角田美代子として紹介されていた和服姿の女性が、実は全くの別人だったという話。 一部のメディアが角田美代子の写真として出したものが、ろくすっぽ裏も取らずに、我も我もと他社でも発表していたという。 吃驚するほど杜撰である。何故確認を怠ったし。 写真を使われた人にしたら、迷惑どころの話ではない。 大津市いじめ事件で主犯少年の母親として写真が出回ってしまった赤の他人女性が、ネットの情報を鵜呑みにして自分の写真をブログに載せたとしてデヴィ・スカルノを訴えているが、プロのマスコミがやっちまったのだから、それより遥かに酷い話である。 デヴィ夫人は1千万円を要求されたが、それでいったらこの和服女性は1億行くんじゃあるまいか。アメリカだったらもっと高額の賠償金になるだろう。腕っこきの弁護士が営業に来るレベル。 そこで、賠償金をどこから取れるか、責任の所在を考えてみた。
1.写真の提供者 写真の人物が角田美代子だと思っていた→黒 写真の人物が別人だと知っていた → 白
2.マスコミ 確認作業を怠って全国に流したのだから、どっちにしろ黒
3.写真の人物 基本的に被害者なので、白 但し黒の提供者とグルだった場合、金目当てとして黒
こんな感じか? これで1億貰えるなら、わざと自分の写真を角田の写真として流す不届き者もいるのでは、と考えてしまった。というかやってしまいそうな自分が怖い。 私の関心は、写真提供者は「勘違い」だったのかどうかという事にある。 もしわざとだったら、と思うと恐ろしい。
さて、他人のミスには過剰に厳しいマスコミ各社だが、ほんの一言お詫びのコメントを出しただけで、後は全くのスルーであった。 公務員や政府やNHK相手ならとことん叩いて自己検証を求めるくせに、自分の事は棚に上げるのがマスコミ。 和服の女性の写真は既にネット上で広まってしまっている。これをどうするのか。 マスコミの責任は大きい。誠心誠意、頭を下げて慰謝料を支払うしか無いだろう。 それだけではなく、自分のところで検証特集を組んだらもっといいと思うよ。
| 2012年10月30日(火) |
逆布教〜素人音楽家の罪〜 |
友人は、付き合いで毎年、好きでもないピアノの演奏会に出掛けるという。 余り義理堅いとは言えない彼女にも、無碍に出来ない義理があるらしい。義理とは面倒なのものである。 職業ピアニストの演奏会ではなく、素人の道楽発表会らしいのだが、何故かお金を取るらしい。 彼女の元に送られて来るのは招待券なのだが、一応大人として、一般券の価格に相当する花束と差し入れを持って行くという。大人とは面倒なものである。 好きでもない音楽を聴くだけでも苦行なのに、貴重な時間を割く上に、懐まで打撃を受けるって、どんな罰ゲーム。 そんな彼女がある日、TVかラジオで、ショパンの曲を耳にした。 何これ綺麗、と思って、ホロヴィッツのCDを買ってみた。 彼女はホロヴィッツの弾くショパンを聴いて、衝撃を受けたという。 ショパンの曲ってこんなに美しかったんだ。じゃあ今まで聞かされていた、あの不穏な心持ちになる音楽は何だったのか、と。
「そりゃショパンじゃないよ! 不穏になるのは現代音楽だけだ!」 と私が憤慨したのは言うまでもない。
素人が自分で音楽を楽しむのは良いが、下手糞が自分の音楽を他人様に押し付けるのは、このように要らぬ誤解を生むので、絶対に止めて頂きたい。お金を取るなんてもってのほかである。 本物の音楽は、うっとりするほど美しくて、心が洗われるものなのだ。
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