転勤族なのでまだまだ先の話だが、いずれ住みたい土地がある。 前に住んでいた都市が便利だったので、その辺りの不動産情報を見るのが日課になっているのだが、本日良い物件を発見! バス停から徒歩6分は微妙だが、以前住んでいた場所の徒歩10分に比べれば、何て事無い。 そしてお値段もお手頃。いいわあああ。 老後のために今から唾を付けておくって事で、取り敢えず土地だけ買っちゃうってのはどうかしら! と独り盛り上がる私。
その町には、一度行った事がある。 その日足の無かった私を車に乗せてくれた習い事仲間が、自宅がこの辺りだと言って案内してくれたのだ。 趣のある、歴史を感じる、素敵な町並みだった。
その人は、先の震災で亡くなったのよね。 思い出して、何だか切なくなった。
タイの洪水が酷いらしい。
「タイは震災の時、日本にとても良くしてくれたんだよねえ。何か恩返し出来るといいんだけれど」 と主人。 その話題は何となく聞いた覚えがあるので、そうねえ早く水が引くといいわねえと適当に相槌を打った。 しかし続けて主人の口から出た言葉には吃驚した。
「募金してもいい?」
ええ〜〜〜〜〜〜〜っ。 金の流れが不透明過ぎるから募金は嫌い、絶対しないと言い切っていたこの人が、そんな事言うなんて。 「ど、どうしたの一体。あれだけ募金を毛嫌いしていた貴方がそんな事を仰るなんて」 「うん、だって流石にさ、これだけ酷いと何かしてあげなきゃっていう気になるよ」 だそうで。流石に心が痛んだか。 まあ主人の稼いだ金だし、悪い事じゃないから、ドラえもん募金でも日本ユニセフでもない機関にどうぞと言っておいた。 金額は大体、2人の小遣い1箇月分。少ないけれど。 もっと募金していいよと言ったのだが、主人が遠慮したのだ。
でもさ、本当はこういうのは個人の善意に頼るのではなくて、日本政府が支援すべきだと思う。 日韓通貨スワップを5倍に拡大するより、こっちに税金遣ってよ。
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