ひみつ日記
脳内漂流日誌|もっと前|もっと後
| 2012年07月10日(火) |
世界は彼で回っている |
アメイジング・スパイダーマンを観てきました。 主人公がいつも持ってるスケボーはどこで(武器的なものとして)活用するんだろうと思ってたら、とくに最後までなにもしなかったので拍子抜けしました。スパイダーマンの力を手に入れてヒャッハー!ってするためだけにあのスケボーの設定は出てきてたんだろうか…いやいいんですけど。 ふつうにおもしろかったです。
そんなことよりも回復呪文から魔界都市シリーズに関してコメントいただいたのでのっかっていこうと思います。ありがとうございます。
>魔王伝のせつらさんとメフィスト先生はまた別の世界観なんですかね?
そうか、ジャンルでいけば「魔王伝」というくくりになるんですね…失念してました…短編集の「魔界都市ブルース」のほうがどっちかというと好きなもので…。 世界観としては地続きのものだと思うんですが、「魔王伝」は初期作だけあって、せつらも今よりももう少しワイルドでしゃっきりした印象です…。
あとメフィスト先生のせつらへのアプローチも今よりももっと積極的だった気がします…せつらの意識があるときに後ろから首筋にキスしようとした(しかし寸止め)のなんかあれが最初で最後じゃないですかね…寝てるときにキスしようとする(やはり寸止め)描写はその後何回かありましたけども…。 後に行くほどふたりの接触率が少なくなっていくというか、メフィスト先生の恋心がものすごい男の純情みたいな感じになってるのが面白すぎます…。 ぜんぜん関係ないですが「魔震戦線」で出てきたメフィスト先生のゲイ・バーに対する見解が「報われることを知らぬ、可憐な精神の持ち主が集う場所だ」というのと、それに対するせつらのリアクション「おえ」がセットで個人的にたいへんツボでした…。
>幻十さんが「どうぞ」ってうつぶせになってメフィスト先生に据え膳、的な描写があった気がするのですが・・・
ありましたありました!手術代を身体でお支払い、てやつでしたね確か。 暗転オチでしたけど、あの後、幻十(美形)がメフィストに「僕たちはもう…」的な特別な関係を匂わせるようなこと言ってたので、あれはもう間違いなくやっちゃってますよね…ドクターったらもう…(それに関して後でせつらに嫌味言われて「貞操観念の固い男に焦らされているからな」みたいなことも言ってた気が) あと「夜叉姫伝」では夜香(これも美形)にも手を出してたような…ドクターったら…。
いつまでも焦らし続けてるとこの先もせつらに関わる(せつらに惹かれている)美形がどんどんメフィスト先生に喰い荒らされていくことになると思うので、被害を拡大させないためにも、せつらにはそろそろ一度くらいは新しい世界へ一歩踏み出す覚悟を決めてもらいたいものです。
ほか、レス不要でコメントくださったかた、どうもありがとうございました! 吉報をお待ちしております…!
| 2012年07月07日(土) |
やはり末弥せんせいの絵が落ち着きますね |
本棚の整理をしてる途中でうっかり手にとってしまった魔界都市シリーズを再読中です。掃除すすまない。
秋せつらとメフィスト先生の関係を昔はわりと単純に楽しんで読んでたと思うんですけど、今読むとなんとなくメフィスト先生に憐憫の情を覚えるようになってしまったのはわたしも年をとったということなんでしょうか…。 いやでも「青春鬼」でふたりが出会ったのがせつらが高校生の頃と判明して以降、じゃあメフィスト先生は一体何年越しの片思いやってんだよと思うと、本棚にずらっと並んだ魔界都市シリーズを眺めるにつけ胸が痛くなるというかね…。
だいたいせつらもぼんやりかわいいふりしていつでもやってることはえげつないというか、メフィスト先生の性癖というか自分に向ける感情を知っていて、ふだんは嫌がる態度を隠さないくせに、ここぞという時には思わせぶりな表情やら言葉やらあげくは「一晩かぎりのお付き合い」を提言したりしてなんとかメフィスト先生に協力させようとするから、ほんと性質わるい男だと思います…さしあたって冷たい台詞を吐きつつも最終的には協力してしまうメフィスト先生に本当にそれでいいのか!と机を叩きながら物申したい…。 というかきくち先生に物申したい…そろそろ一度くらいはメフィスト先生にいい目を見させてあげてもいいんじゃないですか…シリーズ最初の頃、せつらは男とは寝ないですよと抗弁しておられたが、このシリーズに出てくるめぼしい男性レギュラー陣の過半数がなんらかの男性経験がある(というかほぼメフィスト先生に喰われている)今、その発言の効力もそろそろ薄らいできたころではないですかね…。 つうか問題はせつらがホモかそうじゃないかではなく、単純にメフィスト先生がせつらの好みじゃないというだけのことかもしれないという絶望的な推測も口にしてみる…。 あいつ劉貴とかゼンとかああいうがっつり武士タイプな男(むしろ漢)にはすごく好意的だからな…。
そんなわけなので(どこからつながるのか)せつらの恋物語を書いたらしい「闇の恋歌」だけはまだ未購入かつ未読です…せつらへの片恋をかかえつづけて幾星霜のメフィスト先生に対するきくち先生の今になってのこのひどい仕打ちにささやかにしかし全力で反抗の意を表明する…。
(魔界都市シリーズを知らない方向けざっくばらんな説明)
魔界都市新宿…大地震による地割れで他の区から切り離された新宿区。魑魅魍魎が跋扈して治安は極端に悪化してる。でもそれなりにみんな普通に暮らしてます。
秋せつら…西新宿のせんべい屋の主人。副業で人探しもやっている。とんでもない美形。 戦ったら鬼のように強い。武器は糸。「僕」の人格と「私」の人格を持っている。ふだんはおっとりぼんやり(僕)だけど怒らせるととてもこわい(私)。
メフィスト…メフィスト病院の院長。死者以外なら何でも治す。ほぼチート。とんでもない美形。 生命を尊しとする医者の鑑のような男ですが彼の患者に危害を加えようとすれば確実に殺される(矛盾) 女嫌い。せつらに想いをよせている。どちらもほぼ新宿じゅうの了解事項ぽい。当初「私」の人格のせつらの方が好きみたいなこと言ってた気がするけど今やそのへんかなり曖昧。
| 2012年07月01日(日) |
シシガミさま的なものがおられた気がする |
見よう見ようと思いつつずるずる引き延ばしになっていたスノーホワイトをようやく見れました…。吹き替えだけど…。 悪くはなかったんですけどなんか…なんかな…。 いろんなとこがぼんやりしてた気がするな…。
悪い継母の過去とか心情にスポットあてたのはいい着眼点と思うのですが、それならそれでもっと徹底的にやってほしかったというか…過去にいろいろ酷い目にあったらしいことはなんとなくわかるんですが、そのあたりこそ台詞だけじゃなくて映像でもっと説得力もたせてほしかったというか…それともそこは妄想で補完してくれということなのか…。
あと主役である白雪姫サイドの色恋沙汰もよくわからんかった…え…結局、白雪姫からの矢印は狩人とウィリアムとどっちを向いてたの…わたしふつうに狩人×白雪姫なんだろうと思って見てたんですけど、途中とつぜん姫からウィリアム(継母偽装)にせまるようなシーンとかあるし…そのわりにウィリアムがキスしても姫の目は覚めなかったし…狩人がキスしたら目を覚ましたけど狩人は前の奥さんをまだ愛してるようだったしよくわからない…なぜ姫は目を覚ましたの…? このへんの有耶無耶かげんは狩人のほうが男としてはセクシーでかっこいいけど現実として結婚するなら将来も安定していてそこそこ扱いやすそうなウィリアムですよね、という女性心理を代弁したものということでしょうか…。 はっきりさせずぼんやりしたままにしといたほうがよい真実というものもけっこう世の中にはありますものね…。
フォーゼは最終話近くなるごとに賢吾の立ち位置がヒロインに近づいてる気がしてハラハラします…まさかユウキまで他の部員たちとひとくくりで一時退場してしまうとは…残ったのがげんたろうと流星と賢吾っていう構成だとライダー(ヒーロー)の椅子はふたつとも埋まっちゃってるから残ってるのヒロインの椅子しかないよみたいな…椅子取りゲーム的な…。 なにをいっているのかじぶんでもよくわかりません。 ささやかな流星→友子ちゃん描写にちょっとほっこりしました。いやほっこりしてる事態とちがうんですけど。 そして流星は自分とはまったく関係ないとこでのいろんな思惑にまきこまれて誕生した2号ライダーだったのだな…なんか前にもいませんでしたっけそんな2号…。 でもべつにそこで流星が怒るようなことでもないよね…だって別にタチバナさんとしてバルゴが言ってたことは嘘じゃなかったじゃん…少なくとも流星が本来の目的としてた二郎の復活方法に関しては…べつにむこうだってボランティアで流星を2号ライダーにしたわけじゃないだろうしどういう目的があるにせよ二郎復活のためにそのへんは全部不問にしてやってきたのがそもそもの流星のスタンスじゃなかったの…。 たしかに敵は倒してたけどそれはアリエス探しのついでみたいな感じだったじゃん…アリエスさえ見つかればゾディアーツとか学園の陰謀とかあとはもう関係ないねって感じだったじゃん…。 それがいまさら相手が敵方だったから「騙したな!」って怒り出すとかちょっと筋が違いませんか…ちょっと冷静になれお前…なにを最初から仮面ライダー部サイドで戦ってたみたいな顔してんのかと…。
こういうキャラのブレにいちいちひっかかってしまう…フォーゼに関してはYASUKO作品を見た直後のシリーズなのでよけいにハードルが高くなっている気がする…子供番組子供番組…(このところの毎週日曜朝8:00直前の恒例の呪文)
| 2012年06月26日(火) |
ほとんど全てのものがここから枝分かれの進化をしている気がする |
先週末はDVDBOX持ってる友人のとこに特攻かけてぶっ通しで鑑賞いたしましたガンダムファースト…。 オタクとしてお恥ずかしい話ですがちゃんと見るのは実は初めてです…。
名作とされるだけあってそこここに偏在するリアリティがたまらなかったです…ぎすぎすした人間関係とか…組織におけるあれこれとか…近年のアニメ(よく知らんけど)にはちょっとありえないくらいおっさん率高かったのもうれしいポイントでした…。 ガンダムおよびホワイトベースの出撃や戦闘のシーンは文句なくかっこいいし…はじめて見たけど何十年前のアニメとかもうそんなのぜんぜん関係なくワクワクしますね…あれ乗って操縦してみたいって最後のほうかなり本気で思ってましたから…ガンダムかっこいいよガンダム。 台詞もいちいちかっこいいっていうか気が利いてるし、やっぱり面白いアニメっていうのはこういうものだよな…絵がきれいとかCGすごいとかそういうのもいいけどそれはあくまで補助的なものにすぎないのだな…と思いました…。
それでも要所要所つっこみどころはありましたけどね! 特にラスト近く、ララアのエピソードあたりではどうしようかと思ったけども…アムロとララアの精神上のやりとりみたいなのがあまりに突然電波すぎてストーリーがエヴァ的にあさってな方向にいったまま戻ってこなくなるんじゃないかと心配しましたけども! なんとか着地してくれてよかった…。
あと、ガルマが本隊との連絡をとれないようにするために、シャアがガルマの旗艦の無線機を故障させるシーンで、周囲の人の目を盗みながらメインデッキぽいとこの機械からコードみたいなのをスポンと抜いてパラパラッとゴミみたいなものを入れてまたコードを元通りに戻す…というのをやってたのがすごくおもしろかったです…。 なんていうか、未来の話で、SFで、すごくハイテク(死語ですか)な世界観のはずなのに、作品として発信する側もそれを受信する側(そもそも子供)も世界観に発想がおいついてないというアナログな世界(つまり現実)の限界が垣間見えて妙にせつないきもちでした…。
アムロとかシャアについては、またそのうち気が向いたらなんか言及していこうと思います…。
ホイミくださったみなさま、ありがとうございました! ほんとうに…うれしいです…!
らくらん更新しました…。
というか更新というのもおこがましい程度のものです…。 思いっきり序章みたいな感じのシロモノなので、ちゅうとはんぱな続き物で放置されるのに耐えられないかたはご覧にならないほうがよいかと思います…。 このサイトこんなのばっかりでほんとすいません…。
|