『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2003年07月13日(日) いよいよ、入院します。

 夏ひよ団扇花

 
バタバタしてます。めっちゃ、バタバタしてます。
   
先週末に膀胱炎ダウン。ちょっと良くなった火曜日頃に、少し無理をしてしまって、睡眠不足。
そしたらもー、そのあとから夜が起きていられない。
しゃーないので一旦寝て、朝早く起きてシャワーとお風呂を済ませようと思って朝5時に目覚ましをかけたのに……
気が付くと、普段起きなきゃいけない時刻をとうにすぎてる!(泣)
木曜はなんとか間に合ったけど、金曜日はギリギリで遅刻。
そして今日は、逢瀬の電車に乗り遅れる所だった……あぶなかった。
  
ご主人様に渡さなきゃイケナイものとかは用意して寝たんだけど、私の支度が全く整ってない!
もー、大あわてでシャワー浴びて、荷物ギューギュー詰め込んで、行きましたわ。なんとか無事到着して、ひと安心。
  
駅到着。
小さなロータリー。ご主人様の車は見あたらない。
いつもご主人様が先に到着しているので、ゆっくりみた事なんてなかったから……ぼんやり、でもまじまじと駅前付近を見る。
ふーん、ここってそうだったんだ。へぇ〜。
でもまた、この駅に来ることはあるのだろうか……
そんなことを思って、徐々にもわーっと暑くなってくる気候の中、
古いベンチに座っていると……5分位して、ロータリーに向かって不安そうな視線を送りながら、ご主人様がやってきた。
私の姿を探している。そう感じ、立ち上がり、荷物を持って道側へ行く。
この駅が近づくにつれて下がっていた、私のテンション。いつも通り明るくしなきゃ……でも、出来るかな? と少し不安になっていた。
  
「おはよーございます」そう言って車に乗り込むと、「待った?」と。
「ううん、少しだけ」……遅刻魔の私は、待たせることも多いが(笑)待つことにも慣れてるし、遅刻魔ゆえに、待たせる側の焦りは分かるし。
でもぼーっとしちゃってたから、テンションがなかなかあがらない。私から喋りかけられない。
いつもの道。踏切にさしかかったところで、ご主人様が口を開く。
「で、入院はいつからなの?」
「ん、月曜」
「……ぷっ!(吹き出し苦笑) ええー! (えっちして)大丈夫なの? 体調は?」
「はははっ(笑)、大丈夫〜」
 
そこから、ぽつりぽつりとしゃべり始める。
私が「車窓から、『焼きそば・ポテトフライ専門店』という看板を見た。すごく気になる〜。専門店っていうほど、何かこだわりはあるのだろうか?」
と言ったことから、話がもりあがってくる。
よかった、いつものテンションに戻れた(笑)
 
程なくして、ホテルに到着。
ビスチェを来て写真を撮った部屋がひとまず空いていたので、「一度入ったところだけど、いっか」と入る。(このラブホ、けっこう人気なのだ。フリータイム開始してほんのちょっとしてから行っても、もう空いている部屋に限りがあるのだ)
 
部屋に入り、荷物をおいたところで「おいで」と呼ばれ……抱きしめられる。キスをされる。
きっと、
ある時期、私の態度がおかしかったのと(ご主人様を心で拒否していたとき)、先日のメールのせいだと思うけど……ご主人様が、とても優しい。
 
メールに書いたことは、
ご主人様が言うあることに対し、私がやんわりと拒否し続けていたその理由というか……この春から私がずっとひきずっていた、重く心に感じていた事柄というか。
数年、いや、少なくとも今年いっぱいはどこにも書かず、誰にも言わずにおこうと思ったことを、そしてお医者さんに言われていた「大丈夫だと思いますが、最悪の時は……」ということを、ご主人様に打ち明けた。
そのことに関係ないご主人様にこそ、一番「いわないでおこう」と思ったことだったのに。
私の吐露メールへの返事は、たった5行ぐらいだった。それだけでも私は、安堵していたのに……
 
今日は、ことあるごとに抱きしめられる。
ご主人様にお会いする前から、メールで「え? 正常位で、頬をスリスリ? そんなことされたことないかも」と言っていた私に、常に頬を寄せてくれる。
身体は繋がったまま……抱きしめられ、頬をすりよせ、言葉を交わすたびにキスをし、鼻先をちょんと触れあわせる。
きっと私、こういうsexって一度もしたことがなかったかも……と思った瞬間、口元から言葉がこぼれる。ご主人様の耳元に向かって「幸せ……」と、つぶやいていた。
 
でも、「麻瑚は淫乱だなぁ(笑)……こんなになって」とも、何度も言われちゃったけど(苦笑)
 
フリータイムの時間終了間際。
帰り支度を整えると、またご主人様に呼ばれる。
そばに行くと、抱きしめられ、優しくキスをされた。
軽くキスをして抱き合って、また唇を重ねて……ということを何回か繰り返す。
ご主人様が大きな体をかがめ、抱きしめた私の耳元に言う
「早く良くなって、帰ってきなさい。待ってるから」
「……はい。頑張ってきます〜」
そして少し身体が離れた時に、私はお腹を押さえる
「ここにも……子宮にも、頑張ってもらわなきゃね(笑)」
そういう私をご主人様は再び抱きしめる。……あ、言わなきゃ、一応お詫びしなきゃ。
「……でも、頑張れなかったらごめんなさい。無くなっちゃったら……ごめんなさい」
言いながら、自分でも声が詰まっていくのがわかる。
「……大丈夫だよ」
少し笑みを含んだ声。その後、抱きしめたまま、頭をポンポンと叩かれる。
張りつめていた気持ちがゆるみ、涙が流れた。
一度だけ鼻をすすり上げ、ご主人様にぎゅっとしがみつく。
「……ごめんなさい」
と泣き声で言うと、「いいんだよ」と、私を抱きしめたまま居てくれた。
ずるいよぉ、ご主人様。こんな帰り間際に、そんなこと言うなんて、こんなに優しくするなんて。
だめ。泣いちゃだめ。昔……彼の前で泣いてばかりいた為に、悲しい結果になったこともある。
男友達の前では、迷惑になるだろうと思い、一度も涙を流さなかったじゃない。だめ……このままじゃ私は号泣してしまう……と必死にこらえた。
それに、もう出ないと……延長料金になっちゃうー!(笑)
1分位ぎゅーっとしてもらい、なんとか復活。
「えへ……もう大丈夫です〜。ごめんなさい」
涙を拭きながら身体を離すと「よし、いこうか(笑)」と。
 
その後はふつーに楽しく喋りながら、ご飯を食べに行き、ご飯を食べている最中も、普段話してなかったような話題で会話をしてたら……
話が進むうちにご主人様がハタッ!と気づいてしまい、会話中断。
「だって、『ご主人様がこんなことを話してくれました。
 いつもと違うご主人様の一面を見られて、嬉しかった』とか麻瑚に書かれるもん。もう喋らない(笑)」
と急にいやがりだした(笑) ちっ、もっと聞きたかったのにぃ。
とうことで、どんな話をしたかは割愛(笑)
 
いつもよりひとつ先の駅へ。ココはかなりこじんまりした駅(笑)
へぇ〜といいながら周りを見渡したり、だらだらと喋ったりして、改札前で数分を過ごす。
「ほら、いいのか〜。電車乗らなくて」
「あ、ほんとだ。じゃ(笑)」
手を振って自動改札にパスネットを通す私の背中に「なんだよ、ずいぶんあっさり(笑)」という声が聞こえる。
改札を通り振り向いて手を振ろうとすると「あっ!」と呼び戻される。
一番はじっこの自動改札のところで、また会話。
「入院期間をちゃんと教えるように」
「あー。2週間です(笑) でもちゃんと、メールで伝えますね」
「うん」
「そーだ、たぶん暇になるだろうから、今までお返事ためてたメール全てにお返事してやるー。30通ぐらい、一気に(笑)」
「ははは、待ってるよ。あ、××(電車)じゃなくて、その5分後に○○(電車)もあるよ」
「はーい、様子を見て、どっちで帰るか決めます〜」
「……気を付けて」
「はい、ご主人様も気を付けて。じゃ!」
と、去ろうとする私に、はっと思い出したように、ギリギリの所まで少し駆け寄って
「ありがとう、今日も楽しかった!」
と、あわてて言うご主人様。私はにこっと笑って軽く会釈して、手を振った。
 
なんだかんだと言いつつ、改札で離れがたかったのはご主人様じゃん(笑)
でも、ご主人様がとても私に気を遣っていて、今日一日を明るく過ごそうとしてくれているのが分かり、嬉しかった。
PCafeのコラムで佳子ちゃんが書いていた先日の飲み会で、
佳子ちゃんのハニーちゃんに
「(コラムを読んでいると)大切に愛されてるなぁ〜、というのがわかります」
と言われたことを、思い出しちゃった。
 
会社でも……悩んだけど、
「もう6年くらい一緒に働いている仲間だし、オンナの職場だし。
 1ヶ月も休んでいれば、イヤでも『何かあった』とばれる。
 そのとき一部の人に、事実と少し食い違う方向に言いふらされてしまったら?
 だったら……確かに言いふらす類のことではないけれど、信用おける人、仲の良い人には報告してしまったほうが良いのでは?」
と、金曜日に突然「入院&手術カミングアウト」を決める。
明るくサバサバっと、報告する。もちろん、麻瑚ですから、笑い話も交えて。
これが……成功でした。言って良かった!
「実は私も、婦人科系のことで悩んでて」と話してくれた友達、
「これ、力あるから!」と、大切なお守りを渡してくれた友達、
「頑張ってね!」とお腹をなでてくれた友達、
「麻瑚ちゃん、傷見せてね」と悪い意味でなく真剣に言ってくれる友達。ほかもろもろ。
1ヶ月もの療養なのに、すごく温かく送り出してもらえました。嬉しかった(涙)
そうそう、患部をなでてもらって「大丈夫、頑張れ!」って言ってもらえるのって、スゴク嬉しい。パワーをもらえる気がする。
私も、誰かが手術になったら……痛みがないならば、絶対に患部を触らせてもらおうと、しみじみ……。
 
友達、同僚、そして……ご主人様。
3月の時のうちひしがれた私とは違う。なんて私は幸せなんだろうって思ったここ数日でした。
ご主人様に出会えて、気に入って飼っていただいて、本当によかった……。
あのままの私で今日の日を迎えていたら、絶対にダメな麻瑚になってたもの。
今後、関係がどんな形で終焉を迎えようとも、
この優しい記憶だけで、良い想い出とし頑張って行けそうな気がした、今日の逢瀬でした。
 
 
P.S.
入院中の日記は、ヤプースに置いてある、写真日記
 「麻瑚にSH-53を持たせたら……!?」
に、あり。(だって、メールでも更新できるので、楽なのよぉ〜)
 


2003年07月12日(土) 裏日記より移転 「半夏生」

心身ともに弱っていて、心に免疫力がなくなっていたところに、入り込んできたいくつかの菌。
それは大気中に、そして誰にも潜むもの。私はそれを振り払い、追いやっていたと思っていたが……どうやら弱っていた私は、徐々に徐々にその菌に侵されてしまったらしい。
傷を治す力のない私。菌は傷ついて弱った場所を攻撃する。傷は膿む。
どろどろとした膿は、私の心の奥深くに普段は眠らせていた感情を呼び起こし、不安を生む。

不安が何なのか、どうして何をもってそう感じているのか、自分でもよくわからない。
わからないまま、私の心は……「ご主人様拒否」という方向に向いてしまった。
普段の私・奴隷の私、両方のモードでご主人様宛のメールが一切書けなくなってしまった。
メールだけではなく。ライコスの日記も書けない。このままでは、コラムも、とあるお仕事もダメだろうと思う。自分の感情が絡むところのものが、上手く書けないのだ。
ご主人様は何も悪くない、私が勝手に何かにおびえているだけ。

ご主人様は私がいろんな感情を吐き出すことを、静かに受け止めてくれる。呆れても、怒りはしない、そして答えや提案をくれる。
それが分かっているのに、今私は考えるばかりで文字にできない。

「19〜21日の間に会えないか?」
という連絡がきたが、それを読んですぐにお返事を書くだけのことすら、出来なかった。
でも予定は早く伝えなくてはいけない。ご主人様は私からの連絡を待って、その日をあけて下さっている。
書けたのはたった一行。「そのころはもうお会いできません。ごめんなさい」

いつものメールのように、「ご主人様へ、こんばんは麻瑚です」という挨拶文も、最後につける署名もなにもないまま、タイトルすらついていないメール。
ご主人様は、私の状態が何かおかしいことに気づいている。
私の中途半端でぶっきらぼうなメールにも、きちんと、優しい言葉でお返事を下さった。

なんとかしなきゃ、なんとか……現状だけでも伝え、メールを書けないと言うことにお許しを頂かないと。
何度も何度もメールを書こうと努力する。でも1行書いては消し、何とか数行書いてもメールごと削除してしまう。

自分でもよく分かっていない事を伝えるのは難しい。
こうなったと思われることを最初から書いていくと、非常に長い文章になる。そして……それは単なる愚痴になりそうな気がする。

メールを書こうとするたびに、涙があふれた。
私、普段はそんなに泣かない。なのに最近はどう? 一人でしょっちゅう涙ぐんでいる。
なんとかご主人様に、メールが書けない事を伝えた。
ご主人様は何も悪くなく、私にも「たぶんこれだろう」ということはあっても、何が一番の原因なのかはよくわからない、と。

「とても疲れているから、たくさん眠って……体力を取り戻し、元気になります。元気になれば治ると思うから」と、最後に。

書き終わってから……おぼろげながら、私は「これに怯えているのでは」ということに気づいた。
なんとなく気づいたけれど、でもそれをはっきり分からせようとはしない。
心の負担が大きくなるだけだから。

ご主人様とお話がしたいし、下らないことでまた笑いたいし、そして今この辛い状態を助けて欲しくて、心はご主人様を求めてる。
でも、それを私はあえて拒否するどころか、もうご主人様と会うことすらやめようとしている。
ご主人様はこの原因に何も関係ないというのに。いいとばっちりである(笑)

「甘えない、今こんなことで甘えちゃいけない」
その裏返しだと思うんだけどね、ご主人様拒否は。永遠に甘えられることじゃないんだから。それに泣きゃいいってもんじゃない。

少しだけ心の窓を閉ざそうと思った。
ううん、閉ざすと言うより、スリガラスに変えるというほうが近いかも。
元気になるまで。とにかく今夜は沢山眠ろう。
少しずつ、怒らずに笑うようにしようっと。


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ライコスの日記が全く書けないので、
その理由にこの日記をupしようと思ったんだけど……「登録」をクリックする直前に、はたと気づいた。

そうだよ、この日記、アクセスログによると……
まだ、私に「あなたのような人は大嫌いだ」とメールをよこし、
自分の日記に私のこと、そんな病気で!とつらつら書いていた人の日記からの
アクセスがあるのだ!
こんな弱気日記をupしたら、また何を言われるかわからないので、こちら@diaryに残しておこうっと。
愚痴は言わないにこしたことないんだけど、どこかで文字にしてはき出しておかないと、治りづらいし。早く治して、書き仕事進めないといけないから。
家のPCからはなかなか書けないので、環境を変えてチャレンジ。
スタバでシグマリオンで、ちょっと涙ぐみながら書いてしまった。ははは、情けない。


谷藤 麻瑚 MAILスウィート・ハノンHP(改装・再開予定)

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