ちゃんちゃん☆のショート創作

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久しぶりの更新がこういう形とは・・・。
2005年04月01日(金)

 えー、このところずっと更新していない「ちゃんちゃん☆ のショート創作」を覗きに来て下さっている方々へ。
 お久しぶりです。ちゃんちゃん☆ です。実は今日、ここへ大事なお知らせを書きに参りました。

 本日2005年4月1日をもって、ここ「ちゃんちゃん☆ のショート創作」は削除いたします。皆様、長らくありがとうございました。


 ・・・なんてね。ウソですよんvv
 折角のエイプリル・フールだし、そのくらい書いても良いでしょvv
 とりあえずここは当分削除しません。更新はしないかもしれないけど(ーー;;;)

 ただ今日は、我らが愛しきキャプテン・ウソップの誕生日だと言うこともあり、こちらに久しぶりに小説を1本、UPします。
 とりあえず、健全。(一応このコーナーの作品は、全部健全だって知ってます?)そのうちこっそり「来楽堂」にもUPいたしますが、よろしければ今月中DLFにしようかと。

 ただ、HOMEへのリンクは各自の判断にお任せしますが、この作品がちゃんちゃん☆ 作だということだけは、明記してください。で、出来たら掲示板かメールで「持って行ったよ」とご報告していただけたら、尚嬉しいな、と。
(でもサンウソでもないのに、持って行かれる人っているのかなあ?)

 では。「ちゃんちゃん☆ のショート創作」初のOPSSをどうぞ。直書きだからかなりおかしな文章になるかもしれない・・・。
 
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☆宛名のない贈り物☆



 夜は俺様の誕生日パーティをするってんで、キッチンでサンジの手伝いをしていたら、外にいたナミに呼ばれた。

「はい」

 そう言って渡されたのは、何やらボロい紙に包まれたもの。

「何だよこれ? お前から俺への誕生日プレゼント、ってわけじゃ・・・」
「ないわよ。大体、こんなボロっちい紙に包んだりすると思うの? カワイイ包装紙か、いっそのこと何も包まずに手渡すわよ、あたしなら」
「・・・だよなあ。それに他の連中だって、直接俺に渡すだろうし・・・一体何なんだ?」
「知らないわ。さっき新聞を持ってきたカモメと入れ違いに、カモメ便が来たのよ。宛名が書いてなかったからついあけちゃったけど、多分あんた宛だと思うわ」
「は? 何だそりゃ」

 ちなみに、故郷からのカヤや元・ウソップ海賊団からは、誕生日にめがけての手紙をもらった。だからこの小包があいつらからのものである可能性は、低い。
 首を傾げつつも、俺はナミがそっとはがしたであろうテープの跡から包みを開き───声も出せないくらい、驚嘆した。

 そこに入っていたのは、潮風に侵食されないようにと油紙に何重にも包まれていた、パチンコ用のゴムだったんだ。

「・・・・・・」

 ナミは笑うような、それでいて泣きそうなような、複雑な顔をしていたけど、俺様は気遣ってやれる心の余裕がなかった。

「サンジ! 悪いけど俺、1時間だけ休憩な!」
「ちょっと待て長っ鼻! てめえの誕生日パーティの準備だぞ! それを・・・」
「手伝いならあたしがするわ。1時間ウソップに休憩させてあげて、サンジくん」
「ナミさん?」
「ナミ・・・」
「これがあたしの、あんたへの誕生日プレゼントよ。何も思いつかなかったところだったから、ちょうどよかった。せいぜい感謝しなさいね?」
「・・・・・おう」

 鼻をすすりながら俺様は、マストの上へと急いで登る。
 ・・・こんなめでたい日に、涙なんて誰にも見られたくなかったから。


*****************

 贈られたパチンコのゴムに、俺は悪態をつく。

「・・・何だよこれ。今のパチンコには、もう短すぎるじゃねえかよ。2つ3つ結ばねえと使えねえじゃねえかよ。
・・・いつまでも、俺が小さなガキのままのつもりで、いるんじゃねえよ・・・ろくでなし親父・・・」

 便りなんてずっと、来たことがなかった。
 お袋が元気だった頃も、病気になった頃も、そして───俺様があの家に1人、取り残された時も。だから「あいつ」の頭の中にはきっと、元気だったお袋と小さかった俺様が、やさしく笑ってでもいるんだろう。

 どうやって俺様の所在を知ったのかは、知らない。
 けれど、この贈り物をカモメに託した時、どれほどの勇気を振り絞ったのか───今の俺なら、分るような気がするんだ。

 つき返されるかもしれない。
 あるいはこのご時世だ、該当者不在で、帰って来る可能性だってある。
 それでも、贈らずにはいられなかった者の気持ち、ってヤツが・・・。

「仕方ねえなあ・・・モノには罪はねえし、ちょうどゴムも切れ掛かっていたから、使ってやるよ。せいぜい酷使してやるからな。覚悟しやがれってんだ」

 悪態をつきながら、俺は空を仰いでその人を偲んだ。

 元気でいるんだな。
 俺も、元気でいるぜ。


《終》




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