だだ争論

だだの日記

2008年03月23日(日) 目を閉じて君を想う時は

めっきり日射しが温かくなった。
季節はすっかり春。
だけど、僕はあまりこの時期が好きではない。
なんというか、季節がいい分、自分の孤独が浮き彫りになる気がするからだ。
特に、桜の咲く頃はかなり苦手。


そんな中、先日久しぶりにゴーイングのライブに行ってきた。
2年ぶりの高松遠征!
やっぱり地方の方がハコが小さく(200人くらい?)、
ステージとの距離が近いので一体感がある。
しかも、今回はなんと前から3列目の中央に陣取ることができた。
荷物は駅のロッカーを利用し、トイレを済ましてから入場しただけのことはある。
ゴーイングのライブも4回目で、成長の跡がうかがえる。やったね☆


一曲目から僕の大好きな「アロー」。
イントロのギターの音色を聞いて、”キター”って感じだった。

「きっと僕の住むこの街は夕暮れでできているよ」

いやー名曲です。僕のiTunes再生回数No1だけある。
これだけでも来たかいがあったというもの。
ほかにも、僕が好きになるきっかけとなった「ダイアリー」も聞けてすっかりご満悦。
センチメンタルという言葉が本当にぴったりくるロックです。


「今日初めて観る人とか、何回も観てる人とか
 友達と来た人とか、恋人と来た人とか
 たくさんいると思うんですけど

 あんまね、関係ないんだ
 ゴーイングの音楽に、何回も観てるからとか
 オレは昔から知ってるからとか

 そういうのじゃなくてさ
 もっとこう、もうホントに今日だけの
 今日でしかありえないような音楽を
 もっと、もっと創りませんか 」



アンコールでは、新曲の「初恋」を弾き語りで。
あの村下孝蔵さんの名曲で、今「白いなっちゃん」のCMでおなじみの。
「好きだよと言えずに初恋は〜」ってやつね。

その次は「チェロ」というインディーズ時代の曲を演奏する。
僕はこの時まで知らなかったのだが、
今回のツアーはインディーズデビューから10周年を記念したものだとか。
ツアータイトルの「目を閉じて君を想う時は」は、
この「チェロ」の歌詞の一部から。
なるほど、そういう意味合いのあるツアーだったのかと初めて気付いた。
どうりで新旧いろんな曲をやったわけだ。

この後ダブルアンコールを含めて3曲歌ってくれ、
最後までノリまくり飛びまくりで楽しむことができた。
いやー、本当に完全燃焼したよ。
日帰りで高松はちょっときついけど、元気をいっぱいもらっちゃった。


次回参戦予定は、休みが取れれば6月7日大阪。
晴れれば4月12日の岡山もあるかも。
行くぜ!!



2008年03月22日(土) 優雅で感傷的な誕生日

あともう少しで30歳になる。
しばらく前までは、あんまりいい気はしなかったけど、
その日が近付くにつれ、ある種の開き直りが生まれてきた。
もう三十代になることは明白だし、ジタバタしても意味がない。
来るなら来いという心境だ。

20代最後の夜は感傷的になるのかな、とか思ったりもしたが、
幸いにしてその日はパーティに参加することになった。
必要以上にセンチにならなくて済む。
お祝いの席だけに、あらん限りに言祝ぎ、楽しんでこよう。

次の日は仕事なのだけど、とうてい終電では帰れない
(パーティが20時30分スタートだから)。
朝までお付き合いする覚悟だ。
図らずも、長くて楽しい誕生日となりそうだ。



2008年03月20日(木) haircut100

去年の夏から、新しい美容師さんに髪を切ってもらっている。

それまで担当してくれた前任者の方もすごく楽しい人で
毎回癒しのひと時を過ごさせてもらったのだが、
今の担当者は、その方とはまた違った観点で、すごくいい!

興味の持ってることが似ていて話が合うし、相性がいい。
雰囲気も好き。


今日も、僕がサロンに行く前に図書館で借りてきた本の話で盛り上がった。
実はその人も、それを実践しているというから驚いた。
「周りに興味のある人がいないから、変な風に思われてますけどね」と言ってた時、
思わず心の中で”ミートゥー”とつぶやいた。


話が合うので毎回ついつい深いレベルまで話し込んでしまうのだが、
話しながら、自分の考えを整理することができて、
それもあって通うのが楽しみになっている。


随分前から知っているような気がするけど、
まだお会いするのは今回で5回目なんだよね。
いやー、本当にいいわ〜!
今日もためになるお話、ありがとうございました。



2008年03月16日(日) 好きだよと言えずに…

今日、弾き語りバージョンを生で聞いてきた。
ヨカッタ!




2008年03月10日(月) 3つの聖地巡礼

沖縄といえばリゾートとか南国とか、そんなイメージがあるが、
僕にとっては、とても敷居の高い場所。
思い入れが深い分、安易な気持ちでは行ってはいけないと思っていた。

だけど、ここ数年仕事で沖縄に行ったり、文化を学んだりしてきて
少しずつ気持ちに折り合いをつけることができていた。
そこでこの前の年末年始は、自転車でのキャンプツーリングを決行した。


今回は、9日間という滞在期間中、一番意義深かった日のことを記そうかと思う。

それは旅を続けて8日目の1月5日のこと。
この日は憧れでもあった3つの聖地を訪れることができた。
とても重要な日になることが分かってたので、
朝自転車を漕ぎ出してからしばらく、心臓が高鳴っていたのを、
昨日のことのように覚えている。



まず1つ目が久高島。
沖縄という信仰の強い土地の中でももっとも重要な場所で、
祖神アマミキヨが降り立ち、国づくりを始めた島。
そして、12年に一度午年に行われる大祭・イザイホーの島でもある。
(ただし、イザイホーは過疎などを理由に1978年以降は実施されておらず
 存続が危ぶまれている)


久高島、というよりイザイホーのことを最初に知ったのは
やはり短編小説「眠る女」。
あるいは、イザイホーを意識した祭礼が出てくる「マシアス・ギリの失脚」だったろうか。
こんな祭があるんだなと思ったものだった。
ちょうどその頃、集英社新書から「日本の魂の原郷 沖縄久高島」という本が出版され、
難しい内容ながら興味深く読ませてもらった。

…という経緯があったものの、実は直前まで行こうかどうか迷っていた。
フェリーは時間が限られているから、行って帰ってきたら半日がかり。
時間に余裕がない中で行くよりかは、また機会を作って行こうかと。
ひとまず港まで行き、出航時間を確認したが、それでも迷っていた。
他の行き先とこの島とを天秤にかけた時、今行くべきはこっちの方だなと踏ん切りがついて
ようやく切符を購入したのは、フェリーが出る10分前のことだった。

約20分の航行後、さっそく自転車という機動力を駆使。
全体像を把握するためいったん一番端まで行き、そこからのんびりと巡る。
巡るといっても、なんにもない島だけど。
御嶽とか広場とかでも、特に看板があるわけではないので少々分かりづらい。
あやうく見過ごしてしまう箇所も多々あった。
でも、ここが神の島であり、かつてイザイホーが行われていたことを、
静かに感じ取ることができた。

ただ、ある砂浜に出た時、若い女性が一人、座り込んで物思いに耽っていた。
こういう島で、こういうゆるい空気が流れているなかで、
本当にいい過ごし方をしているのは、彼女の方だなと、
時間の都合で慌ただしく回ってしまった自分をうらめしく感じた。
正味2時間ほどの滞在だったが、一日がかりで訪れてもいいと思った。



次に向かったのは斎場御嶽(せーふぁうたき)。
世界遺産にも登録されているので、割と知名度はあるのかと思う。
ここも琉球王国にとっては、最高の聖地。
そしてやはり、彼の地に在住されていたあの作家の著作によって、
僕は知ることとなった。

沖縄の人にとって「御嶽」がどのようなものなのか、
ヤマトンチュの僕には分かりかねる部分もあるが、
今でも東御廻り(あがりうまーい)に代表される聖地巡拝が行われているそうなので
その存在は推して知るべし。

薄暗い小道を歩き、三個理(さんぐーい)と呼ばれる拝所に辿り着く。
巨大な鍾乳石が並ぶ、不思議な空間だ。
奥からは先ほどの久高島が望める。
ちょうど他の観光客が途絶えた時間帯だったのでこの空間を独り占め。
全体が厳かな雰囲気に包まれていて、
目を閉じれば、なにかを感じれそうな気がした。



そして、最後がアマバル。
文字通り「アマバルの自然誌」の舞台になったところ。
もちろん今回の旅で最重要ポイントであることは言うまでもない。
(ミーハーと指摘されれば、それまでだけどさ)

もっとも、アマバルという地名は、地図のどこにも載っていないので、
おおよその見当をつけざるを得ない。
しかし、そこは読図精神旺盛なだだくんのこと。
今までの記述を読んで、ある程度絞り込むのに成功した(と思う)。

現在、フランス在住の池澤さんが、5年ほどお住まいになられた場所。
「静かな大地」などの名著が書かれた場所。
アマバルに来て、僕がなにかした訳ではないのだが、
ただただ、「ここなんだぁ」という感慨深さでいっぱいだった。
昨年は2回ご本人とお会いする機会があったが、
これまで以上に作品を身近に感じることができそうだ。



長かった旅も終盤を迎え、明日は大阪に帰るという日であったが、
これで決して終わりではなく、
むしろ始まりなのだという気がしてならなかった。
念願だった場所を訪れ、めでたしめでたしではなく、
この経験をどのように活かして、どう行動に移していくのか。
それこそがまさに重要なのではないかと。

僕の旅は、まだまだ終わらない。



2008年03月09日(日) パターン化された休日

先週、先々週と瀬戸内にカキを食べに行ったり、芝居を見たりしてきたけど、
今日は久しぶりに予定のない休日。

少しだけ片付けたいことがあったので
お出かけはお預けにして、終日カフェと図書館で過ごす。
ここ2、3年、予定がない時の定番の過ごし方。
知識は得られるし、おもしろくはあるのだけど、
パターン化されすぎてて、発展性がない気がしてるのも確か。
ただ、今自分がすべきこと、学びたいことの資料を探す必要があったので、
天気がよくてうずうずしてたけど、グッと我慢。
あと1ヵ月で、少しでも方向性を明確にしておけるように。

今度の日曜は高松に行こうかと思う。



2008年03月02日(日) 悠々として急げ

今年のテーマはずばりコレ。
文字通りの意味。

パクリで申し訳ないですけど(笑)


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