日記でもなく、手紙でもなく
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| 2002年09月03日(火) |
平年より真夏日が15日も多かった東京 |
今朝の朝刊には、今年6月〜8月の真夏日が、大阪で70日(平年は55日)、名古屋は65日(平年48日)、東京で53日(平年38日)、福岡だと51日(平年46日)というデータがでていました。 関東以西はどこも暑かったものの、関西・中部圏というのは、今年異常に暑かったということがよくわかります。同時に、今年ばかりは、東京のほうが福岡よりも暑かった!というのも、なかなか不思議な気がします。
夏に東京から福岡へ行く時、空港の建物の外に出ると、その空気の熱さから、九州へ来た!という感覚にたいてい襲われます。 ただ、今年7月に福岡へ行った時、さほどそのような感覚がなかったことを、今になって気が付きました。今年ばかりは、福岡に住んでいるような人が東京に来ると、暑いという感覚に陥ったのではないかとも思います。
暑いとはいえ、7月の夜中3時頃まで暑い、というような感覚は少なくなりました。夜11時を過ぎると、やはり少し温度が下がります。秋までもうほんの少し、というところでしょうか。
| 2002年09月02日(月) |
聖地のある信者のしあわせ |
9月1日、ルイ・ヴィトン表参道ビルがオープンしたという記事を読む。 地上8階、地下3階。もちろんホールなどもあり、全てが売り場ではないにしても、ヴィトンとしては、世界一の売場面積をもつ巨艦だ。
8月30日から人が並び始め、オープン前日31日の夕方には、数十人の列ができたともいう。 オープン初日の来店客数2800人、売上1億2500万円であったことが報じられていた。そのまま割り算した一人あたり平均購入金額は、一人4万4千円強。 これが多いか少ないかは別としても、たかがバッグ屋に、並んでまで買いたいものがあるのだろうか、という気もしたが、そこは抜かりなく開店記念限定のハンドバッグが用意されていたとのこと。4万円台と6万円台の2種、(合計?)1000個が即日完売。 用意周到である。
これくらいの金額の商品が、毎日これだけの量捌ければ、まさに左団扇で過ごせる、に違いない。
ところで、自分のことを考えると、近年並んでまで買いたいと思うようなものは、何一つなかったりする。それだけ物欲がなくなり、軽やかに過ごせている(?)といえば、そのように言えなくもない。しかし、もう一方では、なんとなく寂しいような気がしている部分もなくはない。 かつては、コンサート・チケットを入手するため列に並び、喜んだりがっかりしたりしていたことなども思い出す。
ヴィトンの大ファンにとって、限定品の価値はそれだけ大きいに違いない。敬虔な信者にとって、この上なくありがたい護符を、ひれ伏してもらっているような図に近い。 信者でないものにとっては、たかだか何の役にもたたない紙切れ一枚にしかすぎない、というように見えなくもないが、果たして皮肉っぽい目線だけで、そう言い放ってよいものだろうか?
護符を手にした信者のしあわせ感は、ただの紙切れ一枚と見る人には決してわからない。 ヴィトンのバッグ、お金で得られるインスタントなしあわせかもしれない、と思うと、欲しいものがないという自分の、どこか寂しい気持ちが見えてくる。
表参道の店は、信者にとっての聖地であり、大本山でもある。欲望の再生産装置ともいえるし、同時にしあわせを持続させる重要なしかけでもある。 しかし、とまた思う。発売期間限定護符というのは、どこまで機能するのだろうか、とも。
先週火曜日に電話を入れたとき、土曜日のチケットがたぶん取れるという話でしたが、今日電話を入れてみたら、通じませんでしたので、既に中国へ戻られたのだろうと思っています。
この前お話していたように、大阪からずっと北のほう、兵庫県の日本海側の一番東にある城崎へ行ってきました。ここにはかなり古くから開けた温泉があります。1400年ほど歴史のある温泉ということですが、それぞれの旅館の中にも当然浴場があって、温泉に入ることはできます。ただそれ以外にも、7つの外湯があって、ここへ旅館から浴衣姿、タオルなどをぶら下げて、旅館の下駄でからころと歩いていくわけです。
私が泊まったところは駅のそばでしたので、駅の目の前にある、できてから一番新しい<さとの湯>と、もう少し先にある<地蔵湯>などにつかってきました。 さとの湯などは、三階建てで、浴場は2Fと3F。ジャグジーもあれば、露天風呂もあります。なお、さとの湯にも打たせ湯がありましたが、こればかりは地蔵湯にあったほうが強力でした。肩凝りのひどい人にはなかなか良い感じがします。 歴史がある割には、時々改装されたりして、掃除も綿密に行き届き、どこもきれいな感じがする外湯です。
地蔵湯からさとの湯へ、温泉のはしごをして旅館に戻りますと、体がほかほかして、エアコンをがんがんかけておかないと暑くてたまらない感じになってしまいました。たぶん、冬などに来ると本当に良さそうな気配です。
ところで、この浴衣姿で外湯を回るというスタイルですが、夕方から夜だけではなくて、朝からこの浴衣姿というのが、この城崎ですごす場合の正式な衣装ということになっているそうです。 午前中から、この浴衣姿で歩いている人を、今回も多々見かけました。
城崎の町のはずれに、ロープーウェイがあり、これに乗って展望台までいくと、すぐ下に小さい城崎の町並が、少し遠くに日本海が望めます。いい風に吹かれて、はるばるとここまできた、そんな旅情感にも浸れる感じがします。
玄武洞といって、大胆な柱状節理が、一種の模様のように見えるところがあり、ここまではレンタサイクルで行ってきました。片道20分ほど、ということでしたので、さほどのことではないと思っていたのですが。 ところが、台風の影響か、行きは向かい風が強くてなかなかスピードをだせず、しかも登り坂が途中にあって(その後下り坂になるにはなるのですが)、これがかなりこたえました。行きの道というのは、あとどの程度の距離かがわからないこともあって、やや焦ってしまいました。実際には、30分弱かかってしまい、これで帰りもと考えると、玄武洞と青龍洞の2つだけを眺めて、そそくさと帰路につきました。 なお、他にもいくつか○○洞というのがありますし、化石が見られるミュージアムなども併設されています。
ただ、帰り道は追い風で、来た時よりも登りが短い上、下りがその分長いという、楽なコースになり、15分で駅前まで戻りつきました。
なんとなくではありますが、また行ってもいいか、というような印象の残った城崎です。
ただ、文学の町などということが言われているものの、それはもう少し古すぎることのような感じがします。<城崎にて>を書いた志賀直哉を、今どれくらいの人が読んでいることやら。かくいう私も、志賀直哉というのは、まともに読んだことなどはありません。 今風にもっと有名にしようとするのなら、ミステリー仕立てのラブ・ロマンスで登場させる小説を、TVドラマ化することでもないと、ちょっと無理な感じでしょうか。
日本に戻られましたら、またぜひご連絡下さい、楽しみにお待ちしています。
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