ひみつ日記
脳内漂流日誌|もっと前|もっと後
| 2012年08月12日(日) |
誰かの熱いハート盗んでいたのいつのまにか |
本棚をごそごそしてたら子供の頃に買ったポプラ社のルパンシリーズが発掘されたので久々に読み返してみました…。 ぶっちゃけわたし探偵小説といわれるものを初めて読んだのはルパンシリーズからなのでルパンにはホームズとはまったく違った方向で思い入れがあるっていうか彼に関してはどんなキャラでもわりと受け入れられるっていうかほらあのひとホームズと違って芸風広いから…。 なので、彼のしでかすこと(作品の展開)がどれだけ荒唐無稽であってもそこそこ流すことができるんですけど、それでも「ルパン対ホームズ」はあらためて読むとかなり冷や汗だらりでした…。 まあシャーロック・ホームズと(空気を読まずに)訳してるのは日本版だけで原題のほうは「エルロック・ショルメ」とアナグラム処理されてるみたいですけども…ルブラン(ルパン作者)側はホームズそのまま使いたかったけどドイル先生の許可が下りなかったという噂…まあ下りなくてよかったと思います…もしホームズのまま発行されてたらイギリスで暴動起こるわ…。
それはともかく、ルパンシリーズにホームズ(とおぼしき人物)が初めて登場したのは「怪盗紳士」のラストで、それがふたりの初邂逅であるわけですが、時系列で言えばこのときにすでにホームズは大ベテランとして世にその存在が知れ渡っている一方でルパンのほうはまだこれからの期待のニューホープなんですよね…そういうのちょっと…もえるじゃない…(ごくり) まあルブランの作品はおいといても怪盗と名探偵が並び立つさまは永遠に人々の夢と妄想をどっさりと盛られるに足る構図ですよね…ゴジラ対モスラみたいな…。
BBCの現代版ホームズ世界でもしルパンが存在するなら今高校生くらいか…と妄想はとどまるところを知りません…妄想に次ぐ妄想!
| 2012年08月11日(土) |
きーみをさーがしさーまーようマイソウルー |
現代版ホームズの字幕版のほうを見たので以下気がついたこととか感想とか妄想(いつも)とかをちょこっと書いておきます…。
シャーロックの声は字幕版(俳優さんの地声)のほうがよかった…あの低音と平坦な話し方が本来のホームズのイメージに近い感じです…あとモリアーティも個人的には地声のほうがよかった気がするけど、わかりやすくイラッと感を求めるならば吹替え版だな…と思います…。 逆に吹替えのほうがよかったのはジョンと、あとだんぜんあの女性刑事さん…。 ジョンはなんか吹替えだとすんごい女好きです!遊んでます!て感じの妙な男臭さがでてよい…まあちょっと頼りなさそうな地声のほうにしてもおまえそんな人畜無害ですって顔してガールフレンドとっかえひっかえとかかわいい顔してババンバンという印象になるのでそれはそれで趣き深いですけども…。 ていうか女性に関するジョンのあの一種ガツガツした行状は、身内(姉)が同性愛者であることに加えて同居人とのよからぬ噂が一人歩きしてることによる「いやぼくは違うから!違うはずだ!」的な最後の悪あがきのような気がする…お付き合いしてる女子に対する扱いも根本的なとこでずさん(例「君の飼ってる犬の散歩もするよ」「犬なんて飼ってない」「ごめんそれは前の彼女だった」)だし…もういいじゃんゲイで…認めて楽になっちゃえよ…。
そうそうジョンシャロのホモ疑惑に関しては現実世界でも紛糾したらしくて、友人がそれについてミステリマガジン掲載のスタッフインタビューを送ってくれたんですけど、なんでもS2のアイリーンの話でふたりのそういった世間の憶測を一掃しようとしたということなんですが、まったく効果がなかったばかりかむしろ疑惑を煽る形になってませんかねこれ…。 妄念を払ってひいき目に見ても、アイリーンからのシャーロックへの矢印はともかく、シャーロック=混乱 ジョン=もじゃり… 程度の感情しか読み取れないんですけど、おれか おれが おかしいのか。 だってそしたらあのジョンのスローモーションでマグカップどん!はなんなんだ。ふつうの友人の反応かあれ?いい機会だからもろもろ説明してみてよ!(脳内で監督の肩を揺さぶりながら)
それにしてもアイリーンにしろモリアーティにしろこの作品はシャーロックに対する片思い率高くてホームズファンとしては見ててすがすがしいかぎりですね。 暑気払いで飲み会も多い昨今、モリアーティとアイリーンに飲み会に誘われるシャーロック妄想などして日々をすごしています…。 飲み会しようよー(o^∇^o)ノ ってメール貰ってしかしことごとく無視するシャーロックが見たい…それでもまったくめげずにあの手この手(犯罪含む)でシャーロックを引っ張りだそうとするモリリン(チーム名)が見たい…最終的にシャーロックが根負けしてジョンに君も来いって言ってえっちょぼくはデートがって言いながら無理やり引っ張っていかれるジョンとか、ジョンも行くからって伝えた瞬間電話口の向こうで数秒間沈黙するモリリンとか、店に行ったら行ったでシャーロックの見てないとこで笑顔のまま微妙にめっちゃ足蹴ってくるみたいなモリリンにげっそりしながらため息つくジョンが見たい。 二次会のカラオケではモリリンたちがシャーロックに向けて恋愛ソングをメドレーしはじめてますますジョンが居心地悪い思いをするといいです。(シャーロックはというと熱唱するふたりを完全に無視して熱心にマラカスをためつすがめつしてるので役に立ちません)
| 2012年08月09日(木) |
ミツバチみたいにハッピーに |
S2のep1と2はすでに何度も繰り返し鑑賞してはにやにやしてるんですが、ep3はちょっとしんどくて冒頭と最後のへんくらいしか見返せない…S3の放送を待とう…と思っていたら友人が次のシリーズは来年イギリスでクランクインだから日本での放送はたぶん再来年といった旨のことを教えてくれたので BBC まじ 鬼畜 はんぱねえ とあらためて発音はっきりと頭の中で復唱するはめになりました。
グラナダのホームズは表面上は常識的紳士的な態度でつくろっているものの、一皮むけば社会不適合者という描かれ方(原作もだいたいそう)だったんですが、現代版のほうはもう最初から一皮むけた状態でぽんと存在してる感じなので、シャーロック・ホームズという人物が本来持っている人としての不完全さや危なっかしさが容易に知れるというか、ありていにいってすごくわかりやすく萌えっ子ですよね…。 このシャーロックのおかげで原典のほうが今売り上げを伸ばしているとかでYATTA!と拳を天に突き上げたい気持ちでいっぱいです…とっつきやすくてわかりやすいはいり口、だいじ!
原典やグラナダはもともとまだホモとかいう妄想と縁のないころに出会っていたこともあって、今でも具体的な(何をとか聞いちゃ駄目)妄想はいまいちしづらいというか、なんとなくグラナダのおふたりだと、それなりに血気盛んだった若い頃に性衝動的なものが仮にあったとしても、日々血なまぐさい事件を追って駆け回る興奮と同化して昇華してしまって、しかもいつもふたりで解決してるんで毎回それですっきり満足してしまって、ついにお互いに対するそういう感情についてつきつめて考える機会に恵まれなかったんじゃないか…と思っている…そんでいいかげんいい年になって(50歳近くとか)もしかしてこれは恋だったんじゃないだろうかとふと思うようになるけどそのころにはすでにそんな激しい性衝動もなくお互いに対する感情が深い愛情として完全に成立してしまっているので、まあいっかこれでじゅうぶん幸せだし結果オーライ!でのんびりほのぼのといっしょに穏やかな日々をすごしてるとよいのではないか…奪う時期はそれと気づかないまま通り過ごしてすでに与えるだけ的な…いやらし系のことはめったにしないけどキスは日常的にいっぱいしてるといいと思います…。(ちなみに私の脳内でグラナダのワトホムはホームズが探偵引退して隠居したサセックスにワトスンもいっしょに住んでることになっています。ふたりで仲良く蜂の面倒をみてるよ!ワトスンは地元の頼れるお医者さんだよ!患者さんが時々野菜を持ってきてくれたりするよ!)
しかし一転現代版に関してはすんなりエロ妄想できるあたり自分でもアメージング!です…こんな日が来るとは思わなかった…現代っ子って偉大だな…。 S2のep3でジョンがシャーロックの言動についてあれこれ注意を促すのに「どうして僕のことで君がそんなに心配するんだい?」みたいなことを不思議そうに聞いてましたけど、そんなん好きだからにきまってんだろ!君が好きだ!って言っちゃえばすごい少女漫画的にベタなノリの展開を経てまるくジョンシャロでハッピーエンドも夢ではなかったのに、かえすがえすもジョンが少女漫画を読みつけていないことが残念です…。 ていうかジョンはシャーロックとのホモ疑惑に関して過敏になりすぎじゃね? あそこまで気にするのもう逆に不自然じゃね? シャーロックのほうがまったく気にするそぶりもないだけによけいに…新聞で「独身」強調されて(あらぬ疑いをかけられて)「これからはもっと気をつけていかないと…」とか言ってるジョンを完全にスルーして鹿撃ち帽にあらぶってるシャーロックはたいへんにかわいかったです。
あと、S2ep1でのシャーロックの台詞「セックスなんか怖くない」は最高でしたね!(お兄さまの「どうしてわかるんだ」という返しも含めて) そういうタイトルの素敵なジョンシャロ本とか明日あたりあるといいなと思います(行けないけど)
ホイミを送ってくださったかた、どうもありがとうございます! 明日以降開催される楽しそうな夏祭(IN有明)を思ってしょんぼりする気持ちが癒されました…。
| 2012年08月06日(月) |
歌えなかったラブソング |
S2ep3かんそうです。
タイトルにライヘンバッハが入った時点で覚悟はしてたけどいやあ…きっついわあ…。 モリアーティの存在がシャーロックが作り出した幻っていう解釈は研究書やらパスティーシュでもわりと定番としてあるものですが、実際にこういう形で見せられるとなんか悲しくなってきますね…あの女性刑事さんやアンダーソン(バカだからしょうがない)はまだしも、レストレード警部まで…みんなひどい…と思いましたがまあ冷静に総括するとすべてはシャーロックの人徳のなさに起因していることであるのでこの顛末にはぐうの音もでませんな! でもそんななかでもジョンはこれっぽっちもシャーロックを疑わなくて、シャーロックのために憤ってくれて、その当たり前な感じがほんとすごい…と思いました…。 モリアーティとの取引のために弟の半生の情報売っちゃったマイクロフト兄ちゃんに対してもジョンすげー怒ってた…あれすっごい努力して抑制してたけどほんとまじで怒ってた…ジョンのシャーロックに対する愛が肉親のそれを超えた瞬間を目にしてしまった…もうシャーロックはジョンに貰ってもらうしかない…。
屋上でのモリアーティとシャーロックのやりとり、最後のへんの握手とかモリアーティの自殺までの流れがいまいち意味がわからんかったんですけど、それはわたしが凡人だからなんでしょうか…あそこなんでモリアーティが死ぬ必要があったん?どういう理屈でシャーロック優位になったん?そもそもあの握手なんだったん?ホタルなんですぐ死んでしまうん?(悪ノリ) そんでシャーロック本人もジョンの目の前で飛び降りとかさあ…まじトラウマなるわ!ていうかなったわ!ジョンあの後からまたセラピスト通いはじめたみたいだし…ああジョン…だれか…だれか彼にあったかい毛布を…。 ラストのシャーロックの墓前でのジョンとか切なすぎて胃が痛いです…涙声で「死んでちゃ駄目だろ…」って墓石に向かって語りかけるのにもぶわっとしたんですが、それ以上に墓石をちょっと撫で撫でしてたのに違う意味でぶわわっとしました…。 なんていうか、あれ明らかに墓石をシャーロック本人に見立ててやってることと思うんですが、「手を当てる」とかじゃなくておそらく無意識に「撫でる」という行動に出るあたりにジョンのシャーロックに対する感情の方向性があらわれている気がして興奮をおさえきれず無駄にスクワットとかしています…。 何がいいたいかと言うとようするに、セラピストとのやりとり「言わなかった言葉があるんじゃないの?言って」「…言えない」っていうのはつまり「I love you 」なんだろう…?ということです。 ジョンはシャーロックを愛しているよ…。シーズン3あたりそろそろカミングアウトのしどきじゃないのかと思うんだけど、どうかなジョン…ブログとかでどうかな…。
そんでそんなジョンを物陰からこっそり見つめる実は生きてたシャーロックですけど、あの、ここで続くとかBBCの鬼畜度まじはんぱない。 原作だとこっからシャーロックはチベットとか行って放浪生活を楽しんだり研究書をしたためて別人の名前で発表したりしてけっこう自由気ままに3年間すごすことになってるんですけど、よもや現代版もそうなのか…「小さい頃は海賊になりたがってた」(マイクロフト兄談)シャーロックなのでそんな展開もさもありなんなのですが、そんなんして3年後にひょっこり戻ってきたときジョンがとるリアクションがたいへん気になります…。 原作とグラナダ版は愛と理解は海よりも深い寛容そのものなワトスンなので帰還の事実だけをただ喜んでくれたけど、現代版はどうなのか…しかもシャーロック原作どおりならマイクロフトにだけは生きてることを知らせてるわけで…グラナダのワトスンですらそれに対しては「僕よりもやはりお兄さんのほうが信用できるのかな」みたいなちょっと拗ねたコメントしてたくらいなので、現代版ジョンがそれを知ったらどうでるのか…シャーロックは殴られるくらいで果たして許してもらえるのだろうか…。
期待と不安を抱えつつ、シーズン3の放送を待ちたいと思います…。
ホイミ送ってくださったかた、ありがとうございます! 暑さに体力も気力も奪われ気味ですが、妄想力だけは通常営業です。
| 2012年08月03日(金) |
オリジナルTシャツとか…そういうノリでいいの… |
S2ep2かんそうです。 ちょっと…冒頭からひどくねこれ…主に萌え的な意味で…。
http://lovepack.web.fc2.com/pic/mori.jpg
彼は萌えをつかさどる妖精とかなにかですかね…(真剣な瞳で)。
このありさま(血みどろ+銛つき)でバーン部屋に入ってきてもちょっと目を見開くぐらいでふつうに応対してるジョンに諦めと慣れを感じてクッ…と無力に下唇を噛み締めるしかない夜10時ですよ…。 退屈とニコチン切れでギーッとなってるシャーロックが迷惑すぎる存在ですごい…そしてジョンは調教師っていうか被害拡大をせき止める土嚢のような存在なのですね…よく理解した…つうかさ「レストレードに電話してウサギが逃げたって言え」ってとんだ八つ当たりだよ…ジョンが来るまではこんなのが普通だったのかな…警部お仕事で忙しい身なのにこんな不条理な要求までさばかなくちゃいけなかったなんて…たぶんジョンのとこには警部から毎年お中元とお歳暮が届いていることと思います…。
シャーロックが好き勝手やれてるのはほんとこうやって周囲に愛されてるからだよな…と思います…本人は気がついてないだろうけど…とくに年上に許されて愛されてるからこそのこの自由度ですよ…ジョンしかりレストレードしかりマイクロフト兄ちゃんしかり…ふだんマイクロフト兄ちゃんにあんだけ邪険な態度をとってるくせにここぞというときに「あ、兄さん?」とかってちゃっかりおねだりのTEL入れちゃうシャーロックの弟属性はんぱない…。
それにしてもジョンと喧嘩っぽくなっちゃって、仲直りしたいけどその方法がよくわかんないシャーロックのかわいらしさは世界遺産として登録しておくべきレベルですね…(やはり真剣な瞳で) きっと「あなたが好きです。大事に思っています」っていう気持ちをどうやって伝えたらいいかということ自体がわからないんだろうな…と思います…だからああいう相手の美点をとりあえずほめるとか食事のときにケチャップ使う?ソースいる?みたいな世話を焼くとかいうつたない表現につながるのであろう…シャーロックはじめて物語…そしてジョンはシャーロックのはじめてのひと(またそういう) でもジョンにみずからせっせとコーヒー入れてきたのが機嫌取りの一環ではなく単純に友人を実験台にするための下準備だったとわかったときはさすがにお前…となりました…。 こういう悪い子はいつか痛い目をみるとよい!(ジョンによって)(おしおき的な)
回復呪文ありがとうございます!
●シャーロック感想楽しく読ませていただいています。のかた
ありがとうございます!おかげさまですごく楽しく書かせてもらっております…。 製作のコメンタリーがそんなことを…>男同士の慕い合う友情が表には出ていないが裏のテーマ おっしゃるとおり裏どころじゃないですよね…まるっとむき出しですよね! というかあれを友情とか言い張るところがすごい度胸と思います。むしろ友情が表のテーマで裏にはもっと違うテーマがなんかあるんだろ…と思わず胡乱な目になりました…具体的には愛情とか…愛情とか…愛とかそういう…。 吹き替えでないDVDもぜひ見てみたいです!けっこう字幕だとニュアンスが違っていたりするのでレンタルで比較してみたいです…。 役者さん本人の地声でしゃべるシャーロックがどんなかも気になるので…! お言葉と情報をどうもありがとうございました…引き続き萌え励みます!
|