白馬鹿日記

2014年06月29日(日) 母、帰天

というワケで1分間黙祷。
帰天という言葉を初めて知りましたです。カトリックの言葉だそうでありまして逝去と同じ意味だそうであります。午前中に容体悪化の知らせを聞いて家を出たのでありましたが残念ながら間に合いませんでした。田舎に住んでるとこういう時に不便でありますがまあ仕方がありません。
最初からの経緯をドクターから聞かせて貰い、その間に身繕いをして貰って霊安室へ。簡素な部屋でひと晩過ごして貰わねばなりませんがこれも仕方がありません。玄関脇のロビーに寝かせろってワケにも行かんですからね。妹夫婦と駆けつけた叔母及び兄の家族に加えて医療スタッフも丁寧に送ってくれましたです。厳粛かつ緊張の時なのでありますがワシはそういう雰囲気に耐えられない体質をしておりますので殺風景な部屋だけどまあ本人はあまり気にしとらんでしょなどという軽口が勝手に出てきてしまいます。申し訳無い。文句は産んだ親に言って下さいまし。

その後は葬儀屋で打ち合わせ。カトリックだった母の希望通り所属の教会で行う事にしたのでありますが高いッスな葬式ってのは。安い方安い方と選んで行ったのに計算してみたら100万円ですよ100万円。更に○○はどうしますかと聞いた事も無い事を即決せにゃならん状況に追い込まれて軽いストレスと緊張を強いられた結果またもやいや母親を亡くしたのは初めてなモンで分からんですわなどと口走ってしまう始末でありましたが元々そういう生き物でありますので諦めていただくしかありません。全部で2時間近く打ち合わせをいたしましたが仕事の話より疲れましたですよワシは。こっちは客だってのに。

と言うワケで明日が通夜明後日が葬送ミサという事になったワケでありますが元プロテスタントでカトリック嫌いのワシが2日に渡って大人しくしていられるのかどうか。とは言え今日も泣く事は無かったもののちょとジンと来た瞬間は無くも無かったですからね。それを思い出しつつ何とかやってみたいと思いますですハイ。



2014年06月27日(金) Balkan Supreme

というワケで開封。
やや正体不明の感のあるブレンドであります。いつものでバルクで売っているのでありますがブランド名からBalkan Supremeとなっておりましてまさかこの一品を出す為だけで会社を立ち上げたヤツがいるワケでは無いと思いますのでまあどこかのOEMなのでありましょう。名前と葉組みからしてPSのヤツかなと思ったりしつつもハッキリしないという状況であります。

ジップロックを開くと全体的に色の黒めのリボンカットが登場。その香りはワシにスモークチーズを思わせましたがこれはワシが空腹だったせいかも知れません。湿り具合はミイラ寸前でありましてこの辺がハッキリしない原因でもあったりいたします。その乾き具合は揉み込んだら粉になるレベル。てか揉むまでも無く底の方には粉末状の葉っぱが溜まっていたりしましてどうしましょうかねこれは。まあ万が一こういう状態で吸うのが正しいという事になったりすると困りますのでとりあえずはそのまま味見をいたします。いつも通りのフランク・メソッドならぬフランク詰めにして点火。いや良く燃えるわ。当たり前だ馬鹿ッ!燃やすなッ!

乾いている割に口当たりは柔らかいです。でも何だかもうひとつコクが無いと言いますか。吸い口はミディアム・ライト+。ラタキアたっぷりという感じがいたします。何でしょうねえこれは。PSのはもっと美味しかった記憶があるからなあ。乾き過ぎているせいなのかなあ。いくら何でも乾き過ぎだもんなあ。このまま手巻きに出来ますよきっと。と言うワケで軽く加湿する事にいたしましたが少しずつ足して行こうかな、と。時節柄勝手に湿る事もあるでしょうからね。この状態だと正直美味しいとは言えないのでありますが加湿したらまた全然違う事を言い出すかも知れませんです。要は分からん、と。だったら分かってから書け馬鹿ッ!

明日も母の見舞いの予定。何事も無ければその後で芝居を観に行くつもり。何とか今の状態を乗り切って欲しいモノであります。



2014年06月26日(木) 一進一退

というワケで良くもならず悪くもならず。
母親の容態であります。厳密には僅かずつ悪くなっているのかも知れませんがそうでないと信じるばかりであります。医者曰く熱が出るのは回復しようとする体力がある証拠なので必ずしも悪くは無いのだそうでありますがそれにも限界があるでしょうからねえ。早いとこ快方に向かって欲しいモノであります。

しかし、見舞いってのも行けば良いってモンじゃ無いのかも知れませんですな。病人にしても気を使うでしょうから休める時間を削っているのでは無いかという気がしてしまったりいたしました。ケースバイケースなのは勿論でありますが年取って弱ってたりする患者だと顔だけ見せてさらっと帰ってきた方が良いのかな、なんて事も思ったり思わなかったり。何も出来ないモドカシさ故の思い悩みなのではありましょうが。

などと思いつつも夜はパイプをいただきます。PS・English Luxuryが本日で終了。厳密には半ボウルくらい残っているのでありますけどね。これは手巻きにでも混ぜちゃおうかな、と。いつもながら美味しいです。また注文するでしょうがそろそろRed Odessaが恋しくなって来たりもしておりますので次はそちらかな、みたいな。真夏には同社のProper Englishも悪くありませんのでそちらもまた頼んでみようかな。とは言え未開封の缶入りイングリッシュとかもあったりいたしますので色々と悩ましいところではあります。まあ缶は保存が利きますからね。だからってバルクを注文するのも何じゃそりゃ的な部分があったりもいたしますが趣味のモノだし別にそれでも良いのかな、とも。あ〜悩ましい。でも悩むのもまた楽しいですわ。



2014年06月22日(日) C&D・Three Friars

というワケで味見。
今現在、手元にバルクが3つ4つあったりいたします。当然ではありますが開けるのにプシュの儀式も要りませんし開封後の保存の心配などをしたところで元々開封されてる様なモンでありますれば心配する意味もあまりありません。なので気軽に味見が出来るというのもお値段に加えてバルクの魅力なのでありますが実はあんまりしないのでありますよねワシは。だってさあ、万が一不味かったらどうするのよ。あ〜あの不味いのを1oz丸々吸わにゃイカンのかと思っていたら今吸ってるヤツに集中出来ないでは無いですか。余計な悩みはなるべく短い間の方が人間幸せというモノでありますよ。そこまで不味いモノがあるのかと思われるかも知れませんが、今のところワシのギブアップ率が約2.5%でありまして全く無いとは言えないのであります。不味いというよりも合わないというべきなのかも知れませんけどね。

などと思いつつも本日は味見してしまいました。朝準備した3ボウルを夕食前に全部吸い切ってしまった為であります。何しろ今日は何もしなかったですからねえ。近所のスーパーに猫用のカツヲブシを買いに行っただけでありましてワシ用の食い物はといいますと仕事仲間のN氏から大量の冷凍干物をいただいてしまいましてこれを食べないと冷凍庫がパンパンという状態なのであります。と言うワケで本日の夕食は鯵の干物でありましたが何年ぶりなんスかねンなモノを食べたのは。10年以上なのは間違い無いかと思いますが久しぶりに食べるとやっぱ美味しいですな。ワシがまだ御幼少の頃には鯵の干物というのは言わば貧乏人の救荒食でありまして兎に角安かったのであります。ワシも頻繁に食わされていたのでありましたが餓鬼いや御幼少のころからワシの口に合っていた様で飽きるどころか好んで食っていた覚えがあったりいたします。まあ最近でもそんなに馬鹿高い食い物というワケでは無いのでありますが昔に比べるとやけに小さくなった気がするのでありますよね。どうしてもミミッチい感が否めないのと焼いた後のグリルの掃除が面倒臭いので気にはなりつつも買うに至らなかったのでありましたが食ってみたらやっぱ美味かった、と。あれ。何の話をしてたんでしたかね。

と言うワケで食後の一服にThree Friarsであります。Friarというのがどうも見慣れない単語なのでありますが修道士という意味だそうでありましてC&D的にThree Nunsを意識したブレンドらしいというのがレビューサイトからも窺えます。尤も全然似とらんというレビューが多かったりするのでありますがワシはまだThree Nunsは開けておりませんので似ているかどうかは特に問題では無かったりいたします。などと思いつつジップロックを開けると酸味の立った香りが。ペリクが効いてるのかしらん。葉組みはバーレイ・バージニア・ペリクだそうでありましてペリクが目立ち易いだけかも知れません。湿っている割にゴツゴツした手触りのリボンカットをテキトーに摘んでボウルにねじ込みます。フランク・メソッドでは無くざっくりとか気さくにという意味のフランク詰めであります。点火一発。う〜む、主役はバーレイですな。

吸い口はやや強めのブレンドであります。ミディアムといたしましょうか。アタックが強いですしバーレイらしさが前面に出ておりますが口当たりは実に滑らかです。所謂キックはほぼ無し。その後ろにバージニアらしい味と香りが潜んでいる辺りは先日味見したGolden Dreamにも通じるモノがありますがペリクの柔らかい酸味が更にバリエーションを加えているというか。出しゃばらず隠れてしまう事も無く、この効き具合は絶妙でありますよ。
Golden Dreamに比べるとややドライな味わいでありましてこれはワシ的にはC&Dらしいという事になったりいたします。思い込みかも知らんですけどね。と言うワケで楽しめそうなブレンドではありますが方向性が似ている部分もありますので続けて開けない様に気をつけた方が良さそうでありますな。てかもう色々取り混ぜで吸ったら良いのにねえ。

そうだ思い出した。今日は朝から何でかパイプが1本届きまして。何でかって事は無いですな。久しぶりのHeibeであります。良い状態のモノが手頃な価格で出て来ないモンで久しぶりになってしまいましたが今回のは何と新品未使用。小径のサドルビットのビリヤードでありまして最近何故かこのタイプが増えつつある気がいたします。何故かって事も無いですな。ワシが買ってるんだから。好みのタイプはバンカーとかディプロマットと言われるヤツなのでありますがまあこれの絶対数が少ないという事もありましてそちらの方は中々増えずにいたりするワケであります。と言うワケでパイプラックがオーバーフローいたしました。どうしましょうかね。困ったモンだ。あはははは。笑うな困れ馬鹿ッ!



2014年06月21日(土) 容態悪化

というワケで馬鹿丸出しというワケにも行かない今日この頃。
今日この頃ったって金曜日の夜からなのでありますがその金曜日は出張でありました。朝5時過ぎに起きてバイクで出動。にわか雨の予報でありましたがまあニワカなら軽く往なせる事でありましょう。イなすってこういう字で良いのかな。分からんですが漢字にしてみました。所謂5/10日の金曜という事で前回より早めに出たのでありましたがマジで混むんですな道が。何でなんスかねえ。未だに理由が分からんです。ググれば出てくるのでありましょうが知らないままに色々と妄想するのもまた楽しいモノでありますれば調べない事にしております。などと思っている間に現場到着。前回仕損じた分を何としても片付ける覚悟であります。などと書けるのも片付いたからなのでありますけどね。ああ良かったよかった。4時間程の作業でありました。その後は他の作業を手伝うフリをしつつダラダラしていたのでありますがそれを見抜かれたのか「雨降る前に帰れば?」というお言葉をいただいたのでありがたく撤収いたしました。それでも少々降られはしたのでありますが南下するにつれ雨は止み薄日なども射してまいりましたのでもしかするとワシが帰路に着いた時だけ降っていたのかも知れませんです。

帰宅すると妹からメールが。母親に関する事で至急連絡をとなっております。実に不吉。早速電話を、と思ったら何とワシは妹の電話番号を知らなかったという。仕方が無いので今帰った電話寄越せとメールに返信いたしました。いたしましたが電話が来ない。ただ待っていても時間も無駄でありますればその間に飯などを食ってしまいます。昼食のお弁当が巨大なカラアゲでありまして久しぶりにンなモノを食ったせいかかなり胃にダメージが来ておりましたので夕食はうどんで済ませます。茹でて冷水で〆たうどんに賞味期限経過1年を目前にしたはなまる醤油を掛けて完成。別の意味でダメージが来そうでありますが他に選択肢がありませんのでなるべく気にせず食ってしまいます。更に食後の一服をコーンパイプに詰めたLTFでいただいている時に連絡がまいりました。聞けば高熱を出して意識レベル3桁とか。ちなみに3桁はドクターハマベの本の受け売りであります。何だか知りたい方は本買って読む様にね絶対面白いから。とりあえず明日行くのでお前も来いと言って電話を切りましたが流石に今日はもう動けんですよワシは。あんまり寝てない上にバイクで6時間近く走ってたんだもの。

と言うワケで今日は見舞い。本日もバイクで出動いたします。いやバイク置き場のある病院って偉いですよね。そうでも無いのかな。病院的には災厄の元みたいな乗り物なのでは無いかという気がしたりもしますのでそれでも置き場を確保するという姿勢には好感が持てます。病室に行くと酸素マスクを着けたまま眠る母親の姿が。先週はあんなに元気だったのにねえ。ずっと意識が無いのかねえ。叔母上も来てくれてやや悲観的な話を色々としていたのでありますが介護の方が「えっ意識はもう戻ってますよ受け答えも内容はしっかりしてますし」といって母親に声を掛けるとあっさり目を覚ましてくれました。マジで寝てただけかい。勿論まだ熱はありますし心拍も弱り気味ですし非常に弱々しい状態なので安心は出来ないのでありますがとりあえず最悪の状態は過ぎた様でありました。更に妹夫婦も加わりあれこれ話し掛けたせいか疲れた様でまた眠ってしまいましたが、そのまま持って行かれるという最悪の事態は避けられた様でありました。

とは言え次回は最悪の事態になっても仕方が無い年と状態でありますれば妹と今後の治療について確認をいたしました。その際に祖母上と叔父上を看取ってくれた叔母上の経験談が実に心強い助言となりました。有り難い事であります。と言うワケで最悪では無かったものの晴れ晴れとした帰宅というワケには行きませんでした。色々と考える事などもありLorenzoのでっかいパイプにLTFをたっぷりと詰めて一服いたします。治療方針はあれで良かったのかな。良かったんだよな。異なる御意見の方もいらっしゃるでしょうし他人の母親の治療方針を知ったところで仕方が無いでしょうから具体的には書きませんが、ボウルの葉っぱが燃え尽きるまでの間に正しいと確信をいたしました。うむ。間違い無い。例え医者でも他人に文句は言わさん。ワシの母親じゃ。


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