雑記

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2009年01月13日(火) 初北京

仕事で北京行ってきました。空港以外の北京に行くのも、地下鉄や軽軌以外の鉄道に乗ったのも初めてです。

朝会社から天津駅へ。天津駅も初めて。巨大なタッチパネルの券売機で切符を購入するのは特に問題もなく。運転区間は北京南〜天津の直行がほとんどだけど、途中武清に停車する列車や塘沽まで行くものもある。区間、等級(1等か2等)、枚数を押すだけ。行きは2等で58元。日本でも田舎の駅だと列車毎の改札だったりして、中国のはもっと厳しくて発車してなくても改札が締切りだったり早すぎても入れなかったりいろいろ面倒そうだとは聞いていたんだけど、多いときは10分おきに出発してるくらいなので特に問題なくホームへ。天津、北京南駅ともホームが多いので切符に記載のある列車と、電光掲示板のホームの案内を確認する必要がある。自動改札をイマイチ利用していない人がまだ多いので、係員が居ないところを華麗にスルーするのがいい。遅いけど。

行きの列車は川重のCRH2だった。300km以上は確かに速い。なんか妙な振動があったけど300km超えるとそういうもんなんだろう。直行なので本当に30分かからずに到着する。ちょっと感動。

工場長がWebの広告で見つけてきた内職屋さんへ。無理に休みにしちゃった人員用になんでもいいから仕事ないすかねというシリーズです。作業自体は複雑なもんでもなく、部材の支給やら契約の確認をして、小1時間ほど話をしてまあすぐ終了。サンプルと材料少しもらってきて、試作してみてから改めて来ることに。お仕事終了。

天津にもあるけど、せっかくだし本場の上品な炸醤麺なぞいただきたかったのだが、よくわからないので昼飯はてきとーな火鍋屋へ。思ったより話がすんなりいったのもあって何故か昼間から白酒の瓶が開いて、とにかく食った。時間は気にしなくてもいいし、何より高速鉄道の高速っぷりとお手軽さはでかいというかそういう感じで少し寄り道して帰るということに。
同行の中国人二人とも10年以上ぶりだというので天安門行ってみました。

僕はもちろん初めてです。北京城のあった場所で各城門とかいろいろも残っていて、観光シーズンでないとはいえおそらく地方の旅行者であろう家族連れなんかが写真を撮る姿もあちこちで見られ、記念撮影屋さんからお土産もの屋さんからなにからそこそこの人出でした。駅と同じくここに入るには荷物チェックなぞがあるわけですが、天安門の向かいは車道になっていて普通にバスだのなんだのが走っている。毛主席の写真が燃やされたのは最近だったような気もしますが、なるほど実際の警備状況は結構ざるのようです。お土産も買わず、ここまでは入場料の類もかからず、トイレも無料だったので全く金使わず。

タクシーで北京南駅まで。20元。

途中で有名な病院を見つけました。いやしかし北京はさすが北京ですね。天津とは違う。トヨタ車少ないのはそうなんだけど、とにかく平均的に全体的に天津よりキレイです。痰吐く人居ないし、歩きたばこも少なめで、キレイな建物とか道路とかだけでなく、清潔さという意味では天津より確実にキレイな印象です。天津が他の直轄市他に比べ格段に汚いということはよく聞きますが。

行きは2等でも無料の水が出たので、帰りは試しに1等にしてみました。69元。切符代は同区間でも時間によって変わるようです。今度はドイツ風味のCRH3型、1等だと2-2列のシートはCRH2と同じようで、日本の一般的なグリーン車なヘッドレストとフットレスト。でも内装はこっちの方がいいです。軽食コーナーだのなんだのは30分に満たない走行時間じゃ使われる様子もないのが残念ですが、何にせよ給食設備がある列車はそれだけでステキです。つーか昼間っから酒飲んで適度に歩いているわけだけど、帰りも当然居眠りもできないくらいあっという間に30分かからずに天津到着です。

天安門から小1時間でもう天津のタクシーに乗れてるというお手軽さは、特に北京に用事はないですがこれならたまに出かけてみようかとも思わないでもないくらいです。


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