| ボケた番組を斬る! |
いやぁ、年末年始は面白くないテレビ番組が 目白押しって感じでしたが、面白くなければ面白くないなりに、 その番組にツッコミながら見るというひねくれた見方があり、 いろいろと犠牲になった番組は……あまりなかったです。 ツッコム気も失せました。 とりあえずツッコンダ一例を。 読売系で放送された刑事ものでなんかタイムスリップして何かする という番組がありましたが、番組の冒頭からツッコミまくり! 警視庁にタイムスリップして事件を解明するという課がある設定だそうで、 それはそれで面白い設定だとは思うのですが、 最初に解明しようとした事件が 「ケネディ暗殺!」 ……内政干渉なのでは? そんなことは劇中の人物は一切考えないようで、 そのまま話は進展していきます。(日本の警察にそんな権限あるのか?) で、まず犯人と言われているオズワルトを尋ねるのですが、 それが何とオズワルトが殺される数分前!! 案の定、話を聞こうとした捜査官は話も聞けずにとっ捕まります。 あの時代に日本人がいたら怪しいって!!日系を装ってたのか? で、オズワルトも当然殺されちゃいます。 だから何もそんな切羽詰った時に話を聞きに行かんでも…。 で、捜査官はどういう行動をとったかというと… 地元の探偵社に依頼し、調査し始めた(笑) おいおい、お前は捜査のプロじゃないんかい!! っていうかせっかくタイムマシン持ってるんだったら、 もう一回時間を遡ればすむやん!!探偵社っていくら懸かると思ってるんだ! で、捜査官さんはご大層に探偵社のオフィスの中に犯行現場の 大きな模型を作って探偵さんたちに講釈をはじめました。 おい!その模型代はいくらすると思ってるんだ!!経費で落とすつもりだろ! しかもおまえは日本の警官じゃないか!日本語で講釈垂れやがって!! というところで僕はチャンネルを変えてしまいました。 この後には信長暗殺の真相を探るっていうのがあったのですが、 ここでもうひとつ疑問が。この課って税金の無駄使いなんじゃぁ… 調査する事件が歴史的な事件ではあるけれど、それって歴史学者のする ことであって、警察がやることではないのでは? しかも警察もタイムマシンみたいな便利なものがあるんだったら、 グリコ森永事件の犯人を追うとか三億円事件を検証するとか、 世田谷の一家殺人事件を捜査するとかそういうところに使えよ! で番組的には殺人事件を放置しなければいけないから倫理観と 警察官としての職務との葛藤を描いたりとか、設定をいじくれば いくらでも面白くできたはずだし、警察にこだわらなきゃ、 歴史学者のタイムトラベラーをやらせるとかさ。 こんなことしてるから日本のエンターテイメント界は発展しないんだ とか思いつつ何かこれに似た話があったような気がするんだよなぁ… 確か藤子系のマンガで…………あっ 「T・Pぽん」!
って誰も知らないか(笑)
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2002年01月05日(土)
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