肩の荷が下りたのか、帰宅してから、2週間ほど悩まされ続けた便秘が見事に解消した。 もしかして、大腸系の病気なんじゃないかとずっと不安で堪らなかったが、単なるストレスだったらしい。 やはり妹の結婚が精神的負担になっていたのか。 いや、結婚式が、と言ったほうがいいな。 忘れ物しないようにしなきゃとか、招待客に失礼の無いようにしなきゃとか、色々と負担がかかっていたのだろう。
妹の選んだ相手は、正直顔はイマイチ。 昔っから思っていたが、やはりこいつとは男の趣味が合わない……。 歳が離れているせいか、朝ドラ「カーネーション」みたいな姉妹間ライバル意識なんて無かったし、昼ドラに見るような姉妹で1人の男を取り合うなんて、想像も付かない世界である。 だが私は逆に、妹が面食いではない事に安心した。 きっと顔じゃなくて性格が良い青年なのだろうと。 顔で選ぶ方が、断然危険だよ。
とは言え、私は面食いなんだけれどね☆ 妻の贔屓目だが、主人は某人気俳優に似ていると思う。 但し、「痩せれば」だけれどな……! 少しは痩せたんだけれどね、自分の結婚式の時が体重のピークだったから、その時振りに会った親戚達からは、 「シオンちゃんに虐待でもされているんじゃないの」 と酷い言われようであった。 虐待……に近い事はしているかなあ。(しているのかよ)
実家にて。 妹の顔をまじまじと見て、つい 「お前って、本当に面白い顔してるよなあ!」 と言いそうになったが、ぐっと堪えた。 しかし私の視線に気付いた妹に 「何?」 と言われたので、慌てて、 「いや、本当にドビーに似ているなあと思って」 と必死で誤魔化したのに、憤慨する妹。 「酷い! お姉ちゃんってば自分が美人だからって(註:そんな事実は無い)、何その上から目線。 どうせ私なんて、お姉ちゃんと一緒だと『美人姉妹』って言われるのに、単体だとちっともそんな風に褒められないんだよ!」 そして、職場にいる私の同級生Y君に、 「ドビーさんのお姉さんって、美人ですよねえ。いやー本当にお綺麗で」(註:重ねて言うが、そんな事実は無い) と散々姉を褒められた後に、 「でもドビーさんとお姉さんって、似てませんよねえ」 と言われた!という話を、プリプリ怒りながらするのであった。 それはY君が空気読めなさ過ぎだわ……地元に残って公務員とか銀行員やってる奴って、こんなんばっかりだよ(苦笑)。
「まあまあ。いいじゃん、アンタは赤ん坊の頃、散々可愛いって褒められたんだから。きっとあれが一生分だったんだよ(←何気に酷い事を言う鬼姉)。目がくりくりしてて、ホントに可愛かったもんねえ。 ところでお茶が無くなったから、新しいの淹れてよ。お前も怒り過ぎて喉が渇いたろ」 と空の湯飲み茶碗を差し出すと、また妹がプリプリして言った。 「お姉ちゃん、私の事、何だと思ってるの」 「えっ。そりゃ、屋敷しもべ妖精」 決まってるじゃ〜ん☆
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