はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2006年05月31日(水) 怪我

 今日、年少さんの子が、柱にぶつかって怪我をしました。
口のところをぶつけたのですが、大事には至らず、よかった・・・。
 
 先日、育児雑誌でも読んだばかりですが、最近怪我をして歯を痛める子が多いとのこと。

 そうなんです、幼稚園でも、歯医者さんに行くことのほうが多くて、困惑しています。
 
 幼稚園側でも、怪我をさせない様に十分注意を払っているのですが、同じ怪我でも昔とは違ってきている。
 
 何もない廊下で転んで、歯を痛める子。走っていてお友達と思い切りぶつかってしまう子。目の前の柱に歩いていてぶつかる子。
 
 手がでないので、顔とくに口をぶつけます。あごが出てしまうのです。
本来ならば、体をかばうと一番ぶつからないはずのあごが。

 それ以前に、身をかわす、身を守る、受身を取ることが難しいようです。

幼稚園のような田舎でも、都会と変わらずに子供たちの異変を感じます。

 その予防として、とにかく体を動かして遊ばせたいのですが、その中でもすぐ怪我につながるので、頭の痛いところです。

 幼稚園だけの問題ではないですね。日本を社会を何とかしなくては。

まずは、コツコツとできることをするのみですが。園にとって、怪我をさせることはとても気にしていることなので、遊ばせたい、怪我させたくない、自分で自分を守れない・・・痛し痒しです。
 



2006年05月30日(火) 体調は大丈夫?

 体調を崩す子が多くなっています。
皆様は大丈夫ですか?

 風邪気味の子がせきをすると、はなこせんせいもなんだか気弱になってしまいます。まずいまずい・・・。もらわないようにしないと。

 子供たちは自分で体調管理ができませんので、保護者の皆様、よろしくお願いします。

 暴飲暴食、夜更かしも子供たちの免疫力を下げます。 

子供が欲しがるからとむやみに冷たいものや甘いものを食べさせたり、
寝ないからといって、何時までも起こしていたりでは、病気の思う壺です。

 十分な休息と、規則正しい生活で、病気を寄せ付けないようにしましょう。

 そういえば、はなこせんせい、最近遅くまで仕事をしたり、休みがとれなかったりと、不規則です。そのせいか、体がしゃきっとしません。

 分かっているけど、時間はあっというまに過ぎるし、
自分が二人欲しい。大人にも休息は大切ですね。

 みなさま、お大事に・・・

 



2006年05月29日(月) 運動会にて

 この週末は小学校の運動会がありました。
卒園した園児の様子を見るのは、本当に嬉しいもので、
早速、行ってきました。
 一年生の子供たちも、たった数ヶ月前の顔とはずいぶん変わって、
小学生になっていました。ウルウルしそうでした。
 
 幼稚園の先生の顔を見ると、にこっと笑って合図をくれるところが、
なんとも言えず感激の気持ちです。

 この仕事、やってて良かったなあと思う瞬間。
 
 これからも、皆の成長を楽しみにしているからね。
健康で、すくすく成長してください。

 運動会を見にきていた中学生の卒園児からも声をかけられました。

幼稚園に遊びに来るそうです。うれしいね。

 いま、子供たちの集える場がないような気がするので、幼稚園に来て沢山お話したり、悩みを分かち合ったりして欲しいですね。

 話は変わって、ブログに興味ありのはなこせんせい。
しかし、HPとの違いが良く分からないのです。

 詳しい方、メールでご指導下さい。

 それから、子供たちの様子を携帯のメールに伝えるサービスをしているところがありますが、保護者の皆様、ご興味がおありですか?
この件についても、ご意見お待ちしてます。



2006年05月26日(金) お楽しみに嬉しさ

 お誕生会の日、昨年から先生の出し物をしています。

一年間劇を見せよう!と誓いを立て、2年目に入りました。
初めはなれない初任の先生も一年すれば立派な役者になります。
なれって怖い?

 今日は三匹の子豚でした。子豚が出てきただけで、その後の狼を想像し泣き出す子もいました。うーん、想像力豊か。すごいですね。

 今日は人形劇でしたが、仕事の後に他の先生に見てもらいながら、練習したかいがありました。
 子供たちは釘付けになって舞台を見つめていました。

 毎月楽しみにしてくれる子もいると保護者から聞いて、
やりがいを感じます。がんばるぞ!

 知っているお話も、自分の先生が演じると楽しいようで、食い入るようにみています。楽しみにされる喜びを感じられるこの仕事に感謝ですね。
 さあ、来月は何のお話にしようかな?



2006年05月24日(水) 親子でGO!

 今年度の親子教室がスタートしました。
新たな顔ぶれも迎え、楽しい会になりそうです。
 
 親子教室は、子供にとっても、保護者の皆さんにとっても
集団生活へ出る第一歩です。

 入園を考えている方だけでなく、まだ、手元において育児をしようと考えている方も、良い刺激の場になりますので、ぜひご参加下さい。

 今日は自己紹介をしたり、幼稚園の遊具で遊んだりしました。

楽しんでもらえたかな?

 来週もお待ちしてます。



2006年05月22日(月) 芋をうえたよ

 今日はさつまいもを植えました。

去年は大収穫だったので、今年も期待したいところです。

 皆で手をつないで、畑に行きました。
歌を歌いながら、とってもいい気分。
 畑はなんと言うことはなくても楽しい場所のようです。

満三歳児の子供たちは、畑を走り回っているだけで、大満足。

 植物の成長は、子供たちに様々な気付きを与えてくれます。
さつまいももジャガイモも、子供にとって立派な先生です。

感謝です。



2006年05月19日(金) たくさんって?

 今日は、スモックなどを持って帰る日。

 おせっかいにも、はなこせんせいが「スモックもって帰るよ」というと、
「先生、そんなの、ずっと前から知ってるよ」といわれた。

 ごめんごめん。そうだよね。
 子供は何でも知ってるのに、聞かれたら答えればいいのに。
 
 そうか、前から知ってたのね。すごいね
というと
 「そうだよ、142もまえからしってたよ」

 142も前って、ずいぶん前なんだ。と納得。

子供の数の概念は、あいまいです。
記憶の保持という面からも、以前と比べてこのくらいという比較は難しいということになっています。

142はその子にとって、大きな数なんですね。

「すごく知ってるよ」「かなりしっかりと知っている」
というようなあいまいな言葉は、意外と高度なんですね。

子供は自分の世界の中から、どれぐらいが「沢山」なのか考えます。
経験の引き出しが増えると、色んな言葉を使えるようになってくる。

早期教育で、論語とか暗唱するのがあるけれど、子供の経験として
「光陰矢のごとし」と分かるのならば身に付いていることになるのでしょうが、ここが問題ですね。

というわけで、幼稚園では体験を大切にしています。
「学ぶ」そして「体験する」
もしくは、「体験して」それがどういうことだったのか「学ぶ」
そうして身に付くと考えるからです。
そうすると、言葉も的確に「使える」「表現できる」

沢山遊んだ子は「たくさん」が分かるでしょう。

心の種まきを「沢山」したいと思います。



2006年05月18日(木) 英語教育は

 NHKのテレビで、小学校の英語教育について色々と問題提起していましたね。
 はなこせんせいが気になったこと。

 を書いていたら、すごーく長くなってしまったので、
カットしました。
 
 最近の教育は、おかしいと思う。と疑うことも必要だよね。



2006年05月17日(水) お絵かき

 今日もお散歩日和。
園庭で遊んでから、午前中は近くの老人ホームへお散歩。
老人ホームには、広いエントランスがあって、アスファルトがひいてあります。
 老人ホームのエントランスには車の侵入が制限されていて、子供たちが遊ぶには格好の広場になっているのです。
 都市の方には不思議かも知れませんが、幼稚園の園庭はすべて土です。土留め用のブロック塀が少しあるものの、山も林ももちろん土。
 だから、アスファルトの上で遊ぶというのもまた、違う遊びが発展して面白いのです。特に、最近人気はチョークでお絵かき。
 昔は良く軽石や「字が書ける石」で夢中になってお絵かきをしたものです。でも今は道路は危ないし、駐車場も危険だし、なかなかありそうでないのです。そういう場所。
 年少さんも、これは先生、これは僕などといいながら、何本も線を引いたりして、楽しいお絵かきタイムです。
 紙の上に書くのとはまた違って、書いてる感じ、チョークと地面の抵抗感。そんなことが「遊んでいる!」という実感になるんじゃないかな。
 などと、考え平和な光景を眺めていました。



2006年05月16日(火) おじいさんと一緒だ

 パソコンの前に座り、仕事をして、うーんと伸びをしたところ、子供が見ていました。
 「先生、何してるの?」と聞かれたので、
「背中が痛くなったので、伸びているんだよ」というと
「おじいちゃんもやっている、一緒だね」といわれました。
おじいちゃんか・・・いつも年を考えないはなこせんせいも
ドキッとした瞬間でした。
 背筋鍛えようっと・・・



2006年05月15日(月) 春 風邪に注意

 調子を崩す子が多くなっています。
春は、芽吹きの季節ですが、この時期は体の調子も崩れやすいもの。
特に集団生活を始めたころは、子供もはしゃぎすぎて気疲れしたり、外遊びも活発になって、体も疲れたりします。
 春 風邪にご注意下さい。
保護者の皆様も・・・



2006年05月10日(水) お散歩日和

 少し風は冷たかったのですが
抜けるような青空に誘われて
年長さんがスイミングに出かけた後
お留守番の年中・年少さんで散歩に出かけました。
上着をしっかり着て、誰と手をつなぐ?
準備オッケー、出発進行!
 近くの老人施設まで行き、エントランスの広いアスファルトに
チョークで絵を描いたり、
花を植えている方のお手伝いをしたり
何だかほのぼのな時間を過ごしたのでした。
 春ですね・・・・!

はなこせんせいの頭も、春の息吹と共に、
色んなアイディアが芽生えてきました。
イヤーン、今年はゆっくり行くぞと決めたはずなのに。
また予定表に書き込んでしまった。
でも、これが性分ですかね。
保護者の皆様、今年も一緒に楽しみましょう!!
 



2006年05月08日(月) 皆で食べたら

 今日は、少し寒い一日の始まりでした。
それでも、雨の上がりをみて、早速お外へGO!
これぞ百石幼稚園の子供達。水溜りを見つけてはバシャバシャと跳ね回り、
とても楽しそう。(もちろん、泥だらけなのですが)
 さくらのはなは今がちょうど見ごろ。
今年は少し寒い日が続いたせいか、いつもなら連休に散ってしまう花たちも、子供たちの登園を待っていてくれたようです。
 風で落ちた花を拾いながら髪につける子、花束を作る子、様々ですが、今しか楽しめない春を、満喫したようでした。
 お昼は皆でお花見!外に敷物をしいて、皆で座ると圧巻です。
皆そろってお外で食べるお弁当はいつにもましておいしかったようです。
ニコニコのお花見となりました。
 午後はお山で思う存分駆け回ったり、かくれんぼ鬼ごっこと走り回ったり、さすがに疲れた顔の子供達。ぐっすり休んでね!
 連休明けで、泣いてくる子が多いかなと思いましたが、今年は思いのほか少なかったのは、縦割り保育のおかげもあるかなと感じました。
 さあ、5月の始まり。ホームページも・・・・やらねば・



2006年05月02日(火) 逆もありです

 さあ、連休がスタートですね。
連休は事故のないように楽しく過ごしてくださいね。
 連休明けも楽しみ?です。
特に新入園児は、4月の入園の頃のようになくかもしれません。
4月に泣かなかった子ももっと泣くかもしれません。
 でも、心配しないでくださいね。子供の成長は前進のみの一直線ではありません。
 いったり来たりの迷い道。同じところを何度も通りながら大人になっていくのです。だからいいのです。逆戻りもありなのです。
 何度も同じ道を通りながらも、2回目は1回目よりもヨリ良くその道を進んでいますよ。
 無理やり前進のみさせようとすると、後で大きな壁にぶつかって、粉砕するか、まったく逆の方向に飛んでいってしまうか。
 逆戻りするお子さんを、見守ってあげてください。
それが成長の足跡です。
 そうは言うものの、いきなりなくと驚くでしょう。
親にとっても、成長の時です。わが子が進む道のりを後ろからじっと見守ってあげましょう。
 というわけで、それでは良い休日を!



2006年05月01日(月) 花見かな

 園庭の櫻が、いよいよピンクの衣を覗かせて、それはそれは開花が楽しみな今日このごろです。
 櫻をこんなにめでるのは、日本人だけとか。
櫻には「うつろい」と「はかなさ」があるから、こんなにも皆その一瞬に注目してしまうのでしょうか。
 子供の成長も、同じような気がします。
日ごとに変わるその顔や、様子、言葉も知らずに増え、ちょっとのところを見逃すともう大人になっているような。
 「前はこんなじゃなかったのに」というのは、保護者の方からよく聞く言葉です。
 子供はいつまでも保護者の手の中にある「つぼみ」ではなく、あっという間に手からあふれる大きな花になるのです。
 さくらのように。
 特に、幼児期は本当に成長が早い。あっという間に変化します。
今しかない。そう思って保護者の方も子供の今を楽しんでください。


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