今年も、主人の誕生日がやって来た。 二十歳まで生きられるかどうかと医者に言われたほどの虚弱児だが、既に倍以上生きている。 大人になっても虚弱だが、これでもだいぶましになったらしい。
そんな虚弱中年に、誕生日ケーキを買った。 と言っても、2人暮らしなのでホールケーキではなく、地元のケーキ屋で買ったショートケーキである。 蝋燭も立てる?と訊いたが、要らないと言う。 尤も今家にあるのは、震災の時に貰って来た普通の蝋燭、しかも使いかけのやつだが。 夕食後に紅茶とケーキを出し、お誕生日おめでとう、と主人に言った。 折角なので歌も歌おうかと申し出たのだが、それも要らないと言われたのである。 そしてケーキを一口食べた主人が、何やら声をあげた。 どうした!?と思って顔を向けると、ケーキを口に入れたまま、目を丸くして固まっている。 そしてもぐもぐしてから一言、 「美味い……!」 今まで一緒に色んな物を食べて来たが、こんな反応は初めてである。それだけ美味しかったという事か。 確かに美味しいのよね、ここのケーキ。 田舎のケーキ屋なのに、クオリティは高い。 でも1切れが小さい上に、お値段も高いのよ……なので滅多に買えない。
私からのプレゼントも届いた。 事前にネットで手配しておいたのである。 「何かな何かな〜」 と言うので、 「プとラとダがつく物だよ」 とヒントを教えておいた。 正解は、越後製菓!ではなく、亀田製菓。 主人の好物である。
嘘は吐いていないよ!
今年の連休は終了なので、自宅で映画(録画)を観た。
「シャーロック・ホームズ」 2009年のアメリカ映画、ホームズ役は「アイアンマン」のロバート・ダウニーJr.という時点で、違和感を感じた。 だってこの人、見た目がイギリス人っぽくないよ……もっと南か東の血じゃないのか? (ウィキペディアによると、両親共に一応イギリスの血は引いているらしい。でもユダヤだったりドイツだったりと混血なのか) 映画が始まると、違和感は益々強まった。 誰、この肉体派探偵……ホームズってこんな感じだっけ?? 話にも付いて行けず、面白くなくて、半分ほどで停止して消去してしまった。 興味を惹かれたのは、ホームズの事務所を訪ねた、加藤ローサ似の女性のドレスだけ。 襟のフリルが餃子みたいで、スカートの後ろがバッスルになっていて、外套がそれを邪魔しないような面白い形だった。 あと、ワトソン君の婚約者に見覚えがあったぐらい。トラヴィス巡査、こんな所で何してはるんですか、みたいな。
「シャッター・アイランド」 2010年アメリカ、レオナルド・ディカプリオ主演。 患者視点のキチガイ系映画なので、観ていてしんどい。 でもガイ・リッチー版の「シャーロック・ホームズ」よりずっと面白く(not楽しく)観られた。 あーそういう話なのね……と最後で全てが明らかになるのだが、ちょいと切なくなる。 精神病は普通人に伝染しないが、この話では伝染し、家族全員が不幸になる。 普通の病気と同じで、早期発見と早期治療が大事なのかね。
「東のエデン」「東のエデン劇場版�機廖崚譴離┘妊鷏狆貳猫供� 2009-2010年の日本のアニメ。 これは面白かった。 「ノブレス・オブリージュ。あなたが今後も救世主たらん事を」は、我が家の一部地域(私の周囲だけ)で、一寸した流行になった。 この国を変えるために、君なら100億円を何に遣う? 私も真剣に考えてしまったが、そのために必要なのは、お金ではなく権力なんだよなあ。 そうなると、やはり「この国の王様になる」が正解なのか。 因みにキャラクター・デザインは「ハチミツとクローバー」の人だそうで、絵が可愛い。 同じアニメでも「攻殻機動隊」は一見絵は綺麗だが、よく見るとデッサンがおかしくて、話にも付いて行けずに数回で脱落したのだった。
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