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| 2007年04月07日(土) | 旅の報告（長いです） |
3月27日〜29日静岡県天城で開催された小羊会キャンプに、教会のＭちゃん（新５年生）と参加しました。引率なんだけど行けば絶対自分がいい思いをするのが教会の集会なのです。２年前に引率した時は、５人（しかも個性豊かなメンバー！）を引き連れて行ったのでそれはそれは色々なことがあった。今となっては美しい思い出ですが。（笑）
今回は楽勝。Ｍちゃんは話しかけるとニコニコしてちゃんとお返事してくれるし、わたしを信頼して文句の一つも言わず健気についてくる。行きの飛行機から単行本の「ダレン･シャン�勝並�10巻）」を出して読み始める。真剣に読んでいるのに無用に声をかけてはいけない。わたしは黙って目をつむる。しばしまどろみ「あぁ何て楽なんだ〜」と安堵した。修善寺駅に着くとバスが目の前にいてもうじき出発すると言う。Ｍちゃんが「トイレに行きたい」と言う。バスの一台くらい乗り過ごしたって大丈夫。ちょっと余裕かましてトイレ探す。駅の中にない。遠い。大勢並んでいる。（笑）
ところがバスを1本やり過ごしたおかげでいいことがあった。バスを待っていたら「あぁ！」とわたしを指してニコニコしている人がいる。2年前に同じ集会でお会いしてお互いの名札を交換した（わたしは賛美歌に挟んでいる）広島のＨさん！知らない人ばかりの集会で知っている人にお会いする安堵感、おばさん二人手を取り合う。乗り込んだバスは少し立つ人が出た。バス会社の人が様子を見て「天城山荘に行く人は臨時のバスを出しますからそちらにどうぞ」と言う。おかげで天城山荘行きの人も路線バスの乗客も全員が座れた。わたしたちはノンストップで建物の真ん前まで送っていただいた。
大会が始まり子ども達と別れてリーダー研修会に出席していると身体が身の置き所がないようにだるい。そして寒い。う〜ん風邪ひいてるかも。家を出る時、我が家の夫が風邪症状を呈していた。「それ、うつりたくないなぁ」と冷たく言っていたのだけど、まさに彼の風邪症状をいただいちゃったみたい。
その夜、指定された子ども達の一室に行ってお祈りをした。全国から子ども達が集まって未知の子たちが同室になっている。その部屋で、わたしが間接的に知って祈りに覚えていた女の子の妹と出会った（教会名と氏名でそれとわかった）。「あなたのお姉ちゃんは○○○ちゃん？」って聞いたら「はい」と答えてくれた。実はわたしはこの妹のこともしばしば祈っていた。彼女は祈られている事を知らない。わたしはどんな子か知らず祈っていたんだけど、このように対面して少なからず感動した。彼女には「祈っているよ」とは言わなかった。これからは彼女の顔を思い浮かべながらリアルに具体的に祈る事が出来る幸いを得た。
布団に入るとすぐに眠りに引き込まれた。こんなに寝つきがいいのも珍しい。朝までたっぷり眠った。
2日目、外は青空というのにわたしは寒くて身もだえするくらいだった。食事はちゃんと食べれるんだけど（笑）、身体がだるくて仕方がない。キャンプナースに声をかけて薬をもらう。その後帰る時までこのナースにご心配いただきました。感謝。昼前、老若男女ハイキングに出かけるプログラムがあったが、これをパスした。部屋で布団を敷いて休んだ。するとこれまたぐっすり眠りに引き込まれた。わたしは今回天城に眠りに行ったようなものです。（実はリーダー研修や礼拝中もしばしば熟睡しました）
キャンプ牧師の金子千嘉世牧師（女性）のお話は「たいせつなわたし」他。教会の横で「ハレルヤ」という駄菓子屋を開いている先生は子ども達の話に耳を傾ける。様子のおかしい子に「どしたと？」と聞く。子どもたちが堰を切ったように語り出す時、先生は一緒に泣き抱きしめる（きっと抱きしめていると想像する）。「それでも、あなたは愛されているよ、神さまはあなたを愛しているよ」と子ども達に伝え続けて下さっている。
わたしたちイエスさまを知っている大人は、子ども達にしっかり伝えなくてはいけないことがある。あなたは要らない子であるはずがない。あなたは神さまが目的をもって造って下さった宝物。あなたはたいせつだよ！一緒に生きよう！終始ぼーっとした頭だったけれど、わたしはしばしば感動して涙をボロボロ流し、大人としての使命を強く感じた。
さて帰りは修善寺から品川までＪＲ特急踊り子号に乗って楽勝のはずだった。ところが三島駅から停車時間が異様に長い。熱海でも長い。朝から強風だったけれどそのために走行見合わせなどがあって軒並み遅れているらしい。遅れはついに1時間20分になった。16:20発の飛行機に間に合わないかもしれない。車掌にその旨言い、遅れた証明を出して欲しいと言ったら「そういうことはしていない。航空会社がどう扱うかは会社次第」とケンもほろろ。くっそ〜！（笑）しかしわたしはこういうことに関しては淡泊なのです。何とかなるべ〜、焦らない事にした。Ｍちゃんには「飛行機が遅れて 出発するってこともあるから、大丈夫だよ」と言う。しかしこの言葉は空しかった。わたしたちが羽田に着いたのは16:30、乗るはずだった飛行機は定刻に出発したそうな。カウンターで事情を話すと次の便に空席があるので振りかえると言う。17:00の便。不幸中の幸いと思える。新千歳で待つＭちゃんのお母さんは携帯電話を持っていない。ま、何とかなるさ〜。お父さんに通じた。後はＭちゃんのお母さんが察してくれたらよろしい。察して下さった。Ｍちゃんは笑顔でお母さんと帰路に着いた。
旅先で体調悪いなんて初めてのこと。しかし弱っている時にこそ与えられる恵みがある。体力無かった分謙虚に行動出来た。静かに集会を眺めることが出来た。翌日から怒涛の仕事だったけれど、咳をしながらも守られた。今ようやく安堵して旅を振り返っている。家族と祈って下さった皆さまと神さまに感謝します。
