解放区

2011年12月11日(日) 京都検定受験

京都検定を受験してきた。会場は市内の某大学で、てめえの家からはバスは乗り換えが必要で電車は通っておらず、主催者からは自家用車はおろか自転車やバイクでは来ないでくれとのことだったので、必然的に徒歩となった。グーグルマップでは約29分とのことだったが、実際には約20分で到着。

午前10時より3級の試験。はじめ15分は諸注意などで、10時15分より開始。試験時間は90分で、30分たったら退室可。終了10分前からは退室不可とまるで大学受験の時を思い出した。

3級は結構難しかった。まるで勉強せずに受験したので、特に寺院や国宝関連でかなり落としているはず。解答はもらえないので本やネットを使って自分で答え合わせしているが時間がかかる。7割の正解は非常に微妙なところ。

午後からは2級。2級は難しすぎて、多くの問題はもはや問題文を読んでも何が書いてあるのか意味がわからなかった。適当に解答したので30分以内で終了。合格は絶対にないな。また来年や。

対策としては、弱点ははっきりしているので多くの寺院巡りをするしかないだろう。受験の時のように丸暗記しても全く意味はないからな。



2011年12月09日(金) 落陽

いつも夕食を作りながら音楽を聴いていることは以前にも書いたが、吉田拓郎の「落陽」も「大釈迦」と並んでほぼ毎日聴いている。岡本おさみ最高。




上は「つま恋2006」での演奏だが、てめえのiPodに入っているのは下のバージョン。ドラムのかっこよさが半端ない。ギターは高中正義、ドラムは田中清司。



2011年12月08日(木) 京都検定を受ける

京都から出るまではただの故郷だったこの街だが、いったん出て戻ってくるととても魅力的な街だったことに気がついた。近所の風景と化している町屋や通勤通学途中の寺院や学校の講義をさぼって寝ていた場所である御所や普段食べている京野菜とか寒くなると出回るすぐきなどは、実はどこにでもあるものではなかった。極めて当たり前のことだがこの街をいったん外から眺めてみないと気がつかなかったわけだ。

てめえがまだ学生の頃、一足先に卒業して東京に就職した友人が、帰ってくるたびに清水寺とか銀閣寺などの名所巡りを始めたのを見て不思議に思ったが、今はその気持ちはよくわかる。沖縄には清水寺は当然あるわけもなく、ていうか寺や神社自体がほとんどなかった。台風対策も兼ねているのはわかるが、沖縄の家は頑強で無機質なコンクリート造りの上が多い。まあピンク色の家もあったりしてなかなかそれも楽しいのだが、やはり京都の街並みのようにほっとするわけではない。

そんなわけで、寺院巡りはさすがにしていないが京都のことを勉強したりしてみた。御所の一般公開にも初めて足を運んだ。それが高じて今回京都検定を受けてみることとした。

いちおう問題集なぞ買ってみたがなぜかやる気がしない。まあ生きていくのに必要な資格でも何でもないので気軽に受けて来よう。何年先かわからないが1級が取れたらボランティアガイドでもしようかな。



2011年12月07日(水) 弁護士に会う

先日の父の連宅保証人の件で、弁護士に会ってきた。

どの弁護士さんに相談すればいいのか皆目見当もつかなかったので、何も考えずにてめえの病院の顧問弁護士のいる法律事務所に連絡を取り、アポを取った。30分で3150円。他の法律事務所のHPも参考のために見てみたが相場は大体それくらいらしい。

法律事務所につくと、相談室に案内された。てめえの住所やら勤務先やら相談内容やらを詳しく書かされて、しばらく待つと弁護士さんが現れた。以下相談内容について。

「父の連帯保証について」
これはその時点で父は正常な判断能力があったため、連帯保証は免れない。が、息子が肩代わりする義務はない。息子が支払いに応じるかどうかは「任意」である。今回支払ったからと言って今後も支払う義務はない。今回は借金の額も大きくなく、役所が相手なので、支払い能力がなければそれで終わりになる可能性があると。

父が死亡した場合は、これらの負債を相続することになり支払い義務が生じる。この場合、相続放棄も可能で、死亡を知った時から3か月以内に家庭裁判所に申し出る。申し出なかったら自然に相続することになる。

今後同様の問題が出てきたとして、巨額で相手が何としてでも回収する気になった場合は、実家が競売にかけられる可能性がある。

「成年後見人制度について」
今後同様の問題を起こす可能性は低いと考えられるので、後見人を選定する必要はないのではないか。結局実際に後見人を選定する必要があるのは、財産管理をする必要がある場合で、問題がややこしくなるので後見人には第三者、ほとんどの場合は弁護士が選ばれることになる。これは裁判所が選定する。報酬も生じて、一般的には月2万円くらいとなる。


…まあ、乱暴に言うと「ほっといてもいいんちゃう?」ということか。後見人制度にメリットがないことはよくわかった。面倒なことをしなくて済むようだ。

弁護士に相談してよかった。敷居が高そうな気がしていたが実際はそんなこともなく、いろいろと相談に乗っていただき、教えていただいた。

振り返っててめえはきちんと健康の相談相手になれているだろうか、とふと思った。思いがけず我が身を振り返るいい機会になってしまった。


さて、相談内容を書く紙に馬鹿正直にてめえの勤務先を書いたおかげで「顧問先の職員なので」と無料になってしまった。全然業務内容とは関係のない、個人的な相談だったのだが、それでもかまわないとのことだった。全くありがたい。と同時に、貴重な時間を無料で使わせてしまった弁護士さんに申し訳ない。本当にありがとうございました。



2011年12月06日(火) 初すぐき

買い物に行ったら、すぐきが出ていた。京都の冬到来や。もちろん購入し、薄切りにして葉は細かく刻んでさっそくいただいた。まだ味は浅かったな。

すぐきはしば漬けや千枚漬けと並んで「京都三大漬物」の一つとされているが、他の二つはすでに化学調味料まみれになっておりまったく買う気がしない。しば漬けは大原の方に行けば昔ながらの漬け方で漬けたしば漬けがあったが、そこまで買いに行く気がしない。そういう意味ではすぐきは昔ながらの地域で昔ながらの方法で漬けられているガラパゴスのような存在だが、これからもずっと伝統を守ってほしい。ヨーロッパでは伝統食品は法律で厳しく作り方などを規制されているが、日本もそうなってほしい。もう遅いとは思うが、やらないよりましだ。

夕食は、高野豆腐をかつお出汁で煮たもの、ピーマンと油揚げの和え物。ピーマンと油揚げの和え物の作り方は二つあって、ピーマンをよく焼いたものと油揚げをカリカリに焼いたものを和える場合と、ピーマンおよび油揚げを湯通ししたものを和える場合があるが、本日は後者。共に同じ幅に切って、鰹節をたっぷりかけて醤油で和える。ピーマンはよく火を通すととても甘くなり、焼いた方がより甘くなるが、その分手間もかかる。しっかりと焼いたピーマンを食べていればピーマン嫌いの子供も少なくなるだろうなどと勝手に思っている。


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