寂しいと言ってはいけませんか
悲しいと言ってはいけませんか
辛いと言ってはいけませんか
あなたが欲しいと言ってはいけませんか
自分の心から 愛をひとつずつ消していくと だんだん 笑顔が消えて 無表情な顔になっていく
大切に大切に育んできた愛が 今 終わろうとしている
私の全てを受け入れて欲しかった ただ聞いてくれるだけでよかった 一緒に涙を流してくれるだけでよかった
あの頃のように
愛を減らすなんて できやしない
愛し続けるか 愛するのをやめるか
どちらかのこと
心のままに 生きられたら どんなに幸せだろう
でも 心のままに 生きたら 幸せになれないような気がする
私の手のひらには 淡いピンクの 花びら1枚
私の心と 同じ色した 淡いピンクの 花びら1枚
あなたに渡したくて 渡せなくて
風に吹かれて あなたの心に 飛んでいけ
私は大きな背中の人が好き 寄りかかってお昼寝できるから
私は無口な人が好き 大事なことしか話さないから
私はあまり笑わない人が好き 微笑が私だけのものだから
大きな背中のあなたを そっと見つめている私のこと 気づいてほしい
でもある日 あなたは微笑んで言った 好きになったのは 僕のほうが先だよ
白い龍を見た
白いからだを揺らしながら 龍は 火を食べていた
田んぼの中の 小山のような焚き火 老人は 長い棒で藁をつつきながら 白い龍に 火を食べさせていた
龍は からだを揺らしながら 嬉しそうに 火をほおばる
白い煙から生まれた 不思議な龍
車窓の景色は 忽ち見えなくなった
あなたの風を受け止めようと 窓を開いて 両手を広げている
でも あなたの風は 私の窓から 入ってこない
どうして信じられないの どうしたら信じられるの
私の風は 気まぐれ あなたも 私の風を 受け止められないのかな
でもこの想い 分かって欲しくて
心が壊れるほど 愛してしまったら
もう どうやっても 離れられない
全てを壊して 一緒にいるしかない
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