日記でもなく、手紙でもなく
DiaryINDEX|past|will
銀行名が一新して、もともとどこの銀行だったか、既にほとんどわからなくなっていたりする。
<TOKYO STAR BANK>の支店の前を通る時に感じる、この銀行って?という何とも言えない感覚。どことなく違和感があったりする。特に、ロゴ・マークのデザインが、日本的な銀行と違うのだ。Starというくらいだから、星が描かれているはずなのだが、太陽のように見えるし、しかもその星の4分の1だけが大きく描かれている。4等分されたピザのひとかけらのようなデザイン。 決して、悪く言っているつもりはない。日本離れしているデザイン。米国とか中南米あたりに行くと、当たり前に登場してきそうなデザイン、のような感じもするが、日本では数少ない。 東京スター銀行なんていうくらいだから、極めてローカルな銀行のはずだが、結構目立つ。
慌てて調べてみると、東京相和の営業を譲渡した銀行とあるが、親会社は米国の投資ファンドのローンスターとある。なるほどね。外資にたっぷりと輸血されて、今ここにある。
太陽銀行と神戸銀行が太陽神戸銀行となり、太陽神戸銀行と三井銀行が一緒になってさくら銀行になった。協和銀行と埼玉銀行が一緒になってあさひ銀行になった。東京銀行と三菱銀行が一緒になり東京三菱銀行になった――ところまでは、徐々に変わっていったので、私にもよくわかっている。 さて、消えたかに見えた三井の名前は、さくら銀行と住友銀行が一緒になることで、三井住友銀行になって復活してきた。おやおや。変な名前を付けるよりも、旧財閥名のついた銀行のほうが、何となく安心できる、というような人がまだ多いに違いない。三菱含め、とりあえず店名の中に、三大財閥名が表示される時代に戻ったが、一つだけ過去と違うのは、実際の店は三種類ではなく二種類だけになってしまっているということだ。
第一勧業銀行と富士銀行、そして日本興業銀行の3行が合併してできた<みずほ銀行>。東海と三和の<UFJ>。新名称だけ表示されていると、もうよくわからない。その正体の解りづらさは、東京スター銀行とよい勝負をしている感じもする。 それは今置いておくとしても、DKBと富士銀行というのは、一般の人々の貯蓄金額などでは、かつて覇を競い合い、支店数でもトップを争っていたような直接競合銀行同士だ。それが一緒になってしまった。 別の視点で見れば、顧客の質が似ているところがあった、というようなことも言える。だから、合併統合すれば、ずっと効率化できる、という読みも十分できる。 しかし、興銀になると、これは全く異質な存在。異質だから、確かにプラス・アルファになるとも言えるが、みずほ銀行の場合、生き残りのためには、異なった2つの作業を同時に進めていかなくてはならないという重要な課題を背負っている。 なかなか重い、まさに<黄金>の十字架。当然それは、大きな機会にもつながっているからに他ならない。
みずほ銀行は、新銀行としてスタートを切った4月1日からATMでの混乱が、約1週間にも及んだ。本当はうまく乗り切ってほしかった。ただ、これを予想していた人も結構いたようだ。そういう人は、やっぱりねぇ、という顔をしながら話をする。
ただ、問題の本質はATMトラブルということではないのかもしれない。むしろ、何を基準にしてサービスを考えるかというところに問題がなかっただろうか。まさに、顧客に対しての<ハート>の問題に行き当たる。 思い起こせば、DKBも第一銀行と勧業銀行がいっしょになってできた銀行だし、DKBになるときに、ハートの銀行ということで、その親しみやすさを一気に獲得していったといういきさつもある。
その気持ちはどこへ行ってしまったのだろう。ハートのマークが消えるとともに、トラブルが起こっていたのでは悲しい。新しい銀行が、他のサービス業の手本になる時代、その時こそもっと新しい時代になる。
| 2002年04月02日(火) |
ディズニーシーの入場者数 |
2001年度の東京ディズニーランド(TDL)とディズニーシー(TDS)の入園者数が、当初見込みを上回り2204万人であったことが報じられていた。ディズニーランドとディズニーシー、それぞれ個別の数字は出てきていない。 TDL単独時代の過去最高記録は98年度の1745万人、昨年度は1730万人というところから考えると、TDLのほうには1700万人程度が、またTDSのほうには500万人程度が入場した、というような推測ができないこともない。TDSのほうは、オープンから半年間の実績となる。TDLの入園者落ち込みは、新しいパレードやクリスマス・イベントなどにより、かなり食い止めたというようなコメントもあるので、1700万を若干割っている可能性がないでもない。
今年度の入場者数は、2500万人を見込んでいるらしいが、TDSのほうの入場者が、単純計算で2倍になるのであれば、1000万人という数字が推測でき、TDLのほうで1500万人が確保できれば、十分達成できる可能性のある目標値。
TDSが鳴り物入りでオープンした割には、またTDLよりも年齢層が上、あるいは大人にも楽しめるアミューズメント・パークとして売り出した割には、やはりTDLを上回るような入場者数を獲得するのは、なかなか至難の技である、というのも実感。大人には、やることも多いし――というようなこともあるのだろうが。
ただ、TDLのほうも、オープン当初は年間1000万人程度であったともいう。それが、新しいアミューズメントやイベントを投入していくことで一層話題を呼び、6〜7割増の入場者を獲得していったところが、偉大なマーケティング力ではないかと思っている。 TDSも当初は年間1000万人の入場者程度かもしれないが、TDL同様その3〜4割増にしていくことくらい、ディズニーにとっては朝飯前のことかもしれないと、考えたりもしているが。
3月末の土曜日、上野公園の桜の花はかなり散り、既に葉桜。 それでも、僅かに残った桜の木の下では、とりわけ暖かい日ということもあり、宴たけなわ。5〜6名の小グループから、沖縄の蛇皮線6丁を含む陽気なグループ、あるいは男6人でドラ声を張り上げながら歌い踊るグループまで、まさに千差万別、いろいろな人生の楽しみがそこに展開している。
ふと見ると、女性ばかりの12名ほどのグループ。 なにか少し雰囲気が違う。化粧が濃いのだが、よくよく見ると、ニュー・ハーフのお姉さま方のグループだった。当然だが、比較的若い人が多いので、遠目にはかなり散って数も減り、情けなくなった桜の花などよりも、数段華やいで見えたりもする。 春はまさに演出するものである、か。
|