白馬鹿日記

2019年01月20日(日) Samuel Gawith・Balkan Flake

というワケで開缶。
この時期にしては寒さ控え目の週末であります。風の無かった昨日は自転車で逗子へ買い出しに。何か忘れ物をした様な気がしつつもそのままOKストアに到着するとワイヤーロックを忘れていた事が判明いたしました。くそっ。だからと言ってそのまま帰るのも癪でありますればヘルメットをタイヤに巻き付けただけで店内へ。今回はそれでも無事でありましたがこれは運が良かっただけだと思わなければイケマセン。サドル・ポストに付けっ放しにできるヤツを買わにゃイカンですな。少々チョロくても鍵無しよりはマシでありましょう。何か探さんと。

少々遠回りをして逗子海岸沿いを走ってから帰路へ。天気のせいか普段より自転車が多い気がいたしました。ロードの皆様にスパスパと抜かれまくりましたがまあこれは仕方がありません。何しろこっちは平坦な直線道路をゆっくり走ってるだけで息を切らして半死半生の有様ですからね。自動車の皆様にもスパスパ抜いていただきたいのでありますが抜くタイミングを計りあぐねて後ろにぴったりくっつく馬鹿がけっこういたりもいたします。ンな見通しばっちりの直線で対向車もいないのに何で抜けねえんだよ下手糞が。てか怖いのでありますよぴったり付けられると。こっちは抜いてもらおうと道路の端に寄っているのでありますが道路の端というのは空き缶やら排水口やらマンホールの蓋やらがあって大変に凸凹しているワケであります。軽い自転車はそんなモンでもハンドルを取られてしまいますしタイヤが撥ねてコケたりしたらそういう下手糞がちゃんと避けられるのかいなと思ってしまうワケで。と言うワケで自転車や歩行者に気を使ってもらわんと空いてる道も走れないヤツに免許を出すのは止めてみては如何でありましょうか公安委員会の皆様。

打って変わって本日は強風。バイクで買い出しに行っただけで後は部屋でのんびりといたします。物干しに繁茂する島唐辛子の剪定などをやるばかりであります。てかこれ、本州じゃ冬は越さないというウワサを聞いたりもしていたのでありますが今の勢いだとちゃんと越してしまいそうでありますよ。根元の辺りなどは草というよりは木でありましてもっとでっかいプランターに植え替えてやらんと可哀想かなあと思いつつも置く場所が無いという。貧乏人の家に育つと植物まで惨めな思いをするハメになるのでありますね気の毒に。などと思いつつ根元付近から生えていた細い茎を片っ端から叩き切って暖かい時期に備えつつ洗濯物を干す場所を確保したりいたします。大分すっきりした感じではありますが今は葉っぱが少ないからなあ。夏にはまた凄い事になるんだろうなあ。

などと無駄な心配をしつつ一服いたします。モノはBalkan Flakeでありまして先日開けたFVF同様いつ買ったのかあまり記憶に無い在庫棚からの出土品であります。開缶の儀を経て出て来たのはFVFそっくりのぶ厚くて真っ黒く湿ったフレイク。ブルームが出ているところも同じであります。ラタキアの薫香が漂いますが意外と大人し目であります。葉組はバージニアとラタキアだけだそうでありまして何でそれがBalkanなのじゃという疑問も浮かんだりはいたしますがワシの思い違いかしらん。ターキッシュが効いてるイメージがあるのでありますがまあ作った側がBalkanだと言うのでしたら文句はありませんです。しっかりと解して乾燥タイム。と思いましたが待つのが面倒臭いのでキッチンペーパーに乗せてラップを掛けずに500Wの電子レンジで10秒チン。粗熱を取れば完了であります。乱暴ではありますが程好く乾いてくれるのでありますよ。レンジにニオイが付くのでご家族はお気に召さないと思いますが。尚やり過ぎると完全にミイラと化しますのでその辺は要注意であります。

早速ボウルへ。点火一発。やはりラタキアは大人し目であります。柔らかい薫香と甘みが大変に心地よい風味となっておりますよ。ラタキア系ですが確かにEnglishでは無いなという気がする味であります。シンプルと言えばシンプルでありますけどね。味も香りも舌触りも角の無いまろやかで上品なタバコであります。上品過ぎて物足りない感もあったりいたしますがこれは吸うタイミングを選べば良い事でありましょう。吸い口は程好いか気持ち軽めのミディアム・ライト−。スムーズだから軽めに感じてしまっている部分もあるかも知れません。ワシ的には1日の最後のひとボウルに良さそうな気がいたします。美味しいです。



2019年01月17日(木) Cornell & Diehl・Super Balkan

というワケで開封。
1月末納期のハズの作業がまだはじまっておりません。客先で仕様が固まっていないらしく今日になってまた作業工数の問い合わせなどが来たりしております。そんなに予算キビシいのに何で打ち合わせに呼んだりしたのでありましょうか。タダでやりますと言うとでも思ったのでありますかね。困ったモノでありますがこれだけ予定が変わっても納期は変わらなかったりするのが益々困るワケでありまして末端下請零細作業員の長時間労働が無くならないのはこの辺に一因があるのでは無いかと思うのでありますが如何でありましょうか厚労省及び中小企業庁の皆様。とは言っても役所や現行の法律でどうこうできるモノでは無いから変わらないのでありましょうけどね。と言うワケで是非とも次の働き方改革では馬鹿に発注させたらイカンという法律を作っていただきたいモノであります。

などと思いつつ猫の餌遣りなどをいたします。自称地域猫でありまして。自称はしてませんかね。まあ我が家とお隣さんの地域の猫でありますれば些少の拡大解釈はありつつも地域猫とさせていただきます。去年生まれたヤツが一人前サイズまでもう少しだけど中身はまだ子供という大変に可愛い時期なのでありますがこヤツがちょと目を離した隙にベッドの下に潜り込むという大変に面倒な状況を巻き起こしやがったワケであります。自慢じゃないけどベッドの下なんてところは年に2回、電気毛布を敷く時と片付ける時くらいしか掃除しないワケでありまして。狭いのでありますよとっても。なので馬鹿猫も潜り込んだら立ち上がる事もできずに這い回るばかり。猫ルンバと化して積もった埃を体中で掻き集めた挙句に家じゅうを駆け回って撒き散らかしやがったワケであります。買ったばかりの掃除機大活躍の巻でありましたが暇な日で良かったと思うしかありませんですな。やれやれ。階段に柵でもつけましょうかね・・・

予定外の掃除に疲れたのでコーヒーを淹れつつ一服する事にいたします。じゃれつく馬鹿猫を踏み潰さない様に気を付けつつ選んだのはSuper Balkanであります。バーレイ強めのラタキア系という事で先日やや苦手かもと思ったEpiphanyに近い葉組でありますがこちらはターキッシュ入りという事で違う傾向である事を願うばかりであります。

開封して出て来たのは極フツーのリボン・カットであります。ラタキアがそこそこ効いていそうな良い香り。程好いかやや乾き気味くらいでありますのでそのままボウルへ。点火一発。むう。美味いこれは美味い最初から美味い。脂こってり旨味たっぷりのウィンナーみたいな味と香りでありましてワシ的には夏だったら少々クドいと感じてしまうかも知れませんが寒いこの時期にはぴったりであります。ターキッシュ由来なのでありますかねこのコクは。コーヒーともとても良く合いますが空腹時には少し濃過ぎるかも。それくらい濃い味わいであります。20年前だったらストレートのバーボンに丁度良いと書いていた事でありましょう。吸い口はミディアム・ライト+。レビュー・サイトでも22レビューで★が3と4だけという高評価になっておりますがそれも納得の味わいであります。いやこりゃ美味えわ。冬のローテーション入り決定でありますよ。



2019年01月10日(木) Cornell & Diehl・Epiphany

というワケで開封。
気が付けば仕事はじめ。ああGWが待ち遠しい。などと思いつつ早くもひと仕事片付けましたがこれは次の仕事が中々はじまらないのでそれまでの繋ぎであります。貧乏暇無し金も無し。その無い金を絞り出して掃除機を購入いたしました。モノはパナのMC−U10C−Aなどと言ってもどんなモンだか見当もつきませんが要はパナで一番安いスティック・タイプであります。ツインバードとかでも良いかなと思ったのでありますけどね。やっぱモーター系はパナかな、と。最近はそうでも無いのかしらん。またヨドバシがポイント13%還元という罠を張っていたという事もありイチコロで引っ掛かってしまったワケであります。をを170円も儲けよった。上出来じゃ。

箱から出して取っ手とノズルを差し込んだら完成。スイッチオン。うむ。中々に静か。吸引力も上々。勿論、キャニスター・タイプと言うのでありますか。ゴロゴロ引っ張るタイプと比べたら五月蠅いし弱いのかも知れませんが35年モノのハンディ・タイプを使っていた身からすれば上等であります。ただ、ちょと重いです。棒の先に本体が付いている形状なので実際の重量より重く感じてしまうのでありましょう。テコの原理の反対であります。反対じゃ無いのか別に。少々慣れが必要な操作性でありますがワシは慣れるまで頑張れる様な立派な生き物ではありません。こういう事もあろうかと洗っておいた古い掃除機のパイプを差し込むとこれがぴったり。まあ厳密にはやや押し込み気味でぴったりでありますが抜ける様な事は無さそうであります。押し込まれるのが嫌ならオプション・パーツを出す様にね>パナ。本体の取っ手を外しノズルを差し込んで再びスイッチオン。をを更に静かになった気が。取っ手が排気口に干渉していたのでそれが無くなり音質が変わっただけなのではありましょうが静かに感じる分にはそれで充分であります。持った感じも軽く大変に軽快。これで嫌いな掃除が少しは楽しくなるかというと実は今のところは少々楽しかったりもいたします。いくら軽快で静かだと言ってもやはりただの掃除機であったと気付くまでにはまだ数日は掛かる事でありましょうからその間にあちこちの面倒な場所を掃除してしまう事にしましょうね。

ちなみにゴミ捨ては少々面倒であります。フィルターが3重になっておりましてその3枚に隈なく埃が付きやがりますので全部外して掃除しないとあっという間に目詰まりの刑になってしまう事でありましょう。まあそれだけ細かい埃も捕まえているという事でありましょうから仕方が無いのではありますが。それともワシの家が特別埃っぽいのかしらん。かも知れませんですね住んでるのがワシだし。冬場は叩かなくても埃が出る全身フリース男でありますればそういう事もあるのかも知れません。くそっ。

フィルター掃除を終えて一服いたします。モノはC&DのEpiphanyであります。ごくフツーのリボン・カットからは僅かな甘い香りとやや弱めと言って良いラタキアの薫香が漂います。フレイクのカケラが入っているのはバージニアでありましょうか。だとするとメインはバーレイなのでありましょうかね。でしょうねアメリカン・タイプらしいですから。けっこう強いらしいので小さめのボウルのパイプを選んで詰めます。ちょと乾燥気味かも知れませんがとりあえずはそのまま。点火一発。うむ。バーレイじゃ。

久しぶりに所謂バーレイ・キックを味わいましたがこれは普段強めのバーレイを避けているからであります。かなりゆっくり燻らせないとイカンですなこれは。ラタキアは弱め。ペリクも入っているそうでありますがバーレイに押されてワシには特定できておりませんです。バージニアはフレイク状で固まって入っているせいか時々バージニアの香りが混ざるけど普段はバーレイという感じであります。解してから詰めた方が良いのでありますかね。色々試してみませんと。吸い口はミディアム+。刺激のせいで強く感じているのかも知れませんが。ワシ的にはこれは慣れというか練習というかそういうモノの必要なブレンドの様であります。バーレイの刺激に対する苦手意識克服の為にもゆっくりと試してみようと思っておりますが今のところはタイプじゃ無かったかも、と思ってしまったり。ま、精進してみましょうかね。



2019年01月03日(木) Cornell & Diehl・Winchester

というワケで開封。
あああ正月休みがあと3日しか無い。月日の経つのが速過ぎやしませんかね特に休日だと。まあ寒くて低活性な時期でありますれば毎日だらだらと過ごして何ら変化というモノが無いのがイカンのかも知れませんが。今日はと言うと自転車で横須賀市街へ行ってまいりまして初めて自転車での走行距離が30Km/日を超えるというワシ的には偉業を達成したワケでありますが得たモノはせいぜい酸欠で動作を停止した脚くらいのモンであります。もうこのトシになると体力なんて増えないのでありますかねえ。それとも頑張って走ってりゃ慣れるのかしらん。

眠りそうになるのを堪えながらお風呂に浸かって強張る脚を解そうとしましたが全然効きませんですな。ちょとやり過ぎた様であります。失った水分を補給し椅子にもたれ掛かるともう動く気がいたしません。ゆっくりと一服する事にいたします。モノはC&DのWinchesterであります。細かめのリボン・カットからは何とも言えない発酵臭が。何じゃこりゃ。納豆か。済みませんすみませんでもそんな感じの香りなのでありますよ強くは無いですけどね。けっこう湿っているので気持ち緩めにボウルに詰めてみます。点火一発。うむ。悪く無い。

バージニアとバーレイが半々くらいでありましょうか。ややバージニアの方が感じやすいですかね。程好い甘みがあり角の丸い刺激の無いバーレイ風味がそこに混ざります。やや木の焦げた様な香りがするのはブラキャベでありましょうか。パイプが焦げてるんじゃ無いでしょうね。どちらかというとボウルから立ち昇る煙にそんな香りを感じたりもいたします。麦焦がしみたいな香りという気もいたしますがこれは個人的な思い込みもあるかも知れません。吸い口はやや強めのミディアム−。でも口当たりは非常に柔らかです。燃えるのが速めな感もありますが舌に来ないので良しといたします。シンプルと言えばシンプルでありますがワシ的にはけっこう好みでありますよ。非常に上品かつバランスの良いVir/Burであります。これは次のセールで大量購入ですかね。気に入りましたです。

横須賀市街まで何をしに行ったかと言いますと掃除機を物色しに行ったのであります。ワシが使っているのはナショナルの。パナじゃ無いですナショナルです。HC−880A・83年前期製造という最早骨董品と呼べるシロモノであります。コードが切れたのでそこだけ手前で交換いたしましたがまだまだ現役。とは思うのでありますが音量と吸い込み力のバランスというモノにやはり年代を感じないではいられないという現実があったりもいたします。35年も使えばもうとっくに元は取っているのでありますがまだ使えるモノを捨てるのは忍びないという昭和の貧乏人でありますれば中々踏ん切りが付かないのではありますが、それでもとりあえず見るくらいは見てみようかなという程度には買い替えを考えたりしはじめたワケであります。AC電源で上に本体のあるスティックタイプが良いのでありますがどうも知らんメーカーばかりなので耐久性が心配だったり。で、パナのヤツに延長パイプを付けたら何とかなるかなあという下見に行ったのでありました。ま、ゆっくり探して気に入るモノが見つかったらという事にでもしておきましょうかね。壊れな過ぎですよナショナルさん。



2018年12月30日(日) Samuel Gawith・Full Virginia Flake

というワケで開缶。
今日もバイクで買い出し。久しぶりに前の棲家のあった大船に行ってまいりました。いや大船は便利ですな色々と。何でもあるですよ。銀行がある。ホームセンターもある。更には西友も業務スーパーもはなまるうどんもニュークイックもてんやもダイソーも。こう並べてみるとワシの生活様式と言うモノが丸わかりな感もあったりいたしますがまあそういう事ではあります。悪かったね貧乏で。正直に申しますと深川から大船に引っ越した時はワシはンなド田舎で暮らして行けるのだろうか数年ももたずに都内に逃げ帰るハメになるのでは無かろうかと本気で心配していたのでありましたが三浦半島の何も無い海辺に暮らす今となっては大船は立派な大都会と言わざるを得ませんですよ。

商店街の外れにある湘南パーキングというところにバイクを預けます。ここはルミネで買い物をするとバイクなら金額に関係無く2時間無料でありますし駐輪スペースもけっこう広いので大型バイクにとっては大変に有り難い駐輪場なのであります。などという事は住んでた頃には全く知りませんでしたけどね。歩いて行ってたエリアだし。買い物と食事を済ませてニュークイックで大量のコロッケを購入し帰路に付きます。冬場は何故かかぶり気味というか1番に関してはプラグの先っぽがカーボンの塊になるレベルだったワシのバイクでありますがどうやら原因が分かったかも知れません。原因不明で数年悩んだのでありましたが燃料をレギュラーに変えたらイチコロで改善しやがりました。燃えにくいなら燃えやすい方にしてみましょうかねという安易な発想が正鵠を得たというかまぐれ当たりというか。でも夏はハイオクじゃないとノッキングが多発するので気温に拠って使い分ける様にしましょうかね。それくらいでちゃんと走ってくれるならお安い御用でありますよ。

帰着してコロッケをひとつ貪り食ってから一服いたします。モノはSGのFVFでありましてワシみたいな愚鼻の味音痴が今更語る事などひとつも残っていない有名ブレンドであります。全体に薄っすらと錆の浮いた缶をプシュっと。どうやらまだ気密は保たれていた様であります。出て来たのはかなり湿った厚手のフレイク。ほぼ真っ黒い表面には夕日を浴びたブルームがキラキラと輝いております。まあ素敵。久しぶりですよンなモノを見たのは。パイプタバコでは初めてかも知れません。このままでは到底燃えそうもありませんのでしっかり解してからボウルに詰めます。点火一発。ううむ。これは。

これは何と表現したら良いのでありましょうか。書きながら他の方のブログとかを見に行きたい衝動に駆られてしまいますが人様の真似をしても仕方がありません。大変に濃厚な煙からはミルキーとでも言う様な。飴じゃ無いッスよ。牛乳の方。とでも言う様なコクと甘さを感じます。ただ決して強い風味ではありません。香りはバージニアでありますがこれも強いモノでは無いですが上品かつ濃厚であります。やや舌に重く感じる気もいたしますが刺激では無く重さというか。煙自体は大変に滑らかであります。吸い口はやや強めのミディアム−。軽くニコチンの陶酔感を覚えたりもいたしましたがこれが空腹時だったら今頃はベッドに転がっているのでは無いかと。けっこう強めでありますな。濃いめの食事の後だけどラタキアは欲しくない、という時などに丁度良い気がいたします。吸うタイミングを選ぶブレンドの様でありますがワシ的にはSGのバージニア・フレイクはそういうモノが多い気が。でも美味しいです。伊達に有名では無いという事でありましょう。常喫では無いけど常に手元にはひと缶置いておきたいブレンドであります。あ〜またクラっと来たよクラっと。


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