| 閉店セールに思うこと |
近くの模型店が店を閉めるのでセールをやっていた。 小学校の時によく通っていたので餞別代りに一つ買っていったのだが 話を聞くとプラモデルは最近あまり売れないらしい。 一瞬嘘だろ?と思った方もおられると思うが 実のところ、こういう町の小さな小売店は厳しい状況なのである。 何せ街の大型量販店に行けば2割〜3割引きで買える上に 種類も豊富なのだから分が悪い。 それ加え折からの不況と趣味の多様化による細分で 模型の売り上げ比率が落ちてしまったのだ。 昔ほど時間が取れない分作成に時間のかかる模型は 敬遠されがちになってしまう。 ガンダムのプラモデルいわゆるガンプラは接着剤を使わずに 簡単に組み立てられるタイプが多いので多少はマシな売り上げだが、 それにしたって爆発的なヒットというわけではない。 何しろ組み立て済みの物が売られてしまってたりするのだ。 模型の楽しさはバラバラの部品が徐々に組みあがっていき それが形になっていくところに楽しさを感じるのだが、 そんな苦労をしなくても楽しめるものが多くなったことが 一番の原因ではあるが、それにしたって寂しいことである。 無くならない物ではあるが、日本のプラモデル技術は 世界に誇れる素晴らしいものである。 新しい知育玩具としてイメージを一新させる売り方も出来ないだろうか そんな考えをめぐらしながら帰路を歩いたのだった。
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2005年05月13日(金)
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