東京都東大和市の自宅で集団生活に加わるよう誘った女性を脅したとして、警視庁捜査1課は26日未明、自称元占師の渋谷博仁容疑者(57)を脅迫容疑で逮捕した。 同容疑者は6年ほど前から女性と同居を始め、現在10人と「一夫多妻」生活をしており、警視庁は集団生活の実態や背景などの解明を急いでいる。
その後の調べで同居女性は11人になった訳だが、容疑者宅からは催眠術の本やスタンガンが見付かっているという。 記者会見ではあれほど「夢の呪文」(確かに、もてたい男達からすると、夢の呪文に違いない)がどうのと言っていたのに、蓋を開けたら催眠術か……。 霊的なものを否定しない私としては、一寸がっかりである。 但し、夢のお告げはあっても良いが、この男の場合お告げが本当だとしても、これでは濫用・悪用であろう。
民法第732条(重婚の禁止)
配偶者のある者は、重ねて婚姻をすることができない。 日本では一夫多妻は認められておらず、一夫一妻制が採られている。 辞書によってまちまちだが、結婚も婚姻も殆ど同じ意味のようである。 婚姻の方が堅い言い方で、法律ではこの言葉を遣っている。 では婚姻とは何か。
同第739条(婚姻の届)
�〆О�は、戸籍法(昭和22年法律第224号)の定める ところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。 つまり、婚姻届を出さないものは婚姻ではないのである。 しかし世間には、渋谷のように同時に沢山の女と性的関係を持ちながら一緒に暮らしている男もいれば、婚姻届を出していないのに「結婚しました」と言っている有名人もいる。 内縁関係というやつである。 何故籍を入れないのか、理由は人それぞれだろうが、法律的にはこれは婚姻ではない筈だ。 それなのに、受給権者の男が重婚的内縁関係にあった場合に、遺族共済年金の支給を受けるべき配偶者に当たるのは内縁の妻であるとした事例なんてのがある。 法律で「籍を入れないと結婚ではないよ」と言いながら、「籍が入っていなくても結婚とみなしてOK」と判決を下しているのは矛盾している。
今回この渋谷と言う親爺は脅迫容疑で逮捕されたが、11人の女との重婚的内縁関係では罪に問われない。 しかし、これは倫理的に駄目だろうと思わないか? 彼女等の中には、渋谷との不思議な関係を親に話していない者もいると言う……そこにはまだなけなしの理性と言うか、後ろめたさが残っているのだな。 当たり前だ、この関係は異常なのだ。 しかし彼女達は口を揃えて言う。 「私達はこの状態で幸せなのです」 大した事に、この男、女達に平等に接していたらしく、女同士での嫉妬によるいざこざは無かったのだという。 その点では偉いと思うが、そういう話ではない。 男はすぐに釈放されるだろう、そして戻って来た時、女達は再び彼と暮らし始めるだろう。 本人達が幸せならいいだろうと言う人もいるが、果たしてそうだろうか。 幸せと言うのは各人の価値観によって異なるが、それは周囲に迷惑をかけない事を前提として認められるべきである。 私は、「内縁関係」というのは倫理的に周囲に迷惑をかけると思っている。 実際にそういう人とはお近付きになりたくない。 自分さえ良ければ社会的ルールなんてどうでも良いというその態度が嫌いなのだ。 「内縁関係ってのは、子供にどう説明していいか困るよな。そういうとこの子供はうちの子供と友達になって欲しくないな」 と言った知り合いがいたが、まあそれもあるだろう。 差別は良くないと言うが、差別されたくなかったら差別されるような事はしなければ良いのだ。
取り敢えず、法律に基づかない婚姻はこれを認めないとして、事実婚は禁止すべきである。
| 2006年01月25日(水) |
小学生並みの論理を言う男 |
堀江貴文社長の逮捕を受けて、ライブドア広報担当の乙部女史がインタビューで涙ながらに答えた言葉。 「堀江はそんな事をする人ではありません。絶対に嘘を吐くなといつも言っていました。嘘を吐けば叩かれるからと」 私はこれを聞いて、非常に違和感を覚えた。 「叩かれるから、嘘を吐いてはいけない」というのは、「あのおばちゃんに怒られるから、静かにしなきゃ駄目よ」と世間の馬鹿親が言うのと同じ論理である。 そうではない。 「人に迷惑がかかるから」静かにしなければならないのであり、「悪い事だから」嘘を吐いてはいけないのである。 乙部女史は普段、自分の子供に「怒られるから駄目よ」と教育しているのだろうか。
先の選挙で堀江貴文候補を後押しした自民党は、どう責任を取るのだろう。 この質問に対して小泉首相は、 「責任は無い。候補者1人1人の人物についてまでいちいち調べられない」 と言ってのけた。 いちいち調べていれば杉村太蔵のような、学生時代に交際相手を妊娠させ、その話し合いの場にも現れずに後始末を全部親に任せて堕胎させたという、呆れるばかりの無責任男を候補者にしたりしないだろう。 しかしそれでは駄目なのだ。 党で公認或いは推薦するという事は、党がその人物について責任を持つという事である。 よく知らない人物だけれど取り敢えず自民党でこの人を推薦しときますよ、というのでは、余りにも有権者を馬鹿にしている事になる。 しかも、 「マスコミもあれだけ持ち上げていたじゃありませんか」 「民主党でも事件起こしてるでしょ。覚醒剤で逮捕されたり」 って……お前は小学生か。 小泉の言う事は、先生に叱られて、 「誰某君だってやってたよ〜」 と言う子供と同じレベルである。 言ってて恥ずかしくないのかこいつは。
国会が始まり、野党は早速堀江ネタや安晋会ネタで自民党を攻撃していた。 それをニュースで見たダーリンは、眉間に皺を寄せ、 「野党は一寸した事ですぐ与党を責めるよなあ。そんなのは検察に任せて、予算委員会なんだから予算の事をしっかりやって欲しいよ」 と野党を批判した。 「そうかしら? 私は一寸した事とは思わないけれど。確かに予算も大事だけれど、こうして国会という公けの場で国民に広く知らしめる事も、野党の仕事の1つだと思うなあ。検察だってどこでどう国会議員と繋がっているか判らないし、与党の親玉が違うと否定したら、こうして我々一般市民の耳には絶対に入って来ないじゃない」 と私は言うのだが、やはりこの辺りは平行線夫婦である。 お互いムキーとならずに「そういう考えもあるんだなあ」と思うようになったのは、冷静になったのか、それとも言い争う事に疲れただけなのか。 それにしても安倍官房長官、必死過ぎて舌滑悪いなあ。 本当に秘書が小嶋さんに関わっていないなら、堂々と証言させたらいいのに。 拉致問題に関してガツンと北朝鮮を批判した事で人気が出たけれど、その人気を失いたくないなら尚更そうすべきだと思う。 依怙地に秘書を庇う姿を見ると、もしかして後ろ暗いところがあるんじゃないかと勘繰ってしまうぞ。
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