詩集 ”心の扉をひらいて

2005年02月09日(水) 美しい少年

あなたは
まるで白磁のよう

触れると 揺らぎそうで
抱きしめると 粉々に壊れそうで
その透明な白さが 眩しい

まだ大人になりきらない心と身体
それでいて
大人の女を惑わす
森のように深い 黒い瞳

一瞬にして過ぎてしまう美しさ
あなたは
それに 気づいてはいない
 
 
 



2005年02月08日(火) 木枯らし

私の悩みや愚痴を聞いて
怒ったり 涙を流してくれる他人が
どれだけいるだろう

年老いたあなたも その一人です

私の手を
しわだらけの両手で包みこんで
 無理しないでね 
 身体に気をつけてねと
涙を滲ませながら言う

思わず私は
 おかあさんこそ大事にしてねと
その小さな身体を抱きしめる

木枯らしの吹く中 
振り返ると
まだ 私を見送っている

空気が
春のように温かくなった
 
 



2005年02月06日(日) 幸福

今日は幸せだった

13時半に駅で待ち合わせて
モーツァルトのケーキを
4個も食べて
紅茶を4杯も飲んで
いっぱい笑って
いっぱいおしゃべりした

ただそれだけのこと

10人の友達と一緒だったけどね
  
  
 



2005年02月05日(土) 瞳を開ければ

瞳を開ければ いつも 
そこに あなたがいた
私を見つめるあなたがいた
優しく微笑むあなたがいた
 
どんなつらいときでも
 大丈夫 僕が傍にいるから
あなたはいつも そう言って
私を抱きしめた

あなたと私とは
全てを超えた存在

たとえ命が尽きても
握り合った手は離せない
しっとりと溶け合った心は
離れない
  
 
 



2005年02月04日(金) 雪が舞う

あなたから 最後のメールが届く
決心していたのに 涙が溢れる

ごめんね あなたの愛
ごめんね わたしの愛

窓の外には
今年初めての 雪が降る

あなたの誕生日が
もうすぐ やってくるね

雪の乱舞は 美しくて悲しい
わたしの心の中にも 雪が舞う
 
 



2005年02月02日(水) さようならは言わない

さようならは言わない
一度は あなたを愛した私だから
きっと 永遠に愛し続ける

たくさんの愛の中で
引き合うものを感じたから
あなたを愛した

広い河原で
きらっと光る小石を見つけた
恋はそんな偶然

泣かないで
悲しまないで

今はもう
あなたにキスすることも
抱きしめることもできないけれど

あなたを愛した
私がいたことを忘れないで
 
 



2005年01月31日(月) 命そして愛

何故 人は恋するのだろう

それは 命が最も輝くときだから

何故 人は愛するのだろう

それは 命そのものだから



2005年01月30日(日) 悲しみは深い海の底から

深い悲しみは
海の底からやってくる

津波のように押し寄せて
私を飲み込む

私は再び
海の藻屑となって
暗い海の底を漂う

目を閉じて
身体を丸めて
静かに母の鼓動を聞こう

新しい私が生まれいずる日まで
 
 



2005年01月29日(土) スキップしましょう♪

あなたとの電話
どうしてこんなに 楽しいのだろう
二人だけの 秘密の隠れ家

あなたとのドライブ
どうしてこんなに 楽しいのだろう
全ての景色が 幸せ色

あなたとの食事
どうしてこんなに 楽しいのだろう
どんな香辛料にも優る 恋の味付け

さぁ 手をつないで
スキップしましょう
あなたと私だけの世界の中で



2005年01月28日(金) 終わった恋

まだ膨らみ始めたばかりの
青い果実が
すぅーと 枝から離れていきました

真っ青な空に 風もそよがない
日の光が優しく遊ぶ 午後でした

まだ始まったばかりの 恋でした


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月と海