「硝子の月」
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2008年06月30日(月) <夕刻> 瀬生曲

 青年はばつの悪そうな苦笑を浮かべ、少年はムッとする。
「お前はここが本当に『英知の殿堂』かどうかわかんのかよ」
「我にはわからんさ」
 カサネは笑む。
「だが、あの貴族の娘は信に足るのだろう? ならば問題はあるまい」


紗月 護 |MAILHomePage

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