竜の爺の戯言日記
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2004年05月23日(日) 壊すだけただそれだけに命賭け 男の生きがいこれにて終わり

書店に月3回必ず足を運ぶ竜の爺だが、これは定期的に発刊される月刊誌の発売日にあわせたもので、この日出掛けると、半日家を空けることになる。購買するだけではなく立ち読みの書誌(笑)もあるからで、中には、思わず買ってしまう書誌もあって、財布には余分の金額を絶えず入れておく事になる。この日に限っては。

書店で立ち読みする書誌といっても、新刊の単行本は完読出来ないから(笑)専門の月刊誌やら週刊誌(漫画雑誌も含まれるー笑)等で、大抵はパラパラとめくって、気になる部分や参考になる記述、記事などを記憶して、この記憶容量が一杯になってしまうと外に出て、メモしておく。財布が豊富なら、買い込んでしまうが、今は無職の生活だから昔のように積み重ねることは出来ない(笑)続きを読みたいときは近くの別の書店の「はしご」となる。(笑)

書店を見渡すと、何処の書店も書物、雑誌類はコーナー別に分けられていて、これは購買者のためもあるが、書誌を売る側の管理のためでもある。その中の「男性選科コーナー」の中には車やらオートバイ、アウトドア関連の書物に交じって戦記もの戦争に関する書物が意外と多くある。自衛隊員の働きを鼓舞する書誌もある。当然、自衛隊員として組織にかかわった国民の大きさから見れば、これらの人達を対象にした書誌を発刊して商売をするという事業を起こそうと考えるのは当然の事だけれど、こうした書誌が以外に堅調な伸びを示している。とは言え、こうした書誌を女性が手にすることは無いだろうと思う。どの書店に行っても売るための書店側の配慮なのか、女性選科のコーナーに置かれた例を知らない。

その戦記もの戦争に関する書物の中でWEARON(ワールド・ウェポン) 第87号 5月18日 発売では空中、地上、海上そして深海の敵に対して使用される各種のミサイル、爆弾、ロケット、さらに究極の戦略兵器としての核爆弾。これら兵器のプロフィールや運用、防御の仕組みについて解説している。たとえばLANDでは94mm砲、114mm対空砲MkII等、SEAではコンバタントI級、コンバタントII級他、AIRではブリストル・ブレニムMkIF、ポリカルポフU-2他、WEAPON SYSTEMSでは無誘導重力落下式爆弾他、さらにBATTLESとしてアフガン侵攻の教訓として「大戦後の戦い:アフガン侵攻」を掲載している。

兵器の書誌の購買が堅調だということは、人を殺し、物を破壊するだけのこうした兵器に惹かれる人が多いという事を証明するのか、という疑問を抱くが、最近のゲーセンでの好評ソフトは大抵敵対物を破壊抹殺することが主眼となっていて、クリアする事が仲間内の関心点であり、敵対物を破壊抹殺することに付いての意味は何も無いという状況を考えると、これら、書誌に掲載された兵器の戦果や性能が実社会でどんな状況を引き起こしているかという点に付いて思い馳せることは無いだろう、と思われる。当然書誌に掲載される兵器を含む軍事作戦の最近の戦闘機材は秘密になっているから公表されていないが、イラクではボーイング AH-64D アパッチと呼ばれる高性能軍事用ヘリコプターが使用され、イラク人民の圧制に威力を発揮している。
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陸上自衛隊では2001年8月27日、AH-1Sの後継となる次期戦闘ヘリコプターとしてAH-64Dアパッチ・ロングボウを選定し現在決定している今後の納入予定は、2005年度に2機(2002年度発注分)、2006年度に2機(2003年度発注分)、2007年度に2機(2004年度発注分)となっている。2005年度までの現中期防(中期防衛力整備計画)期間中に10機の導入が決定しており、最終的には60機が導入される予定になっています。これらの兵器の購入価格が幾らなのか、はまだ調査していないので後日掲載したい。


2004年05月18日(火) おら元気おめぇどうした病院さ ここはまんずに大丈夫だっぺ

今月当初高熱の為に一週間入院した竜の爺だが、その後の様子徴収のため病院に赴いた。ところが国立病院として今まで慣れしたんで来たこの病院の表札が真新しい「独立行政法人 国立病院機構 霞ヶ浦医療センター」に変わっていて、???と不審の面持ちで待合室に順番を待ちながら、それとなく広報誌はないかと捜したら、有った。平成16年4月1日、全国の国立病院・療養所は厚生労働省から「独立行政法人 国立病院機構」に移管され、独立会計をしなければならなくなりましたと・・・・でも、何がなんだかよく分からない。

外来の人の数は月曜日の為なのか、ごった返していて、予約時間より1時間も送れて呼び出され、ものの5分もしない問診で無事終了となり、230円の診察料と100円の駐車料金を払ったが、医師は忙しいから国立病院から医療センターに何故成ったのかを聞くことが出来なかった。まぁ、患者が自分の病状以外のことを質問することってないだろうから(笑)質問されたら医者も困っただろう。顔見知りになった看護婦に出会ったのでそれとなく聞いて見たら、自主経営になりましたから職員は、お客様に来ていただくために努力する事だと、はい、と。ま、患者は病院にとってお客様には違いないが(笑)


サイトを調べてみたが、「独立行政法人」と言うものがあって、この移行は「独自性・自主性を発揮して経営効果を最大限にあげる」ための処置だと分かったが、要は国の補助を当てにしないで病院自体の判断で病院経営をする。そのためには国立ではなく法人格の団体として営業努力を重ねろ、と言う事らしいのだが。特に収支に付いては、その病院で責任を持って対処しろという、坂口氏の省令が掲載されていて、その他にめぼしいものは「工事中」に成っていた。(笑)もうひとつ分からない言葉で日本医療機能評価機構認定病院と言うのが有る。これらは行政改革の一環なのかもしれないが、今までのシステムを直すと新たに新しいシステムが構築されて、そこに集まる人達により利権が発生する。病気をしてみて始めて病院と言う経営とそれを取り巻く利権の世界に少し触れてみた思いだ。

急遽 既存案内に張り込んだので 白のバックがよそよそしい。


2004年05月17日(月) 買い換える財布の中身無い家は 皐月の雨にごろ寝ふて寝で

記憶している人が居るかもしれないが13日に一都十県を受け持つ関東経済産業局が今年3月を中心とした管内経済情勢を報告している。これによると前回の報告の経済情勢判定の「持ち直しの動き」から「緩やかに回復している」と5カ月ぶりに景気判断を上方修正した。上方修正の要因は生産が順調に増えていることに加え、雇用情勢の改善などによるという。この上方修正の判断は本当なのか、と調べてみると、なにやら思惑がありそうな上方修正で、まさか自民党が選挙目当てに裏で操作しているのではないかと思われるのだ。たとえば、3月の鉱工業生産指数が前年同月比では生産、出荷ともに十九カ月連続で前年を上回り、「持ち直しの動きにある」としている。しかし2000年を100にした場合は93.0であり前月比とした場合は1・2%減と二カ月連続で低下しているし、出荷も2カ月連続で前月を下回わり生産、出荷ともに前月割れとなって居る。

こうした報告の数字データーの並べ替えで、一見して減になっている部類別の産業枠を意図的にプラスと感じてしまうような表の作り方は、仕事を確保したいクライアントとしてよく使う手だが、経済産業の動向を扱う機関としては、政府の要請に対峙するような発表はこの時期避けたかったのだろう。これと言って、国民が喜ぶような成果が目に見えてこないだけに、少なくとも、現政権としては景気のマイナス面よりも、いくらかでも上向きの要因を並べておきたい、という、そんな圧力があったのかもしれない。たとえば個人がどれだけ消費したかという商店の売り上げ高が積算の基準とされているが(零細商店はなぜか除外されていて、面妖な事もあるが・・)個人消費は一部に持ち直しの動きがみられると分析されている。しかしよく見てみると、3月の大型小売店販売額は、7859億円、2003年同月比5・0%減と2カ月ぶりに前年を下回って居るではないか。前年に比べ土・日曜日が合わせて3日少なかったから、もし土・日曜日が合わせて3日多ければ3月の大型小売店販売額は2003年度を上回っていたはずだと(笑)指針にレバタラありというのはどうかと思うが。

百貨店4・7%減、ス ー パ ー5・2%減、東京圏5・2%減・東京圏以外3・9%減と2003年同月に比べて全てが落ち込んでいて、「景気判断、5カ月ぶりに上方修正をした」という関東経済局のプレス向け発表には疑問を抱かずには居られない。ま、こんな発表は零細の商店や普通の人達にとっては何の意味もないが、今年は選挙があるからなぁ、未納議員を含めて、試練の年になりそうで、国会議員の先生と呼ばれる人達は・・・


2004年05月15日(土) 風強し汚れた川面鴎飛ぶ 餌やる人の声切れ切れに

霞ヶ浦の湖水清浄化運動のチラシが回ってきた。養殖鯉が大量に死滅して問題になった霞ヶ浦湖の水質の悪さは目を覆うほどで、竜の爺が始めてこの湖水でボートに興じた40年前は河口近くで蜆が取れたし、泳ぐ事も出来た。今はブラックバス釣りの人達が都心周辺からやってくるが、近くの住民は湖畔に近寄りもしない。この40年の間に霞ヶ浦湖畔のあちこちに大型の団地が幾つも造成され、ゴルフ場が出来、見渡す限りの田園風景、と言う事はなくなった。そして、移り住んでくる人達は、もともと霞ヶ浦湖は現在のように汚れていたのだと思っている。この大きな湖水の清浄化は、1地方字自体の役所の頭としても手が付けられない大問題なのだ。なにしろ、湖に流れ込むあちこちの川の管理は幾つもの自治体が権利を保有しているのだから。それにしても、環境問題も普通の市民として、国民として何が出来るのか、と言う問題意識を普段持つ事はない。環境庁というお役所のお触れ(公示−笑)等が回覧板で各家庭を巡回したとしても、大抵は素どうりさせてしまうか、読んだところで、ふんふん、そうか、でお隣のポストにポトンと入れて、次の瞬間に忘れてしまう。


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