日々是迷々之記
目次


2002年09月05日(木) おかいもの

暑いからといってずっと家の中に潜んでいるのもナンなので、久しぶりにレコード店に行くことにした。

私の中ではレコード店、と表記するのがしっくりくるのだが、大手チェーン店ではもはやCDばかりでレコードはほとんどないのでCD屋と表記するのがいいのかもしれない。とりあえず近所のTowerRecordに向かった。

入るとすぐにどど〜んとブルーハーツの「リンダリンダ』がリンダリンダ〜と流れていてびっくりした。が、なんだか声が違う。違和感にふらふらしながら辺りを見回すと、トリビュートアルバムが出ていた。要はカバーアルバムなのだ。歌っている人たちを見ても私には知らない人ばっかりだった。まぁ、「夜もヒッパレ」みたいに歌われるよりはましだけど、複雑な気持ちだ。彼等の歌は彼等でないと駄目だと今でも思っているから。

そそそとサウンドトラックの売り場へ移動する。以前、カナダで購入したカセットテープの「Dumb and Dumber」という映画のサントラを探しているのだ。本国のアマゾンcomにしか見当たらないので困っていたのだが、今日見たら日本のTower.JPにあったのでとりあえず実店鋪にあるかもという淡い期待をしてやってきたのだ。でも、やっぱりなかった。しかし、日本のCD屋はサウンドトラックの扱いがすごく少ないような気がする。

次は洋楽のPop/Rockのフロアに移動した。ここでお目当てのヴァネッサカールトンのアルバムを聴いた。こないだのカナダ旅行で彼女の「1000マイルス」といううたをラジオで何度も耳にしたらすっかり気に入ってしまったのだ。あと二つ、アブリルラヴィーンの「コンプリケィテッド」という曲とシェリルクロウの「ソークアップザサン」という曲も同様に刷り込まれてしまった。これらの曲の入ったアルバムを探す。

ほどなくして見つかったが、いづれも国内版だったので高い。ということで視聴だけして輸入版を探すことにした。そこでふと80年代のヒット曲を集めたオムニバスアルバムを見つけた。「80’ヒット」そのままのタイトルである。

どんな曲が入っているか見てみるとこれがまた、おお!そういえばそんな曲あったなぁ〜の連続である。「ストロベリィスウィッチブレイド」とか「アーハ」って、あの時期はとても人気があったが今はどこにいるんだろうか?こういうアルバムを眺めているとその曲が流れていた当時を思い出す。

当時、私はコンポというものを持っておらず、音楽はエアチェック(死語か?)かレンタルでLPを借りて友人にカセットに入れてもらっていた。そのころにジョンクーガーメレンキャンプ、ブルーススプリングスティーン、スティービーニックスなどを聴きはじめ、いつのまにかRCサクセションや、ブルーハーツに足を踏み入れてしまうのだ。その後、高校入学のお祝いにレコードプレーヤーの付いたコンポを買ってもらい、初めて自分のお金でLPを買った。RCサクセションの「シングルマン」で、当時で既に廃盤になっていたものだった。その頃から既に「主流をはずした嗜好」だったのだ。

思わずその懐かしアルバムを買ってしまおうかと思ったが、もうちょっと考えることにしてその場を離れた。

さてぼちぼち帰ろうかなぁと思うと、中古レコード屋さんがあった。なつかしい!KING KONGという店である。場所は変わったけどまだあったのだ。高校生の頃は毎週末くらい来ており、「いけないルージュマジック」とか、「玉秘姫様」とか買った記憶がある。思わず入ってみた。

ここは昔と変わらずレコードが一杯あった。が、悲しいことに今、レコードプレーヤーを持っていない。CDの棚を見て2枚のアルバムを買うことにした。前出のシェリルクロウのアルバム、「C'mon C'mon」と小泉今日子の「ナツメロ」である。「C'mon C'mon」は今年のアルバムだが、「ナツメロ」は何と1988年のアルバムだった。ひぇ〜、そんな昔だったのか。しかし、今聴いても楽しいアルバムだと思う。キョンキョンは歌唱力があるとは思わないがとてもアイドルっぽいのだ。14年前だから20歳はとうに過ぎてるとは思うが、選曲、歌い方、全てがツボにはまっていてイイ!と思ってしまった。

現在はやっているアイドル系の女性のアルバムは聴いても何かはまる物がないのだ。何かテレビで聴いたような曲が寄り集まっているだけで、アルバムのために練られたものが感じられなくてつまらなく思うのは私だけだろうか?今は、若いうちから歌唱力もあって、作詞作曲もしてしまう人がたくさんいるが、それだけだと感じてしまう。それはわたしが歳を取った証拠かもしれないが。

ま、とにかく今は「バンプ天国」を聴きながらこの日記を書いている。バンバンババンバ〜ン♪


2002年09月02日(月) キ○ガイ大行進

今日は歯医者の予約が午前中にあったので、ひさしぶりに早起きをし、みそしるを作り、納豆をねりねりし、ゴハンをあたためて食事をした。朝のワイドショーを見るのは久しぶりだなぁ、と思いつつテレビのスイッチを入れた。するとそこに映っているのは配給を待つ避難民だった。

と思ったらそうではなく、東京の表参道にオープンした某ブランドショップに入店するため並んでいる人たちだった。避難民は言過ぎにしても、近所のパチンコ屋の「新装オープン!出血大サービス!!ノーパンク祭!!!」ののぼりの下に並んでいる人たちと同列である。

何でも、限定品のハンドバッグ2種を求めて並んでいるのだそうな。しかし、並んだからといって半額とかそういうことはもちろんなく、定価である。先頭の方は「表参道で2泊しました!」とか言っていた。何十万も財布に入れて表参道で野宿ってのも恐れ入った。品性や常識を投げ打った10代の私なら、迷わず襲って財布を取っちゃうだろう。それは隙があったと言われても仕方ない行為ではないか。

テレビのレポーターもごっついのに声かけたなぁと思ったのが次のオババである。梅宮辰っちゃんの女版といった感じで、土管のような体をして980円くらいのてろてろで黒い色あせたTシャツを着ている。焼豚のような腕を組んで、「これだけ並んでも値引きもしてもらえないのぉ。」と怪炎を吐く。この人は、ヤマダ電機のチラシセールと同じ感覚で並んでいるのだ。恐るべし。

その次も一般人のふりした真性おばさんだった。二人の子供の手をひいているのだが、東京の奥地?の人で、表参道の近くに住んでいる母親に頼んで前の晩から順番を取ってもらっていたという。ちなみに彼女は30歳。きっと母親は60前くらいか。頼まれて並ぶ方もアホだが、頼む方もアホである。常識的に考えて、自分の親に「表参道で一泊野宿せーよ!」とは言えないんじゃないだろうか。

と、こういう感じで昨日、表参道には魑魅魍魎が渦巻いていたらしい。Yahoo!オークションを覗いてみると、さっそく43000円だか47000円だかの鞄が出品されていた。現在81000円まで上がっている。

日本は実は豊かなのだ。(そうに違いない。)


2002年09月01日(日) 狂気のスーパーマーケット

ふと調味料を置いている棚を見ると、醤油が底をつきそうだった。こりゃいかんと、重い腰を上げて醤油を買いに行くことにした。なぜ重い腰なのか?それはその醤油を売っている店が、かなり気疲れする店だからである。

その醤油は和歌山の湯浅という醤油の名産地の醤油で、あんまり高級でもなく、普段使いにできるようなものである。去年、ずっと通院していた病院のすぐ裏手にあるスーパーにしか何故か売っていないのである。通院していた頃はついでがあったから寄ることもあったが、病院に行かなくなってから一度もそのスーパー(Jと呼ぶ)には行っていない。

Jとは1階が食料品、2階が洋服類、3階が日用品、4階が子供の遊び場と食べ物屋、というありふれた構成である。しかし、である。駅前の一等地の国道脇という立地により、自転車置き場は溢れ帰り、3000円お買い上げで1時間駐車無料、バイク置き場はスクーター用5台だけ、というちっともお客のことを考えてないすてきなお店だ。ということで、カブの出番である。醤油一本で駐車場代など払う気はさらさらない。

どうにかバイク置き場にカブを置き、ふらふら走りのババチャリをよけ、店内に入るとちょっとしたイベントスペースがある。そこでは今日、ディズニーの知育教育グッズの勧誘をやっていた。その光景を見て、わたしはぞぞぞと後ずさりをしてしまった。

勧誘をしている人たちが、皆、ミッキーマウスの耳をくっつけているのだ。ヘアバンドに耳がくっついているのを男女皆つけている。若い女性はまだいいが、「時給のいい、スポットのバイトがあるから来てみたんやけど…。」みたいな、おとなしそうで眼鏡をかけたにいちゃんが、ミッキーの耳をつけて、真っ赤なTシャツでおどおどと勧誘しているのは見ていて痛かった。あと、上沼恵美子のような真性オババがミッキーの耳をつけているのを見ると寒気さえ感じたのは気のせいか。

そそそと食料品売り場に行き、目的の醤油を手にする。カートを狭い通路のまん中で止めて、おしゃべりに興じているおばちゃんが邪魔である。といっても私と同じくらいの歳だと思うのがかなしい。どうにかレジまで辿り着いて、順番待ちをしていると、「テケテケ〜」っと男の子が駆けて行った。その後ろを私と同年輩と思われるお母さんが追っかけてきて行った。「ぎんが〜、ちゃんとママと手をつないでって言うたでしょ〜。」ぎんが。銀河って、人の名前なんだろうなぁ。まぁいいけど、将来その子が自分の名前を嫌になるに、100ゴールド!って感じだ。

とほほと支払いを済ませ、ついでなので雑誌を買おうと3階の書籍売り場に行った。ここはまさしく人生の縮図、人間の品性が見えかくれする正念場なのだ。

通路に座り込み、「るるぶ」を必死でメモってる人、JRの時刻表を携帯電話のメモ帳に入力する人、真剣なまなざしでオヤジ週刊誌の露出度の高いグラビアを凝視する人、アイドル誌を友達とめくりながら「告られてんやんかー、」とでかい声でしゃべる堅太り中学女子…。私はその横をすりぬけながら、やっとこさ目的の雑誌を手に入れた。

ここまで来たら家に帰るだけである。

が、ここでもなんだかなぁの連続である。スーパーとは反対側の駅前の交差点があるのだが、ここの信号がキ○ガイじみた信号なのだ。普通の信号は青になると、直進のクルマも、右折のクルマも、左折のクルマも進めるが、ここのは青の下に3つの矢印がぶら下がっていて、その向きしか進んではいけないのだ。まず、左折が5台くらい、直進がちょっとの間続き、右折が3台くらいしか進めない。まぁ、この方が事故を減らすという観点では正しいのかもしれないが。(ここの信号は大阪の事故の多い交差点ベストテンに入っています。)

問題は国道2号線がここで左折しているという事実なのだ。神戸の方から走ってきたクルマはここで左折して、京都の方へ進むと言う塩梅だ。しかし、前述のように左折は3台くらいしか一度に行けない。当たり前のように渋滞する。私は右折だが、バイクなのですり抜けて、好きな車線に合流することができてマシだが、クルマで右折の人は気が狂いそうになるだろう。

うぐぐ…、もうだめだ。と醤油と雑誌を買うだけで力尽きてしまったオロカな女の日常である。


nao-zo |MAIL

My追加