★ 夏海の日記 ★

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2015年10月23日(金) ベンゾジアゼピン

アメブロでは 禁止事項が多いので、念のために こちらに投稿します。

ブロ友さんが メイラックスを処方されたって記事に書いていたので、ちょっと調べてみました。

今の マイブームは、『医薬品インタビューフォーム』というもの。

もともと どういう経緯で、どういう目的で開発されてものか?

どういう臨床検査を行ったのか?

副作用などは どういう理由で その項目を注意事項として啓発しているのか?という

詳しい内容が書かれているので、医学好きの私には 理解しやすい内容となっています。

ってことで、こちら ↓

メイラックス 医薬品インタビューフォーム


まず 1ページ目に書いてあったこと



2.製品の治療学的・製剤学的特性

本薬はベンゾジアゼピン系の持続性心身安定剤である。

動物実験で、既存のベンゾジアゼピン系化合物の中では抗不安作用が強く、
筋弛緩作用や協調運動抑制作用の弱いことが確認されている。

臨床的には、1 日 1 回もしくは 2 回投与により、
神経症及び心身症(胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎過敏性腸症候群、自律神経失調症)における
不安・緊張・抑うつ・睡眠障害に対し確実な治療効果を示し、
その効果発現は速やかである。

市販後使用成績調査の結果、副作用発現症例は 14,522 例中 545 例(3.75%)676 件であった(錠剤、再審査終了時)。
一般臨床試験において副作用が認められた症例は 55 例中 10 例(18.18%)15 件であった(細粒、承認時)。

重大な副作用として、薬物依存、離脱症状、刺激興奮、錯乱、幻覚、呼吸抑制があらわれることがある。



で、早速 ベンゾジアゼピンという説明があって、
薬物依存があって 離脱症状(が キツイ と言う意味だと思われる。でなければわざわざ書かないし)

で、即効性があるってこと。

即効性があって、不安を 振り切ってくれる薬だから、飲むほうとしたら楽だよねってブロ友さんに伝えました。

即効性があって、これを飲んだら楽になれるって知ってしまうってことは、薬の依存に加えて 精神的依存にも陥りやすい。

大丈夫
大丈夫
これさえ飲んだら楽になれるから、今だけの辛抱 とか、

大丈夫 大丈夫
これさえ飲めば楽になれる。今だけ 飲んでおこう。いつだって止められる。。。

この記事の前に ベンゾジアゼピンは 麻薬と同じ効き方をするって記事を書きました。

この 乖離症状が辛いから、『今』はそれほど無理して頑張る時じゃない。
『ストレス』を緩和して 無理なく断薬を進めるのは、問題ないよね?
私って 駄目なヤツじゃないよね?っていうのの味方をしてくれる最強アイテムです。

断薬っていうのは 最後には精神論との戦いになります。

どれだけ我慢ができるか?っていう我慢大会になるんですよね。

どれだけ 飲みたい誘惑に勝てるか?

麻薬っていうのは、本当に 麻薬って表現しても良いもの だと思います。


では 資料に戻って。。。

有効濃度は 不明。

利き目を発揮するのは 0.8時間後 つまり48分後に 一番高い血中濃度に振り切ります。

そして急降下をして 12時間後には マックスの60%程度の濃度になり、
そのまま緩やかに下降して120時間までは50%くらいと、あまり変わりません。

資料が途中で切れているので、どんな感じなのかは予測でしかないですが、そのまま同じような緩やかさで168時間には40%くらいな感じに読み取れます。

つまり 本当に効いているのならば、12時間まで であること。

もし 利き目が50%程度でも有効なのであれば、120時間は飲まなくても良いという結論に数字をみた限りではなるかと思います。

さて
ってことは、

>日1回が 正しい処方の仕方なのか?

そこから 突っ込まないといけない問題になりますよね。



次に 併用注意と その理由 の項目

本剤の代謝には主に肝薬物代謝酵素 CYP3A4 が関与している為に、併用に注意が必要

★ 四環系抗うつ剤 マプロチリン塩酸塩 等

  併用中の本剤を急速に減量又は中止すると痙攣発作が起こるおそれがある。

  【理由】
  本剤の抗痙攣作用が、四環系抗うつ剤による痙攣発作の発現を抑えている可能性がある。


はい。
ここ ツッコミどころ。

四環系抗うつ剤が原因で発症している痙攣発作 を 抑えていると?!
そういう 使い方をされている場合もあるぞ?

つまり 不随意運動と呼ばれている アカシジアが発生した場合、これを飲ませとけ〜ってなるってこと?

あと 気になることが書かれていたけれど、これを書いちゃマズイと思うので割愛します。


ちょっと疲れたので、こんな感じで後は ご自分の目で確かめてみて下さい。

夏海も 医者も 妄信したりせずに、どうか ご自分の中から答えを見つけてくださいね(*^_^*)


2015年10月16日(金) 『尊厳死』だってさ

この記事を やっと読むことができました。  
(真夜中に 何やってんだか 笑)

安楽死・尊厳死を認める「死ぬ権利」法が成立 カトリックのカリフォルニア州知事はどう決断したのか

どうしたら『自殺』ではなく『合法的』に見えるように死ぬことができるのか?を ずっと考え続けて来た私が思うんだけれど、

自殺か 自殺じゃないかって、本人の意識に過ぎなくて、
「これって 『合法的』よね」 って信じることができるのならば、それは『自殺』ではなくて、
それを 本当に信じ切れて 心安らかに死ぬことがでるのであれば、この法律は有効的な法律かも知れないなって思う。
(そうは思えない私には無理だけれど。)

人の死って 誰かが決めるものじゃなくて、
自分が求めて生命を終えるのは、全部自殺だって私は思うの。

例えば、見かけは病気が悪化しただけ だけれど、それは本人が自ら進んで 悪化させることを望んで、
運が良かったら死ねるかも?って願って悪化させたのであれば、見かけ上は『病死』だけれど、まんまと望みどおりに死ねた『自殺』だと思うのね。

例えば、見かけは登山中の事故であっても、運が良かったら死ねるかも?って思いながら危険な計画や危険な場所に進んで行っていたとしたら、
安全対策を全く考えない無防備な登山計画を わざと立てていたとしたら、
滑落事故だったり、雪山遭難だったり、滝から落ちることだったり、そんな『見かけ上』は事故だったとしても、それは まんまと自殺出来たって ラッキーな出来事だと覆う。

自殺者は 天国じゃなくてどこへ行く?
自殺者は 浮かばれない。

『死にたい』と思って それを成し遂げた人は、さて どっちに分類して貰えるんだろうね?って思うの。
実は ちょっと笑っちゃう。

死んじゃってから、あれあれ〜 自殺と変わりないぞ〜ってなるのか、
自殺しちゃっても、合法的に死んじゃった人と同じ道を行くのかって、
死んで見ないと分からないわけじゃん?

それは 誰かに聞ける問題じゃないし、
結局 生きている側の問題なんじゃないかなって思う。

あとちょっとで死ねたのに、ちょっと早く終わりを操作して、心安らかに死んでみても、
死んでみたら 、自殺も他殺も自然死も全部同じだってのかも知れないし、
逆に 「あんたさん 『自殺』でっせ。はい 残念!」ってなって、あと半年我慢すれば良かったえーってなるかも知れない。
死後の世界って 生きている者に操作できない世界だもんね。
誰にも分からないこと なんだよね。

だから結局、
自殺幇助(ほうじょ)って罪があって、自殺するのを助けることは 殺人になるから、
生き残った人が罪を被らなくても良いようにって 『尊厳死』って法律が制定されないといけないんだよね?って私は思ったんだけど。

これは 『合法的』であって、死にたい人の手助けをしたのではない。
これは 『合法的』な『尊厳死』であって、自殺ではない。

それを 法律で定めて 『罪』ではないよってシステムができただけ なんだと思うな。。。

ねえ?

昔の日本に存在した 切腹ってシステムは 自殺だと思う?尊厳死だと思う?
昔の日本に存在した 特攻ってのは、自殺だと思う?
世界中で起こっている 自爆テロは、自殺だと思う?

危険地帯だよって言われている外国にわざと行って 殺されるのは 自殺だと思う?
地雷除去のボランティアに行って、そう意識してわざと爆死するのって、自殺だと思う?
感染病が蔓延している場所へ行って、看護ボランティアをしていて、運よく感染して死ぬのって、自殺だと思う?

私に関して言えば、死ななくてはいけない理由が 外側(自分以外)にあるのか 内側(自分)にあるのかの違いがあるだけで、全部自殺だと思うんだけれど。

23:31:22


2015年10月07日(水) ベンゾジアゼピン系薬物 と 麻薬

中日新聞の朝刊に掲載されている『睡眠』についての記事で、とても重要なことなのに サラッと書かれすぎていることがありました。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は 麻薬と同じである。

これは、睡眠薬だけ の問題じゃなく、全ての『ベンゾジアゼピン』に言える問題だと思います。
なので、中日新聞を読むことができない人向けに 公開します。
(注意:私は中日新聞社に許可を得て転載しています。著作権は 中日新聞にあります。








猿と人間の脳で大きな違いは、人間は考える神経細胞が存在する前頭葉が高度に発達していることである。
だが、考えて過ぎるがため、古今東西不眠症に煩ってきた。

1960年ごろまで不眠治療に使われたバルビツール系の抗精神病薬を、第一世代の睡眠薬と呼んだ。
量に応じて筋弛緩作用が強くなるので、大量服用により呼吸が停止し、死に至った。
その後、第二世代の睡眠薬のベンゾジアゼピン製剤(BZD)に置き換わり、今日でも使用されている。

ところがこの薬物は、体に働く仕組みが麻薬と似ていて、依存すると主作用以上に副作用に苦しむことになる

そのため、第三世代の睡眠薬が現れた。
それを非BZD系薬物と呼ぶ。

おかしな呼び方だ。
第一世代と第二世代は薬物名で呼んでいた。
ところが第三世代は薬物名ではなく、第二世代を否定する名前となっている。なぜか。

麻薬中毒に類似した症状を示すBZD依存患者が多くいる今、まずはBZDの投与、服用を回避することがまず第一である。
そして新たなBZD依存患者をつくらないために、

「依存しない」
「長めに服用しても効果が落ちない」
「筋弛緩作用が少ない」
「中止しても不眠がリバウンドしない」 
など、

自然睡眠に近い状態の安眠を目指すのが第三世代睡眠薬である。
次々と新薬が開発されている。

(名古屋市立大病院睡眠医療センター長 中山明峰)


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