はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2006年02月28日(火) 久しぶりに

 閉町を迎えるにあたり、お茶会を開きました。
お茶は、決戦の朝などにとり行われることもあり、節目に行う行事としてふさわしく思えたからでした。
 久しぶりにお茶会をして、子供たちもワクワクしていました。
お気に入りのお洋服を着て、お澄まししながらお茶をいただきました。
 場所は、老人ホームの一角を借りて行いました。久しぶりだったのでとてもぎこちない様子でしたが、それがまたかわいいと大評判!
 静寂の中で過ごすのも、とても良いなあと思ったのでした。
 今度は桃の節句にお茶会です。年長さんが年中さんに教えます。
こうして、引き継ぎをしながら、一年が終わっていきます。



2006年02月27日(月) ビデオの罪

 先日、ビデオを取っていて気が付いたこと。
お話をしてくださっているところを、ビデオに撮る係りでしたが、
話している人のすぐ近くにいたのに、
なんと、ビデオを撮り終わったら「何を話していたのか、あまり記憶にない!」のです。
 考えてみれば、そうですよね・・・ビデオを撮ることに集中しているわけですから、実物のほうに気が行かなくなるのも当然かな?
 そこで気が付いたこと。ビデオ係のお父さん、お子さんの姿見えてますか?
 私のように、ビデオに集中すると、映像では残るけれどそのときのその雰囲気を感じることができませんよね。
 ちょっと寂しいかな?
 ものより想い出、ビデオより共感。
そんなことを思った体験でした。
 まあ、ビデオが残ると、確かにいいのです。難しいですね・・・・



2006年02月22日(水) 時の過ぎ行くままに・・?

 え?もう水曜日?
 3学期って、正月気分でいると、あっという間に時が過ぎてしまいます。
園の大きな行事は少ないものの、年度末の書類一式が重く肩にのしかかります。ズッシリ・・
 それに加えて、今年度の想い出作りとばかりに、何かにと計画するものですから、自分で自分の首を絞めているのです。
 時は捕まえているようでも、すぐに逃げてしまいます。
あー、欲しいのはどこでもドアと、タイムマシン。
 子供たちはといえば、過去を振り返らず、日々成長しています。
いやー、縄跳びも上手になったし、音楽発表会に向けて練習した合奏も、感動するし、(何が感動するかというと、こんな短期間であっという間に音楽を吸収するその無限の可能性に!)子供はすごい!
 すごいといえば、今日で親子教室の今年度終了しました。
こちらも、成長はすばらしいものがあります。
 今日は親元をはなれ、先生の近くにきて、歌を歌いました。
初めは保護者にくっついてはなれなかった子、皆が何をしていようとお構いなしの子。保護者の方は「こんなことで幼稚園に入れるのかしら?」と心配なさっていましたが、一年でこんなに立派になりましたね。
 自分は何か成長できたかな?と振り返ります。
 時を無駄にせずに、毎日を充実して過ごしたいと思います。
 
 



2006年02月20日(月) さる再び

 今日は老人ホームに慰問に行きました。
「何をみせる?」と聞くと、「おサルとはながさや!」
もち芸があるというのは強いですね。
 もちろん、ホームでも大人気!
そして、お相撲大会の決勝もホームでやりました。
取り組みの中には、懸賞もついて(形ですが・・・)
大いに盛り上がったのでした。
 ホームへの慰問も、小学校にいったらもうなくなってしまうだろうな・・・。
お年よりは子供たちを無条件にうけいれ、かわいがってくれます。
その愛情は、子供たちの大きな自信になります。
 もちろん子供たちにとっても、老いを見つめいたわる気持ちが育つ大切な機会です。
 なくしたくないですね。



2006年02月17日(金) これで良いんだ・・!

 英語の時間、キャサリン先生に子供たちに教えていただくことを再確認しました。
  有料の英語教室では「これがいえます、あれができます」と公言しているし、幼稚園は授業料はないけれど、教えるからには何かあったほうがいいのかな?と不安になったのです。
 でも、キャサリン先生と話しているうちに、「幼稚園のやり方は、本当に子供のための英語だな」と安心しました。
 子供たちの英語教室の様子を見ても3歳の子供も自分の名前を言ったり、数を数えたり、楽しく取り組んでいます。何より、キャサリン先生が力を入れてくれるのは、ヒヤリングと発音です。これは子供のときに身に付けるほうが、優しいししっかりと身に付くから、ということです。
 実際に今日のクラスを見ても、発音やヒヤリングをしっかりとして、様々な言葉を使いながら、繰り返し教えてくれるのです。
 「私のやり方は、自分の子供に教えるのと同じにしているのよ」と先生は言います。まさに、母国語を覚えるように英語に取り組んでいるのです。だから、「大人が見てすごそうな英語」ではなく、「子供がこれから英語を身に付けるために必要な言葉の基礎」をしっかりと教えていました。
 色んな情報が飛び交う中、迷うことも多いのですが、目的が、ぶれないように自信を持って進めて行きたいと思います。



2006年02月16日(木) これなに?に答えられる?

 お雛様のお道具を見て、「これなあに?」と子供たちが聞きます。
それはね・・・とひとつずつ答えます。
 昔の生活がしのばれる道具は、子供たちにとってわかりづらいものでもあります。
 昔の人はね・・・と話しながら自分の知識を試されているようです。
今日のところは、OK.もっと難しい質問されても良いように、勉強しておかなくちゃ。
 お雛様に勉強させてもらいました。



2006年02月15日(水) 春になった?

 雪がぐんぐん溶けています。
気分もぐんぐんよくなります。
うきうきしてきます。春よこい!



2006年02月13日(月) 春の風が

 昨日までの吹雪がうそのように、今日は暖かな日差しが差し込む一日でした。
 園庭も雪が緩んで、水溜りができたりして。
春の風は、ウキウキの気分も一緒に運んでくれます。
 振り返ると、4月入園してきた子供たち。泣いたり、怒ったりけんかしたりの毎日が、今ではお友だちと仲良く遊ぶことができ、先生のお話も聞け、その成長に驚くばかりです。
 卒園児を送り出すのも寂しくはありますが、成長の喜びを一緒に感じて旅立って欲しいと願います。
 もうすぐ春ですね・・・!



2006年02月10日(金) 春の雪

 今日は、気温も少し高く、雪も溶け始めました。
先日の雪も、湿り気を帯びて、春の訪れを感じさせます。
 子供達は毎日毎日雪の中で遊んでいます。
振り返ると昨年は雪が少なくて、雪だるまも小さかったけど、
今年は大きい雪だるまを作ることができました。
 厳しい寒さの中では、本当に憂鬱になりますが、春はいつか来るのですよね。でも雪の中では「本当に春は来るかしら?」と疑いたくなることもしばしば。これって、子育ての大変さに似ていると思います。
 泣いてわめいている子供を見ると、子育てなんて続けられない!とおもってしまいますよね。すぐに大きくなるからといわれても、信じられない。
 でも、春の訪れのように、着実に「そのとき」は近づいています。
「幼稚園のときが懐かしかったな」と思う日がすぐにやってきます。幼稚園の頃が一番楽しかったというお母さんも多いですよ。
 冬はいつか終わります。一緒に乗り越えていきましょうね。



2006年02月09日(木) 神様の贈り物

 スピリチュアル、流行ってますね。
はなこせんせいは大の占い好き。
自分でも手相を見たりします。これ、内緒ね。
 信じるも信じないも人それぞれですが、
占いはともかく、目に見えない力ってあるかもしれないと思っています。
 例えば、母が我が子を思う気持ちが、奇跡的な事実を引き起こすとか。
説明できないけど確かに何かあると、信じたいのです。
 今日、とてもいいお話を聞きました。ある先生の挨拶でした。
その挨拶を聞いて、「よし、私も頑張ろう、できる限りのことをしよう!」と
思ってたら、思いがけないところから電話が来て、いいニュースが飛び込んで来たのです。
 まるで、幼稚園の活動を後押ししてくれるようなニュースでした。
そのとき「頑張ったら、神様力を貸してくれるんだな」と純粋に思ったのでした。
 子ども達にだって、人に見せなくても、いい行いは神様がちゃんと知っているし、悪い行いには報いがくるよといいますよね。(ちなみに、何の神様とかそういうのじゃなくて、漠然としたものですよ)
 昔の日本は、そういう気持ちで治安が保たれていた稀有な国だったわけです。
それを科学的でないとか、神様とか言うと何の宗教だとか、色々言ってつぶしてきた面もあるんじゃないかな。と思います。
 若いお母さんが子どもに「絵本踏んだら、目が見えなくなるよ」と言ったのを聞いて「お母さん、地元の人ね?」と尋ねたらそうでした。(この辺ではよくいいます・・・よね?)祖父母と暮らしていたので、と教えてくださいましたが、そういう「教え」も悪くないなと思います。どうでしょうか?もったいないおばけとか、あもっことか。
 希望は、必要ですよね。「頑張れば、きっと叶う」そう子ども達にも伝えたいです。



2006年02月08日(水) バンド募金終了

 木を守るバンドの募金、おかげさまで100本終了しました。
ありがとうございました。
 募金は、バンドの購入時にあらかじめ入金しております。
皆様の善意に感謝申し上げます。
 フェアトレードの商品については、25日の講演会の時に販売します。ご興味のある方は、御覧くださいね。
 子供たちの中には、自分のお小遣いで、募金をしてくれた子もいました。
良い経験として心に根付いて欲しいです。
 それから、「先生僕は赤いのがいい」という子供もいました。
どうやら、ガチャポンでも、バンドが出てくるのがあるようで、
玉石混合というわけですね、バンドの世界も。
 子供たちには、その差がわかりにくいようです。
ぜひ、こういう機会に「人のために使うお金」について、子供に話してみるのはいかがでしょう。
 最近は「自分がもうければよい」という風潮が広がっているようで、日本の首相も「もうけた人をうらやむな」的なことを言ったとかいわないとか。
 日本の美徳を語る気はありませんが、子供の頃には他人を思いやる心を純粋に持って欲しいものです。
 そのためには、大人が良い態度を見せたいですね。できるところからでも。理想だって、なくしたくない。
 
というわけで、色んな課題を新たにもらった募金となりました。
ありがとうございます。



2006年02月07日(火) 幼稚園ならでは

 今日は一日中、雪が降っていました。
幼稚園では、雪の中園庭で遊びました。
 新しいそりも買って、子供たちも益々気合が入って遊んでいました。
色水も出したら、シャーベットを作ったりスキーウエアがぬれるまで
遊びました。
 それから、念願の「焚き火」をしました。
火は知らなければ危ないですが、知っていれば暖をとることができます。
ドラム缶に豆殻や木切れを入れて火をつけました。
やはりあたたかい!
 今の季節しかできないことを沢山したいと思います。
幼稚園のモットーは「沢山外遊び!」
雨の日以外は外で遊ぶの通り、雪の日も遊びます。
 防寒はしっかりとお願いします!



2006年02月03日(金) 今日のニュースは

 今日のももようニュースは・・・・
なんと、孫悟空の話。写真の切抜きまでもってきていました。
それから、今日の豆まきの話題。
編集長の子供から、「先生、今日の豆まき、写真撮っておいてください」と頼まれました。さすが編集長!
 いつまで続くかたのしみな、ももよう新聞でした。



2006年02月02日(木) 編集会議

 昨日の続きで・・・ももよう新聞です。幼稚園であったことを「新聞にしようよ」と始まったももよう新聞。昨日は一人で作っていました。
 朝、「先生、仲間を募集したいんだけど」という申し出に、「どうぞ」といっておりましたが、皆が外に遊びにいったりなかなかいう機会がなかったようです。
 お帰りの時間になって、皆に募集のお知らせが放送されました。
「ももよう新聞を作りたい人は、私のところまで来てください」本人による呼びかけです。
 すると、4人の仲間があつまりました。
早速、事務室の傍らで、編集会議が始まりました。
・・・でも、どうも話がそれるので、「新聞はどんなことが載っているのか、考えてみて」と助け舟を出しました。
 出てきた答えは、
 「死んだ人」
 「事故」
 「つかまった人」
考えさせられます。世の中、悪いことしかないようで、子供たちに希望を与えられないのも、うなずけるような出来事でした。
 結局、幼稚園の中であったことを記事にしようということになり、明日までに考えてくることで、今日の会議は終了。
 子供たちのやり取りは実に楽しくて、また驚くような意見も飛び出して、子供の「前に進む力」を感じ、とても嬉しくなりました。
 世の中を、良いニュースであふれさせるには、私たち大人ががんばら泣ければなりませんね。



2006年02月01日(水) 新聞作り

 昨日積み木を積んだとき、ある子が「そうだ、このことを新聞にしようよ」といいました。
 その子は一人で題字を書いて、記事を書いて、写真も載せたいというので、写真をあげると、紙にはって、新聞を作りました。
 玄関にはってあるので、見てくださいね。
 積極的に何かをしよう!!というのはとても良いことです。
ただ、皆が賛成して協力するとは限りません。でも、一人でもやり遂げ満足している様子を見て、「仕事ってこういうことだな」と思いました。
 全員の賛成は得られなくとも、湧き上がる情熱ってあると思いませんか?
そういう情熱に出会って仕事を成し遂げる経験を沢山して欲しいし、沢山したいと思いました。


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