天上天下唯我独尊

2012年10月25日(木) 爺の示威の辞意

東京都の石原知事が電撃辞任。
石原ももう80歳。体力の限界かと思いきや、国政に参戦するためらしい。
都知事になる前に国会議員やってたじゃん、その時だって途中で辞めたじゃん、自分の思い通りに事が運ばないからって、途中で仕事をほっぽり出すってどうなの。
自分の後任は猪瀬副知事だと言っていたけれど、松沢成文の立場はどうなるの。
前神奈川県知事の松沢さんは、前回の都知事選で石原の後継者として立候補する筈だったのが、震災があったからやっぱ降りるのやーめた、もっかい出るわと石原が言ったために、出馬を断念した経緯がある。
詳しい事情や石原との関係ややり取りは知らないけれど、松沢さんに対して非常に失礼だと思う。

とは言え、記者会見の模様は面白かった。
いいよなー年寄りは怖い物無しで。何言っても許されるなんて羨ましいわ。結局この世は生き残った者の勝ちだものな。
民主党の前原がクソミソに言われていて笑った。しかも呼び捨て。
この会見を受けての前原さんのコメントを是非聞きたいわー。
政局の話じゃなくて、外務大臣時代にこういう事があったらしいが本当なのか、それに関して石原さんが貴方の事をこう言っていたけれどどう思うか、って。記者には良い仕事をして欲しいが、期待は出来ないか。

石原新党に期待するかどうかだが、半々というところか。
共産主義は嫌いだとはっきり言えるところは好きだし、領土問題に関して話し合いなど無駄、戦争も辞さないという姿勢は支持する。実際交戦するかどうかは別として、一歩も譲らない態度は必要だと思う。
その他の点については私の考えとは相容れないが。
維新の会をはじめとする他党との連携について問われた石原は、これから話し合って摺り合わせると答えていたが、
この人、自分が相手に合わせるつもりは毛頭無いよね(笑)。
絶対、相手に譲歩させる事しか考えていないと思う。



2012年10月24日(水) ねじれの謝罪

買おうか迷っていたが、やっぱり買う決意を固めて本屋に行った時には、既に「週刊朝日」は店頭から姿を消していた。
死んだ父親や祖父の話が書いてあったらしいが、そんなの鳩山も安倍も小泉も同じどころか、本まで出版されている。勿論悪い事まで含めて、だ。
なのに何故、橋下だけがあんなに怒ったのか。
公人ならどんなプライバシーも暴かれて構わないとは思わないが、生い立ちや血筋をはっきりさせる事は、ある程度必要な気がする。
特に政治家の場合、それが有権者にとっての判断材料になるからだ。
プラスに働こうがマイナスに働こうが、それを決めるのは有権者であり、被選挙人が人権の旗の下に報道規制を求める事こそ、危険な事だと思うのだ。

橋下が朝日新聞の記者に切れるのはお門違いだし、あの会見は見ていて非常に不快であった。
新聞記者に限らず、物書きには、文章を組み立てて推敲する事には優れていても、丁々発止のやり取りは苦手という人が多いような気がする。
法廷において口八丁手八丁で依頼人を無罪にするためなら何でもやります!みたいな、特に悪徳に近い企業の担当だったような弁護士には、口先では到底敵わない。
何故! 何故そこで言い返さない! 突っ込まない! と、居並ぶ記者連中に対しても苛々が募る会見であった。
その後も、責任者は直接謝罪に来いだの、朝日は謝罪の仕方も知らないだのと怪気炎を上げる橋下市長であったが、急激にトーン・ダウン。
何でも、件の記事が載った雑誌を母親に送り付けて、直接話を聞きたいだなんて週刊朝日は鬼畜!と詰っていたけれど、あれは僕の勘違いで、週刊誌は妹が買って来た物でした、と事実誤認を認めて謝罪したのだそうで。
ツイッター上でな。

記者に訊かれても「ツイッターにある通りです」で押し通す橋下市長を見て、子供の頃に算数か数学の授業で習った、直線と直線の関係における「ねじれの位置」というのを思い出した。
平行でもないし、永遠に交わらない、次元の違う世界で謝罪するって、人としてどうなの。
本人にとっては、全て自分の発信したものであるから、どこで謝ろうが関係無いと言うのだろうが、相手が全てをチェックしているとは限らないし、違う土俵で背景の事情説明も無しに謝られても、知らない人には何のこっちゃである。
謝罪はちゃんと本人に面と向かってするのが礼儀だし、問題が起こったのと同じ土俵でするのが筋ってもんだろうよ。


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