと、幼馴染が言った。 彼女に言わせると、私の実家は、お金持ちだったらしい。 と言っても、一等地にある広大な敷地のお屋敷に住んでいるとか、お手伝いさんがいるとか、別荘を持っているとかいう本当のお金持ちではなく、昔の田舎の平均的一般家庭と比べれば少し余裕があったという程度である。 借家住まいだったし、親は無類のもったいないお化けだし、あれこれ買え与えて貰っていた訳でもないので、私はそれが普通だと思っていたし、妹に至っては高校で進路を決めるまで、我が家は貧乏だから大学に行かせて貰えないのだと思い込んでいたほどである。 そこまでではないが、私も家がお金持ちだとは思っていなかった。 お小遣いはなるべく使わないようにした。同級生の女の子達が持っているような可愛い文房具が欲しかったが、もったいないお化けの子なので、貰い物の筆記用具で我慢した。 それでも今思えば、父の仕事関係で頂き物は多かったし、結婚して実家を離れた現在より良い物を食べていた気がする。 「シオンちゃん、60色入りの色鉛筆持ってたでしょ。あれがすっごく羨ましくてさ」 嗚呼あれって60色だったんだ。今の今まで存在すら忘れていたけれど。 「親に頼んでも買って貰えなかったんだ。うちにはお金が無いからって」 うちの親だって買ってくれなかったと思うよ。だってあれ、頂き物だし……。 「だから、自分の子供にはそんな思いをさせたくなくて買ったんだけれどさ、60色入り! 実際は嵩張って持ち運びが面倒だから、結局12色入りのが大活躍だよ……」 と話す彼女の隣で、子供は12色入り色鉛筆で塗り絵をしていた。
というのが昨年の話。 自分の家に帰って来て、その話を主人にしたところ、彼はこう言った。 「自覚の無い金持ちほど嫌味なものは無いよな。シオンの実家は充分お金持ちだよ。洋梨はラフランス、さくらんぼはなら佐藤錦、ピオーネにあらずんば葡萄にあらずだなんて、どこの富豪だよ全く。僕なんて竪穴式育ちの土人だから、葡萄なんてデラウェアでいいんだよ、もう何年もデラウェア食べてないよ」 別に禁じてないし! 買って来て食えよデラウェア!
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